デザイン遊び

人と人のコミュニケーションを
スムースにするデザイン

表現アイディアをしぼりだす脳トレーニング!?

2013年06月27日 | 日記

素材をいかにデザインするかについての考え方について
新鮮な素材は なにも手を加えないで素材の良さを味わえる
デザインもまさに 同じ事が言えます
手を加え過ぎると素材の良さをころしてしまう事も多い
また素材には組み合わせにより互いがいっそう引き立つ物もある
デザインは最終的な見せ方つまりレイアウトの善し悪しがポイントでもある
せっかくの良い素材もお皿や盛りつけの仕方によって
良さが消されて だいなしになってしまう時も多い
デザインする際 見た事も無い新鮮な素材を一生懸命探しまくる時と
ごくごく普通にある素材をなんとか使いこなすよう努力する時がある
まったく逆方向の考え方を持ち しかも同時進行で考える事も重要なことです
みんなが見た事も無い珍しい素材を手に入れるのは非情に難しい
だからこそ出会った時は一気にデザイン処理はシンプルな物で良いでしょう
それとは逆にみなれた物を いかに新鮮・魅力的に感じさせるかは 
まさにアイディア次第です そのためには
日頃みなれたモチーフを様々な角度から観察する
モチーフを切ったっり 曲げたり 潰したり 増やしてみたり 
色を変えたり とにかく思いつく限りのアイディアを試してみます
アイディアを刺激するためには 常識が大きく関わってきます
常識とはまさに一般的な基準や考え方です
この基準を基にもっと大きくしたらどうだろう
もっと小さくしたらどうだろう等と常識ラインを基本軸に
アイディアの振り幅を加減することで 
いわゆる常識はずれのおもしろい表現が生まれてきます

視覚的なリズム感はまさにその人のアイディア次第

2013年06月21日 | 日記
デザインの練習にリズム感を表現する勉強がありました
音には高い音や低い音があり
それらを時間的に調節されて独特のリズム感がうまれます
グラフィックデザインの世界でも画面にリズム感を付けると
作品が楽しくいきいきしてきます
聴覚に訴えるのではなく視覚に対してどのようにすればよいのか?
最初になにか単位になるモチーフを考えます
考えたモチーフを水平垂直に等間隔に置いてみます
整理整頓されたイメージになると思います
モチーフと間隔が等しいとまるで時計の針のようで
一定したリズム感があるといえばありますが
長い時間見ていると単調な刺激に飽きてしまいます
そこでこの規則正しいレイアウトにどうすれば良いのでしょうか?
●同じモチーフではなく違う形の物を配置してみる
●同じモチーフの中から適当に選んで配置の向きを変えてみる
●同じモチーフの中から適当にサイズを変えてみる
●整列しているモチーフの列に力を加えて崩してみる
●整列しているモチーフの色を少しずつ変えてみる
●整列しているモチーフの間隔を不規則に変えてみる
●整列しているモチーフにスポットライトを充ててみる 等
つまり形を変更したり 
大きさを変えたり 
色を変えたり
材質感をかえたり
部分的にさまざまな力を加えたり 
モチーフを足したり 引いたり
整理整頓をいかに壊して再構築することによって
視覚的なアクセントができ 
そこからリズム感が生まれて来ます
人それぞれの考えが人それぞれのリズム感を生み出すのではないでしょうか?

画像:卒業制作作品:レコードジャケット(1964年作)

文字を征するものはデザインを征する!?

2013年06月18日 | 日記

デザインする場合に文字のデザインは大切です
キャッチフレーズにはじまり
リードコピーやボディーコピー、キャプションなどいろいろです
しかし一般の人には文字の書体や大きさ等を決めるのは難しい事です
何を基準にデザインしてよいかが分らないからだと思います
書体には大きく分けると明朝体とゴジック体に分けられます
明朝体は筆文字を基本にして創られた書体です
ゴジック体は平筆で書かれたもので各部首が同じ太さの文字です
文字は基本的には話す言葉に置き換えて考えてみると理解しやすいのでは
明朝体は女性アナウンサーのような優しい感じの話し言葉です
ゴジック体は男性アナウンサーのような明快な話し言葉です
それではこれ以外の書体はどのような解釈が出来るでしょうか?
もちろん同じ話し言葉なのですが明朝・ゴジック体は標準語です
それに対して特殊書体は方言のような言葉と言えましょう
話す内容によって書体を選択してデザインしてみると良いと思います
それではキャッチフレーズについてはどうでしょうか?
キャッチフレーズは最初に見る人の注目を引きつける役割りなので
大きな声で分りやすいく端的に語りかける書体が理想です
キャッチフレーズはナレーター選びのつもりで書体を選びます
声質も重要なので意識して色や質感デザインも工夫します
特に大切な事は紙面で一番最初に目に止まらなくては意味がありません
キャッチフレーズでハートをキャッチしなければ本題に上手く導けません
書体・色・質感・配置位置・大きさなど充分に神経を使います
次にボディーコピーはお話の本題ですから文字のサイズに注意しましょう
ボディーコピーの大きさはあまり小さいと見にくい
つまり聞こえにくい話し方ということになり読んでもらえない事もあります
文字の大きさは部屋の広さにふさわしい声の大きさがあるように
そのスペースにあった聞き取りやすいボリューム調整が重要です
文字の行間が狭い本文は早口な話し方のようで聞き取りにくいものです
また行間が広いのははっきりとして聞き取りやすいが
話す内容によっては間延びしてしまい聞いてる側はかえって疲れてしまいます
デザインにとっての文字の役割りは大変重要な役割りを担っています
これらの文字や写真やイラストや図版を総合的に演出するのが
グラフックデザイナーの仕事です
対象となる人に視覚的にコミュニケーションをとるのが役目です
最後迄お読みいただきありがとうございます!

