介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1614号  フィンランドへのアプローチ

2008-09-27 06:38:20 | 地球→ドイツブログ
【きっかけ】
9月15日に書いた第12回日本在宅ケア学会学術集会の記事
最初は、基調講演のフインランドの報告pp.14-18
Helli Kitinoja ヘリ・キティノヤ(セイナヨキ応用科学大学)
を予定していたのです・・

印象に残ったのは、
・コンピューター利用が進んでいる(さすがノキアの国)
・セイナヨキ大学には、社会福祉学部がある
程度だったので、そのままに。
*日本在宅ケア学会のHPには論文自体はもちろん、目次のアップもないです。

最近、フィンランドの調査旅行から帰ったT教授の話:
「道州制と北欧・NZ」を聞いて、関心が復活。
確かに、フィンランド527万人 vs 北海道 560万人ですから
北海道なんか、「一つの国」という気概でがんばれば・・・と、思いますね。

私は、1998年(もう10年たった)に、当時の厚生省山崎史郎老人福祉計画課長と北欧4カ国の会議のために1度フィンランドに行っています。スウェーデン、デンマーク、ノルウエーと比較すると、町並みからみて、社会資本の投下・蓄積は一番低いという印象を持ちましたね。旧ソ連の隣国としての軍事支出で疲弊したのかも。

65歳以上人口はまだ16.5%ということですから、いまや20%+とフィンランドをはるか追い越して高齢化が進む日本はもうよそ様のことを調べたりしてる呑気な場合ではないですね。
女性議員比率が41%というから開明度ではとても追いつかない。(政治家世襲制の日本)

【邦文文献】
○ 旬報社の『世界の福祉年鑑2007』では、フィンランドを高橋睦子吉備国際大学
社会福祉研究科教授が担当されています。pp.113-128
これが基本文献ですね。
*高橋先生には、女性労働と子どもの人権の視点からみた家族の変容と福祉国家
(島根県立大学『総合政策論叢』第2号、2001年12月、pp.131-157)がある。

○ 田中淳子「不登校支援としてのスクールカウンセリングー日本とフィンランドの活動の比較研究に向けて」
(島根県立大学『総合政策論叢』第13号、2007年3月)掲載。pp.175-182
*タイトルが暗示するように、フィンランドの分析は少ないです。

○ 北翔大学北方圏学術情報センター
*北海道江別市。
には、フィンランドの文献がアップされています。
2005年度
・フィンランドにおける精神障害者の地域生活 守村 洋
・フィンランドの高齢者ケアと専門職の役割  若狭重克
2006年度
・フィンランドの自殺予防対策 山田真知子

【英文文献】
次回に。
*ブックマークにあるフィンランド統計局のサイトは有用です。


*写真は、今朝06:05の桜島。14Fの屋上から。

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