柚子のがらくた箱

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怒らないこと

2010年10月13日 | 
                  怒らないこと          

              著者  アルボムッレ・スマナサーラさま





               P  36    

『 自分が正しいという考え方は、非合理的で、悲真実で、嘘で、あり得ないことだ。
このあり得ないことを頭で徹底的に信じている自分ほどの大バカ者は、世の中にいない 』
とはっきりと理解したら、もう怒らなくなってしまうのです。
『 私は正しい、とは言えない。私は不完全だ。間違いだらけだ 』 
ということが心に入ってしまうと、もうその人は二度と怒りません。


               P  41

 精一杯努力するのはべつに悪いことではなく、むしろ良いことです。
 でも、それに完全な結果を求めるのは間違っています。
自分の都合のよい結果を求めるのは、人間の途轍もない無知です。
世界はあなたの都合など知ったことではありません。だから
『 うまくいってほしい 』 という態度は完全に無知なのです。


               P  71

 でも、『 悪人はみんな、死んで当然だ 』 という理屈にしたがうなら、
どれぐらいの人が死ねばいいと思いますか ?
 結局、それは人類全体を破壊するということになってしまうのではないでしょうか。
 では逆に完璧な善人はどうかというと、これもいませんね。
 ですからちょつと考えれば、『 完璧な善人だったら、いてもいい。
あなたは悪いことをするんだから、死んでもいい 』 というのが、
とんでもない暴論だとわかるでしょう。