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今朝、日本テレビ系列の番組に石破茂氏が出ていたので、しばらく耳を傾けてみました。
冒頭に、安倍政権否定のほうの国民の声として街頭インタビューを流したのですが、安倍総理が不在の番組であるなら、安倍総理を是とする声も拾い上げねば公正を欠きます。しかしながら、それはなくただ批判の声のみ。
それにしても、安倍総理批判の国民のレベルに今更ながら慨嘆を禁じえません。
アンチ安倍政権の理由は以下です。
長期政権だから。
説明責任が果たされていない。
長期政権だから、なぜ悪いのかの論拠がないまま「長期だからいけない」というたぐいの拙劣な批判は「万引き家族」の是枝裕和監督他、代表的なアンチ安倍政権派が流しているメッセージで、それを鵜呑みに述べているのでしょう。
まず安倍政権のごとき、世界のレベルから言えば長期などではありません。
米大統領の任期は2期8年が最長で、戦後はトルーマン、アイゼンハワー、レーガン、クリントン、ブッシュ息子、オバマの各大統領が8年務めています。
フランスでもド・ゴール氏以来、ミッテラン氏が約14年間、シラク氏が約12年間、政権を担っています。
ドイツも長期政権です。ドイツも長期政権が続く。コール、シュレーダー、メルケルの3首相の間に、日本ではなんとのべ19人の首相が誕生、これでは政策も定着せず世界では名も顔も知られぬうち、去ってはまた現れカラスの水浴びよろしく短期にバタバタと、何をしているのか、目につくのは至らぬところばかり、という結果で終わってしまいます。
イギリスでもサッシャー氏以降、政権は長く維持されていてそのメリットが如実です。
習近平のごとき独裁政権の長期は腐敗その他デメリットが大ですが、安倍総理は習近平ではありません。
長くとどまることにより政策の継続性を維持できること、海外において存在感が増すことなどメリットが大きく上回ります。デメリットがあるとすれば、長期ゆえのおごりと油断が生じることでしょうが、これは支持国民が是々非々で是正しつつの支持でなければなりません。
政党を支持しながらも、批判により育てる意識が必要です。
「説明責任」は加計・森友ですが、1年間以上も国会で延々取り上げられ野党からの集中砲火で追求されたにも関わらず「何もなかった」のです。それが端的な答えです。
「やってない」「関わってない」という証明など出来ません。
執拗長期な追求でも結局、何もなかった。それで本来、もう十分なはずですが、野党の「説明責任が果たされていない」という言葉だけの印象操作を刷り込まれた国民が多いようです。石破氏も同じことを述べていますが、理解に苦しみます。
そこを撃つなら野党に行け、と言われるゆえんです。
番組中、石破氏がその話の要で述べたのが「交戦権」なのですが、考えながら活字を拾うのではなく一過性に耳を通り過ぎる音声であること、そこにブログ主の不勉強も重なってよく解らなかった、というのが情けなくも率直な感想です。(それなりに受け取ってはいるので、後段で述べますが)
ただ・・・・交戦権は石破氏が説くほど複雑なものなのかなあ、とは思いました。
交戦権Belligerent Rightsは、国際法で使われている概念ですが、日本では曖昧なまま戦後73年間が経過してしまいました。
しかしながら、国際的にも交戦権の定義がさほど明確なわけではありません。
平たく言えば「戦争を行う権利」なのですが、石破氏はこの定義に異を唱えていたようでした。
戦時国際法においては、以下が権利・義務として求められています。
- 敵戦力の破壊および殺害
- 中立国の船舶に対しての国防上の要請から、もしくは戦時禁制品の取り締まり等のための海上封鎖、臨検や拿捕
- 捕虜の抑留
- 占領地では軍政を敷いて、敵国民やその財産についての一定の強制措置
以上はWiki より
交戦権については国家のみならず、非政府・反政府による紛争が生じた場合、叛乱が内戦へと移行した時「交戦団体」にも交戦権が認められていて、抗議的軍事行動(レジスタンス運動)などにも戦時国際法が適用されるとされていますが、戦争当事者としての明確な定義は存在していません。
日本国憲法において問題になるのは、第9条第2項後段における「国の交戦権は、これを認めない」です。
日本国憲法 - 第2章 戦争の放棄 - 第9条
- 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
- 2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
要するに「日本は戦争する資格がない」と。Article 8.としてGHQが日本に押し付けてきた概念は以下です。
War as a sovereign right of nation is abolished. The threat or use of force is forever renounced as a means for settling disputes with any other nation. No army, navy, air force, or other warpotential will ever be authorized and no rights of belligerency will ever beconferred upon the States
青字の箇所が、日本は戦争する権利がないとしたくだりです。
要するに、単に日本を無力化するためのGHQの押しつけでしかありません。その押しつけを「解釈」の次元に持ち込み、ああでもないこうでもないと、いくら学者がいじったところで、一つの明確な結論などありません。永遠にないでしょう。
そもそも・・・・ここが肝心なのですが外国では交戦権を巡っての論争などありません。「国が戦争を行う権利があるかどうか」と論議されるのは日本だけ。各国、交戦権は自明の理として認識しています。
防衛省は、交戦権について自衛権とは別個の概念であるとして区別、防衛白書では、交戦権を「戦いを交える権利という意味ではなく、交戦国が国際法上有する種々の権利の総称」であり、「相手国兵力の殺傷と破壊、相手国の領土の占領などの権能を含むもの」であるとしていますが、石破氏が番組中、主張していたのはこの部分でしょう。
「相手国の領土の占領など、自衛において必要最小限度を超えるものは認められないとしている」など交戦権の中の「やってはいけない」縛りの部分です。
しかし、こんな縛りを巡っての「解釈」をめぐる論争に何の意味があるでしょう?
