このごろはあえてコンピュータ時代と言う人も少なくなりました。
テレビから携帯電話までなどあらゆる物がコンピュータ化されています。
しかも、映像化の進歩発展は凄まじい物があります。
携帯電話にカメラが付いた事により写真が非常に手軽な物になりました。
人々のコミュニケーションはテキスト時代から映像化時代に変化しています。
これにより、携帯電話は、直接の会話よりむしろメールによるコミュニケーションが優先しているように感じます。
テキストだけの会話に対して、画像を添付出来る様になり、ますますコミュニケーションは映像主力の傾向が強いようです。
しかし、この一見活発なコミュニケーションですが、重要な情報伝達が行われているのでしょうか?
百聞は一見にしかずと言いますが、果たしてそのような活用が出来ているのでっしょうか?
視覚的な表現を生業とする私にとっては、疑問が生じます。
頻繁に行われるこのコミュニケーションは本当に互いの役に立っているのでしょうか?
むしろ、媒体に使われ始めているような気さえして来ます。
グラフィック(視覚的)な表現は確かに面白いのですが、一瞬に伝わるからこそ、刺激的な画像を追い求める傾向があり、どんどんエスカレートしてしまい最後は自分で行き詰まってしまう人もいる気がします。
媒体の持っている機能を使いこなすことは非常に善い事だと思います。
しかし、機能を使うのは、あくまでも伝達したい情報があり、
その情報を伝えたい人がいて、
伝えるタイミングを考慮し、
かつ伝え方を考えたうえで、
コミュニケーションする事が大切だと考えます。
このように考えるのは職業病でしょうか?
いや、ほんとに楽しいコミュニケーションとは実際に対面して熱く語り合える事ではないでしょうか?