ずーみんのはがき絵七十二候

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家でカニ食べました

2021-12-10 00:11:27 | 日記

 「カニ食べ行こう」と書きましたが、実際には家でカニをゆでて食べました。生のベニズワイガニを割と安価で売っていましたので、2杯買ってきました。ゆでたてをおいしくいただきました。絵の方はもっと高価なズワイガニを描きました。少々ずるをしております。

 

 

 甲羅側ではなく、腹側を描いています。

 

 

 こちらは甲羅側です。自作の短歌(?)を書き添えてあります。

 「玄武洞 城崎温泉 竹野 佐津 柴山 香住 鎧 餘部」と、JR山陰本線の駅名を順番に並べただけですが、短歌の調べになっております。しかもカニの名産地としてカニツアーの行き先にもなっている「城崎温泉」や香住ガニの水揚げ港として有名な「香住」も含んでいます。


第61侯 閉塞成冬

2021-12-09 02:00:40 | デザイン書芸

 重く広がった厚い雲が空を覆い、いよいよ冬らしい天気になってきた様子を表した言葉です。七十二侯中第六十一侯「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」は12月7日から12月11日に当たります。

 

 

 「閉塞成冬」という字をデザインして書いてみました。「閉塞」という言葉で生物が活動を控えている感じが見て取れます。

 この時期、特に日本海側ではシベリア寒気団が影響して大雪となることもあるようです。気圧配置が西高東低の冬型となり、天気図の等圧線が込み合って、冷たい北風に人間も活動を控えようかという時候です。


このお菓子を何と呼ぶ?

2021-12-04 02:28:16 | 日記

 「あつまれ!おえかきの森」というお絵描きのチャットゲームにはまっています。もう2年以上もやり続けていますが、一向に飽きません。楽しいです。出された「お題」(描き手にしか見えない)をお絵描きで表現して、ほかの参加者に何の絵を描いたかを当ててもらうゲームなのですが、そのゲームで「お題」に出るものの一つに「今川焼き」というのがあります。

 

 

 この絵に描いたお菓子が「今川焼き」であることは知っていますが、私は普段このようには呼んでいません。

 この、小麦粉を主成分とした生地にあんこを包んで、金属製の焼き型で焼いたお菓子を何と呼ぶか、とおえかき仲間に尋ねたところ、実に様々な呼び方で呼ばれていることがわかりました。

 北海道の友人は「甘太郎」だそうです。お題の通り「今川焼き」と呼ぶ人もいましたが、「大判焼き」と呼ぶ人の方が多かったです。私は「回転焼き」と呼んでいますが、これは関西の人に多いということもわかりました。おえかき仲間ではない岡山県奈義町出身の先輩に聞くと「横綱まんじゅう」だそうです。

 回転焼きを商う「御座候(ござそうろう)」という店舗があるのですが、「御座候」と呼んでいるという人が少数ですがいました。私も「御座候」というお店は知っていますし、食べたこともありますが、このお菓子のことを「御座候」とは呼びません。

 さて、書き添えたハングルですが、「古いアルバムをめくって、`ありがとう’ とつぶやいた」と書いてあります。ご存じ「涙そうそう」という歌の歌詞の一部です。「なだそうそう」と「ござそうろう」のあまりにも無理やりなダジャレです。


第60侯 橘始黄

2021-12-02 05:53:48 | デザイン書芸

 七十二侯中第六十侯「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」という字をデザインして書いてみました。

 「橘始黄」は12月2日から12月6日に当たります。橘の実が黄色く色づいてくる時候です。

 

 

 ここでいう橘とは、かんきつ類全般を指す言葉だったようです。韓国語でもミカンを「귤(キュル)」と言いますが、これは「橘」という漢字語でしょう。蜜柑の漢字語である「밀감(ミルガム)」という言葉もあります。

 冬でも葉が青々として枯れない常緑樹であるので、かんきつ類は「めでたいもの」として扱われてきました。正月飾りにも使われ、鏡餅の上にちょこんと載っています。葉の付いたものを使いますね。家が代々栄えるようにと「ダイダイ」を使うことが多いようですが、もともとかんきつ類には「永遠」とか「不老長寿」「不老不死」の意味合いがあるので、品種にこだわらなくてもよさそうです。

 古くは古事記や日本書紀にも登場します。長寿を願った垂仁天皇が田道間守に命じて常世の国から「ときじくかぐのこのみ」を採ってこさせようとしますが、田道間守がやっとの思いで持ち帰った時にはすでに天皇は崩御していて、田道間守は嘆き悲しみ、泣き叫んで死んでしまうというのです。この時、天皇の陵にお供えした実から橘の木が生えたと言われています。

 この説話は、古代の菓子づくりの発祥を表しているという説があり、「ときじくかぐのこのみ」の名を付けたケーキ屋さんや高級フルーツ専門店などがあるのはこの説によるのでしょう。また、田道間守を「お菓子の神様」としてお祭りしている神社もあるようです。