サムスンスマホの発火問題。原因は判明してないようだが、バッテリー、充電回路、防水性ゆえの密閉性、などに原因を求めていっても真因にはたどり着かないと思う。どこかに技術的原因はあるだろうが、それを生み出したのは韓国企業の体質にあると考える。
韓国企業の体質とは、韓国人の行動文化そのものであり、今では韓国メディアでも報道されている。いろんな言い方があるが私に言わせれば「奴婢文化」。上位の者が下位の者に強権を持って奴隷の如く働かせる。韓国企業が外国で現地労働者を奴隷扱いしていた事件も多い。
スマホ黎明期に、自国民のみならず世界市場を相手に、億単位の数量を迅速に製造するにはこの奴婢文化が役に立ったと思う。日本企業に、スマホレベルの製品を億単位の数量で製造するノウハウはない。ガラケーなんてせいぜい数十万個という桁だった。
しばらく前から部品メーカーは部品を売るだけでなくリファレンスの設計図を併せて提案してくる。だから、単純に言うと部品屋さんの言うままに組み立てるとスマホくらいなら簡単に出来上がる。あとは、部品の大量発注でコストを下げ、安い賃金で大量生産させるだけ。
スマホでもテレビでもいいが、日本企業が韓国企業に負けた背景にはこういう得手不得手があったと思う。別の言い方をすると、日本企業はすり合わせ型は得意だが、モジュール型の場合は下手というやつ。韓国企業はその逆。結果的に、日本企業は部品供給がメインになった。
ところが、今のようにスマホも高度化してくると、設計も製造も困難。にもかかわらず、サムスンは開発のリードタイムが極めて短い。上層部からの強権的な命令と、現場レベルでの検証やバグ潰し作業がもはや両立しなくなったのだろうと思う。企業体質あるいは民族体質的にここから脱するのは容易でない。
おそらくは自動車も同じ。製品が高度化するほど、奴婢文化の企業では対応できなくなる。韓国が、宇宙開発や兵器開発が下手なのも同じ理由。その意味で、どの領域であっても韓国企業はもうダメだと思う。