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『真田丸』23話「攻略」 北条のご隠居様が薄化粧した夜

2016-06-13 18:01:48 | 大河
2016年大河『真田丸』23話「攻略」のネタバレ感想のようなものまとめ。
 
 

北条ターンと忍城ターンの温度差ぇ……あと直江スナギツネ……


※ちょっと時系列入れ替えてますが、あまり気にしないでください。



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■グンマーよかったね


さて、北条征伐。
陣取りを任されたのは石田のみっちゃん。


「上野といえば真田」

グンマー、本当に今作で報われてるよね。



■ざまあ家康www


 
「それがしは徳川の与力。 しかしながら殿下のご命令とあればこれは仕方ありませんな。やりましょう!」

ノリノリのパッパに、解せぬ顔の家康たんwww


「いやいやいやいや、残念でござった。
 それがしも徳川殿の下で戦うのが楽しみであったのだが、殿下のお指図とあらば仕方ない」


パッパ、顔、顔。
あんた顔に「ざまあ家康」って書いてあるがな。



 
家康「(真田絶対許さない許さない真田)」
パッパ「 '`,、('∀`) '`,、 」

源次郎「マジこいつら… (´・ω・`)」




■上杉の御屋形様、お久しぶりです



「私の御屋形様への思いはひとつも変わっておりませぬ」
「源次郎…すまぬ」


御屋形様ぁ……
何その、気まずい別れ方をしちゃった元カノに対して、そっと笑みを浮かべて「ごめんね」みたいな……

。・゜・(ノД`)・゜・。




■はい言質とったー!!



「私はこの戦、すべきではないと今でも思っておる。
 だがやるからには必ず勝つ。負け戦ほど無駄なものはない。そして私は…無駄が大嫌いだ」


はい言質とったー!!言質とった!!
やるからには必ず勝つって言ったー!!



ヤマコーさんに『無駄』という単語を言わせるのもまた妙技ですが。
文脈や雰囲気からして
「マジじめじめしてかったるいから戦なんてやめようぜー、あーもうこれだからバブル世代は……あーもうほんと勘弁」
っていう感じの『戦は厭にございます』が個人的にドツボです。
(あくまで個人の感想です)





■治部&刑部



「間もなくこの日の本に殿下の敵はいなくなる。その先は…」
「海を渡って、明を攻める」
「北条攻めはその日のための手慣らしじゃ」


陣羽織も鮮やかに『次の一手』を語る治部&刑部。
(なんか漫才コンビ名っぽくなっちゃった)




■秀次と桜



「ひとつき早く来れば満開だったはず。さぞ美しかったであろうな」

戦を祭りとして楽しむのではなく、桜を愛でる風流人・秀次。
秀次は、この先こんな気持ちで桜を待つことあるのかな。
なんだか切なくなってきた。




■徳川絶対許さない


 

※大事な話をしていますが、連れション中。


源次郎「(おいこら人の鎧で小便拭きやがって、マジ徳川絶対許さない、後で絶対追い詰めるからな)」

そこまで思っていたのかどうかはわからない。



■関東の連れ小便



秀吉「関東の連れ小便として語り継がれようぞ」
家康「(えっやださっきしたばっかり)
源次郎「(ざまあwww)




うーん、気持ち良さそうだな。


「関八州をやる代わりに江戸に移ってもらうから。駿河や三河はもういらんだろ。江戸もいい所らしいぞ」
「……( ゜д゜)」


※大事な話をしていますが、連れション中。



まさか公式サイトの予告カット。
こんなセリフだったとは思いもしませんでした。





■ショッピングプラザ利休


で、小田原に連れてこられた茶々様は、源次郎とお散歩。

 

