今日は、台風が近づいて強風の中を、薩摩半島の南端にある老人保健施設を訪ねました。このところ、シリーズでこの地域を訪問してきましたが、今日が最後です。
老人保健施設に入ったすぐのフロアーの真ん中でピアノを弾いておられるのが今日インタビューするN先生。
椅子が2列で40ぐらいはあっただろうか?1時半の開始ですがすぐに一杯になった。
その老人保健施設、近所のグループホーム、特別養護老人ホーム、ご近所に住んでいる方など、車椅子の方も数名。一番高齢の方で94歳とか。ざっと見たところ、80歳代の方が多い。女性の方が圧倒的に多い。
真ん中のホワイト・ボードに「貯筋運動」といったことが書かれてあります。
貯筋運動
鹿屋体育大学学長 福本哲夫
音楽に合わせて、軽い運動が幾つか続けられる。
ハーモニカを吹いている男性は83歳。
N先生は、ダンスがご専攻で、長く鹿児島県下の高校で体育を教えてこられた。
4人の女性の方が前で体操の見本をやります。
よく揃っていてN先生との呼吸もぴったりでしたが皆さん教え子とのこと。
ある女性の参加者が、マイクをもって何か歌うしぐさ。満面の笑みでとても嬉しそうです。よく観察すると、認知症が進んでいるようです。みんなの前で、マイクを持ち、N先生と一緒に歌を歌うしぐさを続けている間の嬉しそうな顔。30分で休憩が入り、スポーツドリンクを飲む。休憩後20分ほどで終了しました。そのとき、わかったのですが、そのマイクを持って前で出て歌うしぐさをした女性は、(その老人保健施設の)自分の部屋がわからないという。スタッフがエレベーターの方へ案内して付き添う。
隔週、このようなスタイルで行われる。
歌、体操、おしゃべり。
すべてボランティアで行われ参加者は無料。
先生が、今日のために工夫されたショート・スピーチが拍手喝采。
これまでも沢山の老人ホームやディサービスで「老人レク」をみてきましたが、
今日のような、自由で、かつ規律があって、楽しそうなものは初めてです。
私も、同僚のA先生も、思わず、皆さんに合わせて、肩を叩いたり、手を上にして輪を描いたり。
終了後、1時間ほど、インタビューに入りました。
その内容は、いずれ報告書にまとめるのですが、「相手のお話を聞くこと」という私達の今度のルールによって、ずっとお話を聞きました。
固く簡単にいえば、「地域で認知症をケアする」といったところです。
先日うかがった特攻基地万世飛行場のことも話題になりました。
「はじめに3歩、別れに7歩」
これは、この地方で昔からいわれてきた礼儀の奥義で、
お会いしたときは、相手に3歩近づいて挨拶を。
お別れには、7歩一緒に歩いて、お別れする。
N先生が、今日出席した高齢者の皆さんとの挨拶、そして、私達2人への挨拶もまさにそのような「はじめに3歩、別れに7歩」でした。
*今日は、写真は撮りませんでした。これは、先日撮っておいた竹田神社です。
老人保健施設に入ったすぐのフロアーの真ん中でピアノを弾いておられるのが今日インタビューするN先生。
椅子が2列で40ぐらいはあっただろうか?1時半の開始ですがすぐに一杯になった。
その老人保健施設、近所のグループホーム、特別養護老人ホーム、ご近所に住んでいる方など、車椅子の方も数名。一番高齢の方で94歳とか。ざっと見たところ、80歳代の方が多い。女性の方が圧倒的に多い。
真ん中のホワイト・ボードに「貯筋運動」といったことが書かれてあります。
貯筋運動
鹿屋体育大学学長 福本哲夫
音楽に合わせて、軽い運動が幾つか続けられる。
ハーモニカを吹いている男性は83歳。
N先生は、ダンスがご専攻で、長く鹿児島県下の高校で体育を教えてこられた。
4人の女性の方が前で体操の見本をやります。
よく揃っていてN先生との呼吸もぴったりでしたが皆さん教え子とのこと。
ある女性の参加者が、マイクをもって何か歌うしぐさ。満面の笑みでとても嬉しそうです。よく観察すると、認知症が進んでいるようです。みんなの前で、マイクを持ち、N先生と一緒に歌を歌うしぐさを続けている間の嬉しそうな顔。30分で休憩が入り、スポーツドリンクを飲む。休憩後20分ほどで終了しました。そのとき、わかったのですが、そのマイクを持って前で出て歌うしぐさをした女性は、(その老人保健施設の)自分の部屋がわからないという。スタッフがエレベーターの方へ案内して付き添う。
隔週、このようなスタイルで行われる。
歌、体操、おしゃべり。
すべてボランティアで行われ参加者は無料。
先生が、今日のために工夫されたショート・スピーチが拍手喝采。
これまでも沢山の老人ホームやディサービスで「老人レク」をみてきましたが、
今日のような、自由で、かつ規律があって、楽しそうなものは初めてです。
私も、同僚のA先生も、思わず、皆さんに合わせて、肩を叩いたり、手を上にして輪を描いたり。
終了後、1時間ほど、インタビューに入りました。
その内容は、いずれ報告書にまとめるのですが、「相手のお話を聞くこと」という私達の今度のルールによって、ずっとお話を聞きました。
固く簡単にいえば、「地域で認知症をケアする」といったところです。
先日うかがった特攻基地万世飛行場のことも話題になりました。
「はじめに3歩、別れに7歩」
これは、この地方で昔からいわれてきた礼儀の奥義で、
お会いしたときは、相手に3歩近づいて挨拶を。
お別れには、7歩一緒に歩いて、お別れする。
N先生が、今日出席した高齢者の皆さんとの挨拶、そして、私達2人への挨拶もまさにそのような「はじめに3歩、別れに7歩」でした。
*今日は、写真は撮りませんでした。これは、先日撮っておいた竹田神社です。
この言葉。
まさに奥義。
実行させていただきます。
(できるかなと不安ありますが)
人を思いやる心に溢れています。
精神論者?の私はそう思います。
私も「施設見学」というか、地元民による地元施設の「第三者評価」を
したいと思うことがあるのですが、どう大義名分を
作ろうかと悩むところです。
先生は、もちろんご研究の一環ですよね。
JUNKOさん
げんきさん
コメント有難うございました。
この記事は
あらかじめブログに書く予定でなかったので
写真も撮らず
お名前も伏せています。
ですが
ほんとうに含蓄あるお話で
ここに紹介したのはごく一部
というわけです。
帰りの車中で
「インタビュー」シリーズをブログで
書いてはどうか?
と思ったほどです。
残念なことに
Nさんは
パソコン世代ではないというので
コメント部分を含めて
いまコピーをとり
封書でお礼とともに送るところです。