今日。また。デュエリストを観に行ってきました
最後のエンドロールは・・・
ドンウォン君の歌声にこの言葉が重なって。。。
やっぱりジーン
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伝えたいことがあるのに
言葉がみつからない
君の怒った顔さえ
思い出の中にしまっておきたい
君を愛したい
君とずっと一緒にいたい
言葉にできない
心が張り裂けそうで
胸いっぱいの愛
恋しい君が
現実になった
君を失いたくない
いつもそばに寄り添っていたい
愛してる
Duelist Closing Credits Love Song - Ha Ji Won, Kang Dong Won
(再びお借りしました)
さて。上の写真は~
昔いただいたカードの画像デス
(ウリ師匠Yちゃん作)
今。ドンウォン祭で上映中とのことで、以前師匠が送ってくれた感想&解釈文をふたたび拝読しました。
そこから伝わる熱いもの
了承を得て今回ご紹介させていただきま~す
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私は1回目見た時は、ドンウォニの美しさは堪能しましたが、
話の展開や、スルプンヌンの表情の意味など、
細かい点が把握できず、少々消化不良気味でした
でも話の内容や設定、全体の構成や雰囲気は好きなものだったので
日が経つにつれて、もう一度見たくて仕方なくなったんです
そして見たら、1回目にはわからなかったことが見えてきて・・・
私の勝手な解釈ですが、思いついたこと書きますね(^^;
最初の対決、
僕のこと好きでついてきたの? それとも尾行?のシーン
あの後、女郎街みたいなところを嬉しそうに歩きますよね
最初はなんでそこで嬉しそうに笑ってるのか違和感があったんです
スルプンヌンはよく女郎街にいるみたいだったので
女になれているのかと思ってたんです
でもナムスンと闘い、彼女の胸元がやぶけ白い肌を見た時、
初めて女というものを意識したんじゃないかと思ったんです
ナムスンの肌を見た瞬間のあの驚いた顔が忘れられません
その時、初めて女を意識したから、
いつも見慣れている女郎たちが違って見えたのではないかと、
そんな風に思えました
スルプンヌンが仲間を殺したことに怒りを覚えて、
闘いを挑むナムスンに、行かせてくれと闘うことを避けるシーン、
結局剣を交わすことになってしまいますが、
剣と剣をあわせ、お互いを見る時のスルプンヌンの
哀しく、苦痛に満ちた瞳を見ましたか?
その後、闘いの終わりになんとも言えない表情で微笑むんですよね
無表情で人を斬る、そんな行為をとがめられ、
あの優しげに微笑むような表情、
自分の感情をそのまま表に出すナムスンをうらやましく思い、
微笑ましくもあり、責められても穏やかな気持ちになったのでしょうか
感情のないスルプンヌンがとても人間らしく見えた顔でした
私がとても好きなシーンのひとつが、柱での長官とのシーン
あそこは2人の関係がよくわかるなぁ~と
育てられた恩義と、育てる中で生まれた息子への愛情、
でも私利私欲のための利用と、従わざるを得ない立場、
まさに愛憎と呼ぶべきか、
近づきもせず、離れもしない、常にある一定の距離を持つ2人の、
緊張感のある関係・・・2人にしかわからない感情は
「おまえの仕業か?」「はい」この会話が物語っている気がしました
長官は「私を斬ってもいいぞ」と2回言いました
そのたびに斬りたいのか?と自問して苦しむスルプンヌンがつらいです
誕生日の宴ではなく、後半、斬ってもいいというシーン、
言われたスルプンヌンが一瞬、嘲るような笑みを浮かべます
1回目見た時には気づきませんでしたが、2回目に気づき、
今まで感情を押し殺してきたスルプンヌンの本当の姿を見た気がしました
いつも女性のように節目がちで物言わないスルプンヌンが
人間の醜い部分を表に出した瞬間のように見えたんです
名前の件、前にもメールしましたが、
ナムスンに聞かれても、クルセ・・・ととまどいます