ショッピングプラザ利休、小田原店でーす。
扇子1点お買い上げありがとうございまーす。



「せっかく来たからには城が焼け落ちるところまで見ておきたいわね」

茶々様そういうこと笑顔で言わないの。
3回目になっちゃうじゃないの。

ていうか小田原城、こないだ平成の大改修終えたばかりだから焼け落ちるとか言わないの(そうじゃねえ

 
「どうなってしまうの?あの城は。北条は滅びてしまうの?」
「そうやって世の中は新しくなっていくのです。取り残されたものは消えゆくしかございませぬ」


後年の源次郎と茶々様に突き刺さるんだろうなこれ……

北条だけでなく、『取り残されたものたちが消えゆく様』を源次郎が見る。
また源次郎視点で視聴者に見せる。
テレビのこちらから見てる側は、最終的に源次郎が取り残されて消えてゆくのを知っている。

この先、何回かまた似たような言葉は出てくるのでしょう。
そのたびにゾクゾクっとするのかな。





■大義を見いだせない戦


そのころ。松井田城。

 
「どうもやる気が起きん」
「わしもじゃ」
「秀吉のために城を落とすというのが引っかかる」
「この戦には大義というものを見いだせぬ」
「そう大義がない、大義が」


大義がない戦、秀吉のために戦いたくなんかない、と昌幸パッパと上杉の御屋方様が大事な話をしてるんですが。



「真田タヌキ……おまえが大義を言うとか」な直江殿の目線が気になって仕方ない件。


「次に攻めるのは武蔵の忍城でございます」

さあはじまりまするぞ、のぼうの城。



■乱世でしか生きられぬ男


「のぼうの城」のその前に。


(ちょっと出浦様この登場の仕方息止まるから)


「千載一遇の好機だ。今我らが北条と手を結べば必ず勝てる」
「誰に?」
「秀吉じゃ」
「真面目に仰っているのですか?」
「冗談を言うように見えるか?」


見えません!!!!


「ここで秀吉を倒してどうされる。また乱世に逆戻りするだけじゃ!」
「乱世にしか生きられぬ男もいるのだ」

出浦様、戦闘民族ですか!サイヤ人ですか!!




■そこにのぼう様がいる!


信幸、やってきました忍城。

 

心の目でみれば、のぼう様が見えるはず。
甲斐姫も見えるはず。




ほら、うっすら見えてきたはず……




■「私なら3日で落とせる」


忍城に手こずる真田&上杉。
そこに怒ったのが石田のみっちゃん。
大谷殿が「落ち着け」と諭すも……


「私なら3日で落とせる!」

はい言質とったー!!
三成、忍城を3日で落とすってー!!





