デザイン遊び

人と人のコミュニケーションを
スムースにするデザイン

見え方には図と地の関係がある!?

2013年11月20日 | 日記



図と地と言う勉強を学生時代にした記憶が少しあったが良くは覚えていない。
最近ふとした事で、図=主役と地=脇役を考えてみたけど、背景が変わる事により、全体のイメージの変化は当然のことながら、主役のイメージもかなり影響を受けて変わる事に改めて気づかされました。
背景の色や材質によりまったく同じモチーフでも、洋風と和風の違いが出て非常に我ながら関心。このように改めて地を考えると、いままで主役を優先に考えて来たけど、地の方を先に考えて、この舞台に相応しい主役を考えると意外と今迄とは違った物が出来るのではないかと言う事に気がつきました。日頃の作業もこうしてなにげなくマンネリ化しているのでしょう、やはり新しいことは、新しい思考回路を作って行かなければ生まれないと思いました。
ふとしたことから、ふとした発見!?言葉にすると簡単そうだが、実際には、そのふとした事とはなんなのだろう?今回の場合は、手順というキーワードが自分の思考回路を新しく刺激して生まれたような気がします。とにかく、細かい変化や刺激に敏感でいる事が基本と言えるのではないでしょうか?

デジタル思考とアナログ思考

2013年11月11日 | 日記


現在デザイン作業は、ほとんどパソコンで作業が行われています。
しかし、以前は、ほとんど手仕事でした。パソコン作業に移行するにあたって、スムースに移行出来た人もいますが、出来なかなった人も意外と多くいました。
それはいままではアナログ的な考え方の手作業だった物が、まったく従来の道具を使えなくなり、パソコンのキーボードとマウスを持たされ、困惑して職を離れた人も少なくありませんでした。
基本的には、従来のアナログ思考からデジタル思考へと思考の変換が出来なかった事が大きな理由だと思います。
アナログ作業では、手順を間違えると大きな痛手となり最悪全部やり直しになる事もままありました。しかし、パソコン作業になり、全く手順や考え方も変える必要がありました。従来の手作業では、レイアウトは一度決めたら移動が出来ません、それがデジタル作業は、取りあえずでいいんです。後から位置や大きさ、さらには色迄も変更可能なのです。
ある意味、完成図を描いて進行しないといろいろ試しすぎて、結果、パソコンに使われてしまいます。ある意味、デジタル作業には失敗と言う作業が無くなったとも言えます。
色はいつでも変更可能・形も大きさも変更自由自在・位置も楽に移動可能です。
そのためか、デザイン初心者は、迷っている時間のほうが多くデザインプランは、結局一つも完成していないと言う現象がよく見られました。パソコン作業は全てコマンド(命令)によって結果がでます。つまり、完成予想図を自分で描いた上で、それを命令で実現していくのが基本です。
これらのソフトを作る人はプログラーマーです、多少はデザイナーの要望を取り入れていると思いますが、その操作性や、機能等はなんでこんなものを取り入れたのか不思議に思うものも多くあります。バージョンアップで無理矢理売ろうとしているとしか、考えられないものもあります。ですから、初心者に取っては尚の事、操作性が複雑になってかえって作業能率が落ちてしまう気がします。
つまりデザイン作業が機械化され、誰でも流れ作業のようにデザインを作れるかのように思うかもしれませんが、アナログ感性がしっかり出来ていないものはデジタルには置き換える事は無理なのです。パソコン自体はデザインはしてくれません。また、逆にデジタル処理ならではの機能を逆にアナログ感性に取り込んで行く事によって。手作業では実現出来なかったアイディアを表現出来る様になった事は素晴らしい事だと思います。
結論的には、たえずアナログ感性とデジタル感覚を両方磨いて行く事が大切だと考えます。