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【短報】メマンチン(認知症治療薬)はドイツでは効果に疑問

2008-08-17 13:42:56 | 地球→ドイツブログ
Google のニュース欄からドイツ語版をサーフィンしていたところ、

ロイター通信のドイツ版ニュース

が、8月14日付のフランクフルト電として、
認知症の治療薬 Memantine (メマンチン)の審査経過を伝えている
との短報を伝えていました。

○ ドイツの公的な審査機関(IQWiG)は、メルツ社から申請の出ているメマンチンについて、11例中4例にしか効果は認められと発表し、正式な見解は9月11日までに発表する予定である。

○ 同社は、この薬(商品名:Axura、Namenda)はアメリカのなどですでに年間10億ドルの売り上げがある医薬品であり、遺憾の意を表明している。

ブログ編集者注
(1)この薬は、アルツハイマー症の中重程度の患者用にアメリカなどでは使用されている。日本では、審査中でまだ使用されていない。
*三宅貴夫先生のHPなどによる。

(2)IQWiD=Das Institut fur Qualitat und Wirtschaftlichikeit im Gesundheitswesen
は、2004年の医療保険改革によって新設された機関で、医師、保険者、政府からの調査委託を受けて、ドイツの医療保険で使用可能な医薬品の審査を行っている。

(3)これは、このブログでドイツ語版のニュースを取り上げていこうという試みの例として書いています。医学的・薬学的な知識は持ちあわせていませんので、念のため。
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