デザイン遊び

人と人のコミュニケーションを
スムースにするデザイン

デザインの表現アイディアについて

2013年05月29日 | 日記

デザイン表現に関して書かれた本が意外と少ないと思う
とくに現在はデザイン制作もパソコンが主流になっているので
アイディアというよりも技術的テクニックの解説本があふれている
本に従って操作すればたしかに凄い表現がまね出来てしまう
しかし 操作テクニックは意外と応用が利かなかったりするものも多い
往々にして操作技術は珍しい質感だったり変わったライテイング効果だったり
見た瞬間は衝撃的かもしれないがその反面他の人もまね出来るので
似た作品に出会ったとき一気に魅力が半減する
デザインで重要なのは表現アイディアであり
表現アイディアは作者そのものの考え方です
それは作者の思いつきだと思います
あるモチーフを使ってデザインする時にいかにそのモチーフを料理するかの
思いつきがアイディアそのものです 
したがってその思いつきが
いつでも評価されるかは限りませんが 
逆に言えばアイディアは何回でも応用が利きます 
アレンジが利きます 自分の独特の表現スタイルになります
デザインの素材をじっくり観察し いろいろ考えてみる
●モチーフを思いっきりクローズアップしてみる 
●モチーフを思いっきり縮小してみる
●モチーフをばらばらに分解してみる
●モチーフをぎゅぎゅうねじってみる
●モチーフの一部分に力を加えたらどう変化するかやってみる
●モチーフにさまざまな光を色々な角度からあててみる
●モチーフをあるものと対比させてみる 等々
これらの思いつきは常識と非常識の間にあるのではなかろうか
あまりにも常識からはなれた場合見る側は理解出来ない
さりとて常識的すぎるアイディアでは感動を与える事はできない
つまりグッドアイディアとは丁度よいバランスにある思いつきではなかろうか

ブログを読んで頂いたみなさま有り難うございます

人間は視覚からの情報で影響されやすい!?

2013年05月24日 | 日記

色には、暖かく感じたり冷たく感じる色があります
赤やオレンジ等の暖色系は 見る人に暖かさを感じさせます
ある実験で工場の壁の色を寒色系から暖色に変えた所
いつもより室温が高いからエアコン温度を下げて欲しいと職場から要望が
出たというものです 実際には設定温度は以前と同じでした
このように人間は 視覚からいつのまにか影響を強く受けている様です

寒色系と暖色系の部屋では 人間に与える影響として
時間の経過感覚が違ってしまうという実験がなされてます
赤や橙の壁や床の部屋では 時間の経過が早く過ぎているように感じ
会議等を行い 二時間位経過したと思っても 実際には半分だったりします
逆に寒色系の部屋では 実際二時間いたけど 体感時間は一時間だったという結果でした
これらの色彩の影響を考慮して インテリアデザインするのも楽しいですね

人間は見た目でものごとを判断しやすいことがある実験でわかりました!?

コーヒーの味覚テストと称して 赤や黄色や茶色等 5色のコーヒー缶を用意し
それぞれの缶の隣にコーヒーをいれて試飲してもらいました
それぞれのコーヒーの 薫り・風味・濃くなどを評価してもらった結果は?
入れたコーヒーがまったく同じ物にもかかわらず
被験者は コーヒーの隣に置かれコーヒー缶の色に影響され
渋い茶色の缶が置いてあったコーヒーの評価が一番高かったとのことです
このように視覚からの情報により 人間は物事を判断していることが証明されました


色彩感覚も三歳迄に見た体験が その後大きく影響する様です
小さい時からいろいろな色とふれあうことは重要な事です
豊かな感性の子どもたちが沢山育つよう いろいろな色彩体験をさせたいですね

最後迄 お読み頂きありがとうございます。

デザインを左右するカラーリング

2013年05月16日 | 日記
デザイン要素で重要なのは色彩だと思います
色の学習は、色の三属性に付いて勉強します
色の3属性とは?


1.色には明度(明るい色や暗い色があります)
2.色には彩度(色には鮮やかさの度合いがあります)
3.色には色相(色には赤や青、黄色など色合いの違いがあります)

小学校でも恐らくこの三属性は学んでいると思います
しかし、色の勉強はどのように学習するかとなると
意外と記憶にはないのでは無いでしょうか?
そもそも色を使うと言う事は、いかに色を調和させるかです
基本的には以下の対比を意識して学んで行きます

1.明度対比(単色を使い色の明暗だけで平面構成の練習)
2.彩度対比(色の鮮やかさを対比させた平面構成の練習)
3.色相対比(いろいろな色を使っての平面構成の練習)
4.面積対比(色の面積比を変えて平面構成の練習)
5.補色対比(色相環の反対側の色を使い平面構成の練習)
6.寒暖対比(暖色系と寒色系の色で平面構成の練習)

色の勉強は、実際に絵の具を筆でときながら色を作り
課題とする対比を練習する事が基本的な動作ですが
自分の身の回りある物を観察して
配色がどの対比を持ちいているか分析する方法も大変役立つ勉強方法です
通勤電車の中でも出来るし
テレビを見ながらでも何対比か分析することも可能です
しっかり机に向かいやるだけが勉強では無いと思います
色を学んで行くと色には意味がある色がある事にも気がつくと思います
次回は、色の持つ意味に付いて書いてみます
最後迄、お読み頂き誠にありがとうございました

ユニットをデザインして平面構成することが基本勉強

2013年05月10日 | 日記
グラフックデザインの勉強には平面構成という基本勉強があります
最初は円とか三角や四角い単位をもとに平面構成をします
しかも、モノクロ1色で練習します、色を使わないのは
あくまでもレイアウト感覚を養うためです
ユニットをレイアウトして行くと、リズム感や
動きや、導線などを感じ取る事が体感出来るでしょう
平面構成が楽しくなったら、色を使用したり
違う要素、たとえば写真等を組み込む事により
最終的なレイアウトデザインを学ぶ事ができるでしょう
平面構成だからといって平面だけで勉強する決まりもありません
ユニットで立体に挑戦するのも思わぬ発見があると思います


写真の読み方で伝える意味が変わる!?

2013年05月09日 | 日記

デザインには良く写真がつかわれます
写真に対してキャッチフレーズの付け方で
あぁ、この写真はそういう意味なのかと
写真を対象とする人に読ませることが可能になります
つまり写真に対する先入観をキャッチフレーズで植え付け
それが上手く行けば、見る側はそういうものかと理解する
したがってキャッチフレーズの位置は非情に大切です
最初にキャッチフレーズが読んでもらえなければ
伝えようとする内容がスムースに伝わりません
したがって、大きさ・書体・色も重要ですけど
とにかく、最初に呼んでもらえる位置をレイアウトするのが
非情に重要なレイアウトデザインのポイントになります