■誰かストッパ持って来てやれよwww


長戦になるとは知っていたけれど予想以上。
「それはそなたの読みが甘かったということじゃ」
と大親友の大谷殿に痛いところを突かれてしまい…

「伊達はまだなの?!」
今度は逆方向にイライラしはじめて……

「もしや北条方につくんじゃね?」
「ありえない!!」
「フフフ……まあ落ち着けよwww」


なんか大谷殿面白がってないか?
いやこれもまた友情の形。

でもみっちゃんのポンポンもう限界。


「もうやだお腹痛い!!」

これに対して


「案外細やかな男なのだ」

大谷殿、いいからストッパでも正露丸でも持って来てやれよwww



■みっちゃんの3つの弱点


なかなかうまいこと行かない北条征伐。
ちょっと殿下も「めんどくせーなー」って。


※まだるっこしいときにお使いください。


「佐吉は何してんの」って殿下が聞いちゃったものだから。

 
・実戦経験ほとんどない
・字が汚い
・お腹痛い


一気に弱点が暴かれてしまったみっちゃんwww



「いかがでしょう。このさい石田治部に忍城を任せてみるというのは」
「(ちょ待ってねえ待って、刑部殿待って今超腹痛いからマジで待てってば!!!)」





■直江殿の表情のご注目ください


で、上杉の陣にきた三成。

みんな結構ぐったりきてます。
そこで「一日に兵が食べる米はナンタラカンタラ」と言い出すもんだから……


ほら、直江殿がチベットスナギツネになっちゃったじゃん。

みっちゃんは「ぼく、すごい作戦考えたんだ!!聞いて聞いて」とばかりにドヤアと作戦を披露。


「利根川の水をひきいれれば忍城は水に沈む。3日で落ちるとみた。堤を築くのに1日。都合4日。いかがかな」


みっちゃん渾身の水攻め作戦に、一同の反応がこちら。


「(こいつ自分でフラグ立てやがった)」


「(知ってる知ってる、『のぼうの城』で見たやつ)」


「(さっき3日って言ってたのに1日延ばしたwww)」


直江殿がまたチベットスナギツネ。

なお今回直江殿、セリフはありませんが抜群の存在感。






■あっちの勝頼様は御労しくない。




次週オープニングのクレジットに『成田長親・野村萬斎』って出ても何も違和感がない。

それにしても同じ「忍城の戦い」を、成田氏側から見るか、それとも豊臣側から見るか。
ひとつの出来事を、いろんな角度から見るってのは本当に面白い。
角度ひとつで人物の描き方が変わってくるんですね。

もちろん『のぼうの城』はほぼフィクションとはわかってはいますが、とても歴史ロマンのある話。
どの文献史料を採用するか、という問題もあるでしょう。



「もしかしたら、上地三成だったのかな」とか「いや山本三成な部分もあったのかも」と思いを巡らすのも歴史の楽しみかなと。


『のぼうの城』については前回少し言及しましたが……
あっちの勝頼様、全っ然おいたわしくないし、超腹立つので。




■薄化粧


で、話は北条の方になります。



豊臣軍に包囲された小田原城。

 
悩ましきかな、北条氏直と板部岡江雪斎。


「ハハハハ…見ろ、落としてもうた」

鞠が落ちた。
そして氏政を呼ぶ江雪斎。



その表情に落ちる執念じみたものが秀逸でした。


「薄化粧はやつれたお顔を隠すため。お部屋に立ち込める香は体の臭いを隠す役目。
 この季節、ひとつきも湯浴みをされぬというのは尋常ではございませぬ」




「もしも湯に浸かってる間に敵が攻めてきたらと思うとな。わしが誰よりも怯えていたら、家臣のたちの士気に障るでな。
 上に立つものの辛さよ。ハハハハハ…」


江雪斎の目、氏政の渇いた笑い。
どうして、どうしてこうなった。


第1話「船出」では徳川家康、織田信長、上杉景勝、そして北条氏政。
どこを向いてもラスボスだった。
そのときにはいなかった豊臣秀吉によって追い込まれていった『ラスボスたち』。

 

