日ごろお世話になっている近所の区立図書館に本を借りに行ったら、入口のラックに置いてあったリユース本。
パラパラとめくって目次を眺め、すぐにいただくことにした。
これら本の内容たるやわが垂涎のもの。
それにしても、『岩波講座 日本文学と仏教』というこういう本までが在庫管理の対象となることに、本に飢えて育った自分としてはもったいなくもあり恨めしくさえ思える。
台風が次から次に発生し、天候が思わしくないことから、予定していた山行をずっと諦めてきたので、夜な夜な本読み。
やがて死ぬけしきは見えず蝉の声 芭蕉 (幻住庵記)
この句は、「第五巻 風狂と数寄」第二章 おくのほそ道 (著:尾形 仂 おがた つとむ 元成城大学教授)で紹介されていた。
(注)本では、「頓(やが)てしぬけしきも見へ(え)ず蝉の声」となっている。
芭蕉はこの句に「無常迅速」の前書を付しているとのこと。
そういえば、ここ2~3日の間に、あれほど賑やかだったセミの声が裏の公園からしなくなった。
(今日の午後、買物帰りに立ち寄った砧公園ではまだまだ色々なセミが大きな声で鳴いていた。)
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