グラフィックデザインコンペで勝ち残るのには、他のデザインより優れていることが勝利の条件でしょう。では、何が優れていればよいのでしょうか?
他には使われていないカラー配色でしょうか?
いや、手の混んだ高度な技術表現でしょうか?
それともみたこともない材質感でしょうか?
いづれも違いますね、デザインコンペにおいてはやはりアイディアこそが
勝敗のポイントと言えましょう。
しかし、このアイディアこそがくせ者です、自分でこれは面白いと思った物が、グッドアイディアか冷静に判断出来ないことが多いからでしょう。一瞬ひらめいた物を完成すると満足感に包まれるときがあります。しかし、後日みて、がっかりする事も良くある物です。アイディアとは思いつきですが、やはり論理的に裏付けされた思いつきでないといけません。他の人にも理解してもらえないようでは所詮無理でしょう。
デザインワークは自分で考え自分で作業します。その際に、疲れてくると論理的な思考は弱くなってきます。そのため、突飛な考えがよぎり。これはよいアイディだと勘違いすることも起こりがちです。閃きとは、全く関係ない刺激がヒントになるときもありますが、あくまでもそれは、論理的に追求している時に、時たまおもいがけない発想が解決の糸口になるというパターンではないだろうか。優れたデザインはやはり確かな裏付けが常にあるものです、いつ閃くか分らないアイディアを待っていたら、納期がいくら合っても足らない物です。プロが納期にぴたり仕上げるのは、やはり確かなロジックがあるからではないでしょうか?