ズワイガニのはがき絵を描きました。
カニを食べる目的で団体旅行に出かける「カニツアー」なるものがあります。仲良しグループで出かけてもカニを食べ始めると皆無口です。カニの殻を壊し、カニの身をほぐし、食べるのに夢中になるからです。
大好きなお酒も、盃を持つためには手をおしぼりで拭かなければならないのであまり飲まずに、食べることに集中します。
かくして「カニツアー」の宴席は静かに進行していくのであります。
「カニツアー」への参加を促すパンフレット(これを「カニパン」と呼ぶ)が駅に並び始めると「いよいよシーズン到来か」と心踊りますが、コロナ禍のために外出を控えなければならなかった2020年の晩秋は、せめてカニパンを眺めていようというはがき絵です。カニツアーの企画もなくなり、カニパンも少なかった2020年は駅の色彩も乏しいと感じられました。現在は少し落ち着いていて、カニパンも並んでいるようです。