介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第2024号 宮本太郎『福祉政治』(有斐閣)

2008-12-26 06:14:05 | 経済
出版社がPRのために出している雑誌があります。
普通の本屋さんにはおいてない場合が多く定期購読する場合が多いですね。

私も若い頃は、たくさんとっていました。
今は、講談社の『本』と新潮社の『波』だけです。(いずれも月刊)

有斐閣は、法律の専門出版ですが、政治学 経済学 心理学と最近では社会福祉関係のものも多く出していますね。
教科書PRの関係か、『書斎の窓』が大学の研究室に送られてきます。

昨日、届いていた最新号、2009年1&2月号(写真)に、
宮本太郎
『福祉政治ー日本の生活保障とデモクラシー』の書評が掲載されていました。
pp.55-58
評者は、宇野重規氏(東大社会科学研究所准教授)です。
昨日、紀伊国屋で探したが無かった。
目次は、有斐閣のサイトに出ていました。

福祉政治

以下、書評から。

○ 社会保障がいまこそ必要なのになぜそのネットワークが形成されていないのか

○ 戦後の社会保障制度は職域ごとの発展で、企業と家庭が重要な役割を果たしてきた。

○ いまは、企業は国際競争の激化で、家庭は少子化で、ともに役割を果たせなくなっている

○ 国民は、北欧型の福祉国家を望んでいるといわれるが・・反面、「小さい政府」を望むという矛盾した状況だ

○ 「福祉政治」というトピックを通じて日本政治とデモクラシーの質について示唆を提供する

【私の批判】
一読に値するようですが・・

☆すでにこれまでも指摘されてきたこと

☆とすれば、「政治」のレベルだけではなく「思想」のレベル、しかも「知識としての思想」ではなく、より深いところでの作業が必要では?

☆このことを既製の研究者に期待するのは無理では

☆光明ありとすれば・・
「岩清水日記」「masaの介護福祉情報」「遥香の日記」など、ブログで発信されている実務家の思想に次の時代の新しい芽を見ることができる
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