旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

寒成山~スパッシュランドパークのシバザクラ、材木岩、やまびこ吊橋、長老湖、そして不忘山(宮城県)

2013-05-04 23:07:24 | 宮城県の山
スパッシュランドパークのシバザクラが満開で見頃だという。それなら、ついでに寒成山(621.6m)にも登ってみようと出かけてきた。


陽光の中で、シバザクラ花は鮮やか。
沢山の人々が、思い思いの散策を楽しんでいた。
こちらは、先を急がなければならないのでホンのちょっとの間の見物で我慢。



▲満開のシバザクラ



飛不動尊前の駐車場に車を置き、林道から歩きを開始。
(この林道は、ゲートが閉鎖されている。)



▲飛不動尊


広い林道をしばらく行くと、左カーブにさしかかる。
その右手には、また広い林道。
杉の木には赤いテープが巻きつけられている。
つい、その道に進んでしまった。
(前回もこれで失敗。)



▲間違えそうになった道(右側から来て左側にカーブするところに山側に向かう広い林道がある)


この地点からもう少し先に進むと、あった。
“エッ、これが登山口!!”



▲登山口(右手に登っていく)


建てられた杭に赤いテープがぐるぐる巻き。
丸い標識は、色があせて文字が見えない。

ここからは、しばらく杉林の中を歩く。
その途切れた先からは、気持ちのいいナラの木立の登りが続く。
林床は明るい。
右側は、かなりの急斜面。
所々に大岩が出現。



▲この大岩は左にまいて過ぎる


▲寒成山山頂手前の祠


寒成山の山頂は、狭い。
前方は断崖絶壁。
高所恐怖症のこちらとしては、足がすくんでしまう。



▲山頂直下の断崖


▲狭い山頂


あいにく不忘山(1705.3m)の頂は雲の中。
手前の台形の山が気になる。
何と言う山なのだろうか?
(有矢山(ありややま)だと思うが・・・。)



▲七ヶ宿ダム湖と不忘山


頂上では、背負ったリュックを下ろすことなく、直ちに下山。
虎岩公園側に降りる尾根筋を行くことも考えたが、今回はやめた。

途中すれ違ったのは、中年の男性2人、女性1人のグループだけ。
(その方々も、山頂往復だけとのことだった。)


飛不動尊にもどり、改めて参拝。
解説板に掲載されていた内容の一部は、次のようなもの。
     *
「飛不動明王由来記」並びに「風土記書出」によると飛不動明王は、人皇第五十五代文徳天皇御出願の御本尊にして天正十九年(一五九一年)今より約四百年前仙台藩主伊達政宗公が羽州置賜郡小松村(現山形県川西町小松)松光山大光院より小原郷材木岩対岸の御霊地に創建され、天下泰平、藩内安全を祈願されました。文禄三年四月(一五九四年)不動堂が原因不詳の業火により焼失しましたが御本尊不動明王像は後方三十丈余り高さの虎岩に飛来し難を避けられて無事であったといわれ、御霊験を称えあらためて、ここに飛不動明王と奉唱されました。(以下、略。)




     *
この飛不動尊の前の杉並木は、かつて秋田藩、庄内藩、弘前藩などの諸大名が江戸への参勤交代の道として往来していた七ヶ宿街道の名残を今にとどめている。



▲飛不動尊から材木岩に行く道路の真ん中でエサを食べるニホンザル
 (10数頭の群れがいた。こちらが車の中でなかったら、身の危険を感じてしまう。)



材木岩は、これまた沢山の人出。



▲たくさんのコイノボリが泳ぐ材木岩



次は、七ヶ宿町の横川集落の先にある「青少年旅行村」「やまびこ吊橋」に行ってみた。
ここにも、ひっきりなしに来訪者。
(いつもは過疎高齢化のもっとも進んだ町として静かな七ヶ宿町も、今日はにぎわい、うれしいことだ。)
※不忘山に対峙する蛤山(はまぐりやま 1014m)の登山口には、5~6台が駐車中。今年は、この山にも登ってみたい。



▲やまびこ吊橋


▲吊橋の真ん中あたりから眺望する不忘山


長老湖。
こちらも大勢の人、人。



▲長老湖からの不忘山・屏風岳の眺望


湖の先には、端正な山容の不忘山(1705.3m)がドーンとそびえ立っている。
その脇には、南屏風岳~屏風岳(1825m)が連なる。
これらの山々にも、登るつもりでいるが・・・。


天気にも恵まれ、今日は楽しい一日だった。

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