柱のシーンで長官に聞かれた時に思ったんです
もう長い間誰にも名前を呼んでもらったことも、
名前を尋ねられたこともなかったんだなって
名前って他の人と自分を区別するようなもの、
自分の存在を認知させるひとつの手段だと思うのですが、
それを長い間持たずに生きてきたんだと
長官以外にはその存在を意識してもらうことのない自分、
その自分に名前を聞いたナムスンにとまどったでしょうね
ナムスンの本当の名前を聞いて、それをかわいいと言ったことからも、
そんなカレの心情が読み取れて、哀しくなりました
一番好きなシーンは・・・どこもよくて悩むのですが、
やっぱり一番最後の舞踊のような闘いでしょうか
あの時はすでにスルプンヌンは死んでると思うので、
あのシーンは実際のストーリーとは切り離されるのかもしれませんが
2人の愛を表す最大の見せ場って気がしますよね
静かに、ゆっくりと、でもとても激しく舞う2人が、
愛に満ちて優しくも見え、せつなく哀しくも見え、
涙が出て止まりませんでした
あのシーンの最初、ハジウォンの笑いながら泣いている表情、
あの顔は本当につらいですね
やんちゃな男の子のようなナムスンが愛を知って、
その愛がどうにもならない宿命をもったものだと、
どうにもならない哀しさがこみあげてきました
剣を交わしながら二人のやりきれない視線は愛の何物でもなかった
美しく浄化し、昇華されていく様が余韻を残します
美しすぎて言葉も出ません・・・涙は出ましたが(笑)
人を人とも思わないように無表情で人を斬っていく
でももしかしたらカレはそれしか教えられず、
それしか知らず生きてきたのかもしれませんね
市場を悠々と歩き、美しいノリゲを手に取ってみたり
感情をむき出しにして挑んでくるナムスンを見たり、
その都度、カレの見せる顔は驚きと好奇心に満ちた、
コドモのような顔になるんですよね
カレは何も知らない純真無垢な生まれたての子供のよう
ナムスンに出会って、初めて“人”として、
この世に生を受けたんだと思いました
それまでは人でなかった、だから人を斬ることになんの思いもなかった
でも人になってしまった、生まれてしまった
だからナムスンへの愛も、長官への愛憎も、
刺客としての自分への疑問も、あらゆる感情が一気に芽生えてしまった
哀しくて、かわいそうで、カレを思うと泣けてきますね
長官に引き取られてから刺客になるまでの生い立ちが知りたくなりました
・・・すいません、止まりません
かなり長くなりました
そしていつものように勝手な解釈なので、
監督やドンウォニの意図することと違うかもしれませんが
見れば見るほど、いろんなことを感じる映画でした
私もまた見れたら見たい!そんな感じです
自分の映画をいつもは1回しか見ないドンウォニも
デュエリストは映画館で3回見たらしいですよ
「詩のような映画です」とも言ってました
そうそう、監督からスルプンヌンの役作りとして参考にと言われたのが
モネの肖像画だったそうですよ
その肖像画の目が、なにかを凝視しているけど、
何も見ていない、そんな目だったそうです
ドンウォニの目は前から美しく、哀しい目だと思ってはいましたが、
スルプンヌンはホントに圧巻、絶品ですね
あの物言わない表現力、ドンウォニの演技者としての資質は
他に類を見ない、すごい個性の持ち主だなと感動しました
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Yちゃんの感想&解釈に差し込み写真(イメージ画像)を勝手に入れ込んでみました(^^)
スクリーンのデュエリスト。まだ観たいけど。今日でみおさめ。
今日はレディースDAYということもあってか2列目以降ほぼ埋まっていました
家に帰ってDVD特典映像ドンちゃんインタビューを観ながらアップ中のryuka
月日が過ぎても・・・まるで最近公開した映画のごとく。熱くなる映画。「デュエリスト」
まだ、19(金)まで上映とのことですので、観に行かれる方は楽しんできてくださいネ