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言論には言論で戦え

2016年06月07日 | 時事・雑文


川崎のデモを中止させたなどと称して勝利宣言してる陣営があるようなので書いておく。

事件の概要はこれ。

【ヘイトスピーチ解消法】 施行後さっそく川崎・渋谷で大混乱 「言論の自由を妨害するな」×「ヘイトデモやめろ!」 DJポリスも出動し…
http://www.sankei.com/premium/news/160606/prm1606060011-n1.html



言論の自由は民主主義の根幹である。気に入らない主張だからと実力行使で言論を封殺していたら民主主義は死ぬ。これは主義主張の内容に関係ない。一部の外国にそういう文化があろうとも日本では許してはならない。それが文明国のルール。ましてや公党の現職議員までもが言論封殺の暴動に加担するとは論外。言論には言論で戦え。憲法21条もよく確認すべし。

日本国憲法 第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。


言論には言論で戦え、を図示する。



言論には言論という同じ土俵で戦うのがルール。相手の主張が気に入らないからと、スラップ訴訟を乱発したり、殴り込みや暴動を仕掛けるなどの暴力行為で相手の言動を封殺することをしてはいけない。
そういうことをするのは卑怯、あるいは野蛮と言っていい。



ただ、TLで見ていると、川崎デモ妨害への批判に関して「デモが殺人予告だったらどうするんだ」と反論してる人もいるらしい。



もし、相手の主張がそのように言論の領域を超えて違法(名誉毀損、威力業務妨害、犯行予告など)の領域に達していると認識した場合は、躊躇なく警察に通報すれば良い。また、必要に応じて裁判に訴えれば良い。

いずれの場合であっても、(犯行現場での正当防衛を除き)自らが仲間を集めて暴力などの実力行使に訴える必要がないし、またそのために警察などの国家権力が用意されている。国家の秩序を崩壊させるような愚行は慎んでもらいたい。

また、そのような愚行により実力行使に臨む者たちがいるなら、警察は遠慮なく排除してもらいたい。




以上。


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