表現素材の探し方から表現アイディアの道のり!?

2013年06月14日 | 日記

デザイン作業をする時は かならず対象とテーマがあります
そのテーマを視覚化するため ふさわしい素材探しがあります
具体的な素材が用意されている場合は
比較的デザインワークはスムースに進みます
しかし具体的に形にならないテーマも多く
抽象的な概念やテーマを表現しなければならないときや
感覚的に訴えかけなければならないときなど
それらにふさわしい素材探しの旅がはじまります
最初はひたすら思いつく単語から素材を引き出したり
インターネットでキーワードを入力して画像検索したり
気に入った素材をあらゆる角度から観察したり
素材に何かを組み合わせたらどうだろうかを考えたり
素材の数を増やしてみたり 素材の色を変えて見たり 
素材を変化させるために様々な力を加えてみたりする
あるいは素材を粉々に分解してふたたび組み立てたりする
とにかくさまざまな試行錯誤を試みてみる
そして大切なのはちょうど良いさじ加減でデザインを止めることです
しかしちょうど良いタイミングを自分で判断するので
案外このちょうど良い手加減が難しいものです
思わずやりすぎたり 不足したりすることがあります
ではそのちょうど良い程度とはどのような事なのでしょうか
自分が判断基準にしているものに「一般常識」という基準があります
普通 常識的にこれを見た人はどう受け止めるかを考えます
そしてその一般常識レベルを左右に振ってみてデザインをします
どの程度常識レベルからはなせば一番おもしろいかを想像します
常識からあまり逸脱すると単なる独りよがりになってしまいます
また逆に常識レベルに近すぎると当たり前すぎてつまらないものになります
この方法でかならず100%とはいきませんが
デザインのさじ加減のデータベースが出来て行くので
作品の数と同時に貴重な判断基準として表現アイディアとして蓄積することができます

モチーフ探しから始まるデザインワーク!?

2013年06月10日 | 日記

広告のデザインをする場合など よく表現用の素材を探さなければならない
すぐに思いつく時や 依頼主から指定された素材で考えるときは
比較的問題はない しかし まったく素材ゼロからのスタートもしばしばある
広告で伝えるべくテーマが確定しているが
それを上手く現すモチーフが見つからないときがある
その時には必死に素材を探す作業を開始する
自分の頭の中の引き出しから使えそうな物を探り始める
記憶の引き出しが多ければ当然沢山の素材を保管出来るが
すばやくふさわしい素材を取り出すのには どうしても時間が必要になる
素材の在庫は多いに越した事はないが
保管方法が非情に重要になる そのためには保管庫の分類が鍵となる
ある人は色を基準にするかもしれないし ある人は形として
分類するかもしれませんし 色・形・材質などの複合分類かもしれない
記憶の方法は まさに十人十色であり その人の想像哲学そのものでしょう

素材=モチーフの調理法でデザインの善し悪しが決まる!

さて引き出しの素材も出して来てすぐに使える場合もあるが
殆どの場合は テーマに合った様にデザインしなくては使えません
デザインはまさに創作料理に似た部分があると思います
お客様の味の好みはさまざまです
そのためには煮物 焼き物 揚げ物 蒸し物 
さらに和風をはじめ フランス イタリア 中国等その他いろいろな
調理法を身につけておく必要があります 
ワンパターンの料理では商売はできません
ましてや同じ素材で同じ料理はありえないことです
したがって毎日毎日腕を磨く必要があります
たえず努力をしないと時代から取り残されてしまうので要注意ですね