公取委の「審判制度」廃止へ 政府近く正式発表(朝日新聞) - goo ニュース
この記事の件ではありません。
公取のヒアリングを幾つか受けたことがある。
特に覚えているのは、下記2つ
・映画製作における利益配分に関して
・広告代理店の下請け法に関して
映画に関しては、制作現場の末端まで利益配分や正当な対価が払われていないということでした。
ヒットした映画の利益配分は、出資者で分ければいいと思います。
ただし、映画に名前が乗るのだから安くやってよとか、
制作期間中に制作範囲が大きく変更され、制作量も増えるのにもかかわらず、予算は決まっているので、この中でやってね
というのが、慣習で、「これを正して欲し」と話しました。
広告代理店に関しては、下請法に準拠しているのか?というヒアリングでした。
大手2社は、制作の開始時点である比率で制作費を前払いしてくれるなど、しっかりしているが、名前を上げて何社か指摘しました。
具体的には、数百名の社員がいる子会社を突然資本金1000万円に減資し、その子会社からの発注に変更された。
もちろん、中間でマージンを取られるは、支払い条件は悪いわで大変です。
代理店に関して、公取の気にしていたポイントは、下記3点
その通りですと具体的事例を出してお答えしておきました。
1.制作途中で金額が減額される事や、制作物量が示されないまま見積をとり、それをエビデンスとされる。
2.代理店のミスでクライアントに減額された損失を、ミスの無い制作会社に減額を押し付けないか?
3.制作後デジタルデータの提出を強要される。その後そのデータを、別の業者に手渡したり自分たちで加工して追加制作に対応していないか?
例を上げればきりがありません。
公取さん 問題点がわかっているのに具体的な結果が出ていません???
ちゃんとした会社もあるのだから、不公平ですよ
細かいことでもよく電話してくれるので、こっちからも話すようにするかなw
話は変わり、先週ある日本を代表する大企業の100%子会社から1枚のペーパーが送られてきました。
内容は、
今後、支払いは90日の手形に変更します。
納品後弊社側の経費処理が終わり次第、手形を取りに来るように。。。
うちは大丈夫ですが、知り合いのデザイン系印刷会社は、たまげて電話をかけてきました。
こまったもんだ