家康も、昌幸も、景勝様も。
みんな何かを捨てて生き延びた。


みんなが生きるために捨てた何かを「捨てない/捨てることのできない」氏政が胸に迫ります。





■伊達政宗を待つ



「いずれ伊達がくる」



確かに伊達は来ました。
しかし伊達は、秀吉に恭順を示したのでした。

それにしても伊達政宗はやはり高まりますね。
さすがの人気武将。
久々に『独眼竜政宗』を見たくなりました。




■誇り高い死


 
「父上!ここは江雪斎を信じて!」
「ご隠居様はかの早雲公以来代々の名家・北条を滅ぼされるおつもりか!」


氏政の声にかぶさるように江雪斎の叫び。
22話「裁定」を思うとよりしみてきます。
さすがこれが連続ドラマだよなあ……

「従いはしよう。だが今後北条は上杉と同等の扱いとされるべし」

本領は安堵、豊臣の重臣として丁重に扱う、それならば頭を下げる、と続ける氏政。


「それがのめぬなら降伏はなしじゃ。」
「愚かであっても誇り高き死をわしは選ぶ。城を枕に死ぬるのみである!」


愚かものでもいい、誇り高い死を選ぶ。
城と共に死ぬ。


なんか最近聞いたなーと思ったら、沼田城の大叔父上でした。
まさかYAZAWAと小田原城がつながるとは。





■死なせるには惜しい男


北条の虫のよすぎる要求に激怒する秀吉。
北条を打ち滅ぼすと立ち上がるのですが、それを止めるのが家康と大谷殿。


「北条氏政とて戦上手で聞こえた男です。生かしておけば必ず役に立ちます」
「いかにも!北条氏政は死なせるに惜しい男!」


大谷殿の言葉に「いかにも!」と加勢をする家康。
戦略的なものもあったのでしょうが、戦国に生きるもの同士の友情として、氏政を助けたい。

『氏政を心底救ってやりたくなった。』
『それは何の得にもならないけれど、たまには得にならないこともしてみたい。』


21話「戦端」で韮山城で言っていた姿を思い出します。

ものすっごく落ち着いて考えたら、北条征伐の戦端となった名胡桃城事件。
その大元にある沼田問題は全部このタヌキ二枚舌のアレなんだけどな。




■しがらみのない者からの言葉


そんな家康と大谷殿は、源次郎にある頼みごとをするのでした。

 
「誠に追い詰められてる時には、しがらみの無い者の言葉をよく聞くのだ」

この言葉もまた、後年の源次郎に響きそう。


なんで自分が?
ってそりゃ主人公だからなんだけど。

※黒田官兵衛どこやねん!って方は多分心の目で見れば、見えてくるはずです。のぼう様と一緒。





■どうかわしらを救ってくれ


家康、大谷殿から託されて、氏政のもとへ向かう源次郎。


本多殿かっけー!


と思ったら、その甲冑のその凸が気になって仕方ない。
モナカかな?うん?


江雪斎に招き入れられた源次郎。
そこには頭を下げる北条家の当主・氏直がいたのでした。

 
「どうか…どうかわしらを救ってくれ」


頭を下げる氏直の姿よ。
憔悴しきった中にも、『家を救うために』助けを求めるその強さよ。


8話「調略」で、「かぁい!」ってヤンキーやってた頃……
アホボンだの氏政の劣化コピー版だの言われてた頃……



立派になったんだね……。

今は現当主として、北条の現状を把握しそれを真田に伝える。
でもそれは信繁には届いても、ご隠居様には届かない。


「もうわしらの申すことは父上の耳には入らぬのじゃ…」

いやあ……
汁かけ飯ばっかり食ってて、正直キモイ枠の北条氏政や。
何そのハリーポッターの組み分け帽子?田舎のヤンキーなの?な北条氏直や。
はい論破論破、残念でした暇課長、な板部岡江雪斎も。

これまで散々な見方してきたけど、みんな死んでほしくないわ。
もうちょっと生きよう?
生きて面白いの見せて?


『北条五代』でもいいし。
『北条氏政』『北条氏直』でもそれぞれ単独いけると思うし。


善悪や誰が正義で誰が非正義じゃなくて、どの登場人物も生きてるんだなと感じます。

人間らしく生きているから「死んでほしくない」。
でもここで退場するのはわかっている。
ここで退場しなきゃ話が先に進まない。

でもでも死んでほしくない。

………。

…………。

よし、あの世スピンオフしよう!!





■( ゜д゜)!!!!


ただ話はここで終わらない。
源次郎を襲う若駒プロの面々!



おおうおうおうおう!!
危ない危ない!!!




なんか爆発したけど大丈夫かよ。
おいおい佐助大丈夫かよ。




うっそ!ここで茂誠の義兄上!!

(本当にびっくりした)



■次回「滅亡」



「どうせ秀吉と一戦交えるなら、日の本を分ける大戦をやってみたかったわ」

うわああああ。

なんだこの戦国の男たち全員の執念や生き様を全部ひっくるめたような言葉。
茶々様の「あの方は哀しむのをやめたのです」みたいな言葉。


(来週、ライフが残ってるかどうか不安です)



余談ですが……






















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2 コメント

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はじめまして! (ぴえろ)
2016-06-13 20:08:34
楽しく見させて頂いてます!更新がたのしみです。
ただ、その事を言いたくて、、
今年の大河サイコーですね!
返信する
Unknown (Unknown)
2016-06-16 16:49:30
官兵衛については時代考証の丸島和洋先生がツイートしてますね。

実際は秀吉が直接送った官兵衛以外にも諸大名が各々に使者を送って降伏するよう説得していたので、刑部と家康が私的に送る使者として信繁を小田原城にいくようにしたと
あと、秀吉の馬廻役は北条の支城への使者としてでむいて降伏勧告を行う工作をしていたそうです
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