デザイン表現に関して書かれた本が意外と少ないと思う
とくに現在はデザイン制作もパソコンが主流になっているので
アイディアというよりも技術的テクニックの解説本があふれている
本に従って操作すればたしかに凄い表現がまね出来てしまう
しかし 操作テクニックは意外と応用が利かなかったりするものも多い
往々にして操作技術は珍しい質感だったり変わったライテイング効果だったり
見た瞬間は衝撃的かもしれないがその反面他の人もまね出来るので
似た作品に出会ったとき一気に魅力が半減する
デザインで重要なのは表現アイディアであり
表現アイディアは作者そのものの考え方です
それは作者の思いつきだと思います
あるモチーフを使ってデザインする時にいかにそのモチーフを料理するかの
思いつきがアイディアそのものです
したがってその思いつきが
いつでも評価されるかは限りませんが
逆に言えばアイディアは何回でも応用が利きます
アレンジが利きます 自分の独特の表現スタイルになります
デザインの素材をじっくり観察し いろいろ考えてみる
●モチーフを思いっきりクローズアップしてみる
●モチーフを思いっきり縮小してみる
●モチーフをばらばらに分解してみる
●モチーフをぎゅぎゅうねじってみる
●モチーフの一部分に力を加えたらどう変化するかやってみる
●モチーフにさまざまな光を色々な角度からあててみる
●モチーフをあるものと対比させてみる 等々
これらの思いつきは常識と非常識の間にあるのではなかろうか
あまりにも常識からはなれた場合見る側は理解出来ない
さりとて常識的すぎるアイディアでは感動を与える事はできない
つまりグッドアイディアとは丁度よいバランスにある思いつきではなかろうか
ブログを読んで頂いたみなさま有り難うございます