【フランスの紹介は少ない】
『海外社会保障研究』164号の紹介をしました。(10月10日、第1682号)
特集テーマは、「世界の高齢者住宅とケア政策」で、日本、イギリス、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アメリカそれにフランスについて、各国研究の専門家が分担で書いています。
今日取り上げるのは、
奥田七峰子「フランスの高齢者をめぐる住宅環境とケア政策」pp.77-88
です。奥田氏は、前にサイトを紹介しましたが(9月25日、第1604号)、在パリの研究者で、日医総研フランス駐在研究員です。
【Famille d'Accueil】
直訳して、「受け入れ家庭」。
奥田論文は、フランスの高齢者ケアを概観していますが、この「受け入れ家庭」についてはなじみが薄いというか、日本にはない制度なので、奥田論文をもとに紹介します。pp.84-86
○ フランス全国で、9220の家庭が担当している。
○ 受け入れられているのは、障害成人7327人、高齢者6541人。
○ 根拠法 社会福祉・家族法典
○ 県が認可する。5年間有効。更新可。住居の基準が定められている。
○ 県の監督者、医療・ソーシャル職業者が家庭内に入ることを同意する。
○ 報酬は、公定ではなく、両者(受け入れる家庭と受け入れられる人)の交渉
○ 1家庭につき、最大3人まで受け入れることができる。
【邦文文献】
前にこのブログ(2008.01.11)で紹介した、『海外社会保障研究』161号(2008)のフランス特集の全文がダウンロードできます。
*篠田道子論文の紹介(このブログ2008.05.08)。『海外社会保障研究』162号(2008)収載。論文04
【仏文サイト】
フランス国立統計経済研究所
労働・家庭・社会連帯省
【フランス政府・英文案内サイト】
*左上のenglishをクリックする。
*写真は、安曇野。
安曇野カンポンLIFEの10月13日の記事からお借りしました。
『海外社会保障研究』164号の紹介をしました。(10月10日、第1682号)
特集テーマは、「世界の高齢者住宅とケア政策」で、日本、イギリス、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アメリカそれにフランスについて、各国研究の専門家が分担で書いています。
今日取り上げるのは、
奥田七峰子「フランスの高齢者をめぐる住宅環境とケア政策」pp.77-88
です。奥田氏は、前にサイトを紹介しましたが(9月25日、第1604号)、在パリの研究者で、日医総研フランス駐在研究員です。
【Famille d'Accueil】
直訳して、「受け入れ家庭」。
奥田論文は、フランスの高齢者ケアを概観していますが、この「受け入れ家庭」についてはなじみが薄いというか、日本にはない制度なので、奥田論文をもとに紹介します。pp.84-86
○ フランス全国で、9220の家庭が担当している。
○ 受け入れられているのは、障害成人7327人、高齢者6541人。
○ 根拠法 社会福祉・家族法典
○ 県が認可する。5年間有効。更新可。住居の基準が定められている。
○ 県の監督者、医療・ソーシャル職業者が家庭内に入ることを同意する。
○ 報酬は、公定ではなく、両者(受け入れる家庭と受け入れられる人)の交渉
○ 1家庭につき、最大3人まで受け入れることができる。
【邦文文献】
前にこのブログ(2008.01.11)で紹介した、『海外社会保障研究』161号(2008)のフランス特集の全文がダウンロードできます。
*篠田道子論文の紹介(このブログ2008.05.08)。『海外社会保障研究』162号(2008)収載。論文04
【仏文サイト】
フランス国立統計経済研究所
労働・家庭・社会連帯省
【フランス政府・英文案内サイト】
*左上のenglishをクリックする。
*写真は、安曇野。
安曇野カンポンLIFEの10月13日の記事からお借りしました。