暮らしに毎日ポストイット♬

今年でブログ開設19年目
天国へ召されたハスキー犬の想い出とともに
シニア夫婦の平凡な暮らしを綴ります

旅日記 6

2017年03月18日 | 旅行


旅行の候補の中にはオーストラリア・カナダ・インドネシア を提示していたのですが
とにかく ほぼ引きこもり生活の姉を外に連れ出すのは妹の誘いがなければ重い腰を上げない環境です


カンボジアとベトナム と 行き先をリクエストしたのは姉でした

私のイメージで これらの地は アンコールワットという世界遺産より 「悲惨な戦争」のイメージが色濃い国です
姉が大学生の時 小学生だった私は姉の本棚からランダムにチョイスした本で ベトナム戦争の悲惨な記事を読んで
激しくショックを受けたものでした
その後 映画でベトナム戦争を描いた作品も観る機会があり また ポルポト政権の残虐なニュースは
大人になってからの記憶も新しいし ちょっと怖い印象でした

旅程3日目は 夕方のフライトまで自由な時間があったので 戦争博物館とキリングフィールドへ出かけることにしました

戦争博物館は 訪れる人もまばら


 

思っていたイメージとは違い
当時実践で使われた兵器が野ざらしで展示されています








また 地雷や爆弾 またそれらで犠牲になった人々の写真などが 屋根だけある東屋で掲示されています











今現在も地雷は完全に除去されていないという現実




人間って・・・・








次に キリングフィールドへ


ポルポト政権で クメール・ルージュ(カンボジア共産党の別名)により多くの人が処刑された跡地には
追悼の気持ちを込めて 寺院が建てられています



そして 理不尽に虐殺された人達・・・
その地に立って 現実を知ること 感じること 想うこと・・・・
言葉も見つかりませんが それだけで 意味はある? 
自分なりに 納得できる何かを探すしかないのかなぁ

混乱してしまいます

帰国して再度 この歴史を調べてみました







「本を読んでる」←文字が読めるなんて知識人だから殺す(^_^メ)
「海外行ったことある」←海外行くなんて知識人だから殺す(^_^メ)
「ラジオを聴く」←ラジオを持ってるなんて知識人に違いない殺す(^_^メ)
「旧貨幣を持っている」←反体制派だから殺す(^_^メ)

ここまではまだ良い方です・・・。

「子どもに教育した」←我々と異なる思想を植え付けたから殺す(^_^メ)
「腕時計をしている」←腕時計しているなんて知識人(略)(^_^メ)
「恋人がいる」←社会風俗を乱すから殺す(^_^メ)

果ては・・・

「眼鏡をしている」←眼鏡をしているなんて(略)(^_^メ)
「手が綺麗」←畑仕事をしていなかった知識人だから殺す(^_^メ)
「イケメン&美女」←もう理由なんていいや、殺す(^_^メ)


Yahho 知恵袋より




前出のガイドのシダエちゃんが言っていました

「カンボジアの平均年齢は24歳なんです。 ほとんどの大人は内戦で殺されてしまいましたから」

彼女の明るい表情の裏には きっと家族や愛する人を失った悲しい過去があるのでしょう


人は何で人を殺すのでしょう
洗脳? 心が麻痺してしまう?
元々残忍な生き物なのか?


戦争を知らない 能天気な自分が いかに恵まれてるかを 感じ
逆に 何だか申し訳なくも想い
ここでも 混乱するのです



コメント
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