七十二侯中第二十五侯「螳螂生(かまきりしょうず)」は6月6日から6月10日にあたります。
「螳螂生(かまきりしょうず)」という字をデザインして書いてみました。
カマキリは秋のうちに草木に卵を産み付けます。卵は泡のようなものに包まれていて、卵塊(らんかい)という形で冬を越します。産卵の後、親虫は死んでしまい、冬を越すことはありません。カマキリの卵から幼虫が次々と孵化する時候です。
カマキリは不完全変態なので、幼虫は成虫とよく似た姿で生まれてきます。ちなみに完全変態をする蝶やカブトムシなどは、親とは似ても似つかない姿で生まれてきます。
私の周りには「カマキリが苦手だ」という人が多いのですが、体長1センチぐらいの生まれたてのカマキリの幼虫が、親そっくりの姿で鎌を振り上げている姿をよく観察すれば、苦手ではなくなるのではないか、と思います。かわいいものです。
ああ、そもそも「苦手な人」がそんなものを観察するはずがありませんね。
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