『龍馬を超えた男 小松帯刀 』
原口泉 著
今年5月に篤姫紀行と題し鹿児島県を旅し篤姫と小松帯刀の所縁の地を訪ねた。
小松帯刀の功績そして人間的魅力を新発見しこの本を読んでから行くべきだったと思う濃い内容だ。
主観に頼らず史実史料から小松帯刀という男について当時の背景や情勢も交えた著者の分析と考察に敬服する。
「小松帯刀はもっと評価されても良い」は私も同感だ。
また島津久光についてもそう思うのである。
「黎明館」も訪ねたが小松帯刀の露出度はまだまだ低いと感じた。
それにしても城山へ行った時の「西郷どん」の人気は凄い。
鹿児島県内の制服姿※の小学生達が社会見学で来ていて引率教師が「西郷どん」についてマイクで熱く説明していた。
小学生達はバスの中でもとてもお行儀が良く感心させられた。
薩摩独特の郷中教育は形を変えその精神は現在も受け継がれているのだろう。
次回は空港からレンタカーで霧島や日置市へと行動範囲を拡げて旅をしたい。
※標準服と呼び鹿児島県の9割の小学校が導入している。