ありようは、GHQから押し付けられた日本弱体化のための憲法という名の「縛り」「罰則」「復讐」でしかないのです。
安倍総理が石破氏との公開論戦を避けたのは賢明です。戦勝国が日本を潰すために作った憲法という名のお節介・押しつけ文の「解釈」をいくらしたところで、学者の間でも堂々巡りで決着のつかぬものを、結論が出るわけもありません。
「憲法? そんなもの改正だ」として、ゴルフで英気を養っているのが正解なのです。番組では交戦権について熱弁をふるう石破氏と対象的にゴルフで笑っている安倍総理を映し出し、これも印象操作の一つでしょう。
その安倍総理の改正論に対して、保守の人たちの一部は「十分ではない」と批判するのが定番となっていますが公明党という怪しげな宗教を背後に持つ党と結託している限り、いきなり理想の憲法改正には持っていけません。これは安倍総理ならずとも、誰がやっても同じこと。
まずは完璧な憲法に仕立て直すための前段階、地ならしとして「改正した」という最初の布石としての実績作りが肝要であり、その点でも安倍総理の事の運び方は正解なのです。無論、公明党との連立という病的な形はいずれ解消されねばならぬ、ということを前提に置いてのことです。
自民党の党是が「憲法改正」です。
新綱領
平成17年11月22日
- 新しい憲法の制定を
私たちは近い将来、自立した国民意識のもとで新しい憲法が制定されるよう、国民合意の形成に努めます。そのため、党内外の実質的論議が進展するよう努めます。
石破氏は番組中、対北朝鮮についてこのように意見を述べました。
「北朝鮮との問題は拉致問題を含めて、まずお互いに連絡事務所を置くことから始めなければいけない。アメリカがこうだから日本はこうだと言ったら日本を相手にしない。
北朝鮮とお互いに話し合える環境を作らないと何にも起こらない」
総連がありますけどね。こんなのと話し合いなんか可能ですか。
▼はげ山と洪水は日本の犯罪? 北朝鮮が金日成時代の失政を責任転嫁 不当な弁済要求も
8/25(土) 18:43配信 産経新聞
【ソウル=名村隆寛】北朝鮮が金日成(キム・イルソン)主席の存命中に行った耕地拡大のための大規模な森林伐採を、朝鮮半島統治時代に「日本が行った略奪行為」と断じ、日本に弁済を要求している。
平壌放送が22日に報じた論説は、日本が「朝鮮の山をはげ山にした」とし「日帝による大々的な山林伐採がわが国を洪水地帯にし、人民の生命、財産を随時脅かす結果をもたらした」と主張。「わが人民は、日本の山林資源略奪の犯罪行為を徹底的に清算し、その代価を受け取らずにはいない」などと訴えた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180825-00000545-san-kr
・・・・・・ここまで
総連という厄介者の他に事務所など置いたら、双方結託して更なる規模の反日工作機関が出来上がるだけ。
石破氏が北朝鮮で女性を要求、痴態を記録されているという噂は本当ではないか、と思った瞬間です。
週刊誌など活字での既報に対して、石破氏は明確に否定なり肯定なり答えねばなりません。
最後に、素朴な感情論レベルですが正直に言うとあれこれ批判する以前に「この顔で日本の代表として海外に出て欲しくない」
安倍総理の風采と背の高さは、外国で各国首脳と並んでもみすぼらしくありませんが、石破さんは・・・・・。
中身が無論、先行ですが政治家は見栄えも大事です。
祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え
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