EMPOWERMENTエンパワーメント
に関する理論と実践をまとめた本が川島書店から刊行されました。
英文なので、博士課程でソーシャルワークを研究している人に薦めます。タイトルは、
CULTURE, CARE AND COMMUNITY EMPOWERMENT
Interenational Applications of Theory and Methods
編著者は、安梅勅江筑波大学大学院教授とMary McCallセント・メアリー大学(カリフォルニア)教授
著者に、スウェーデン、オーストラリア、イスラエルの各大学の専門家
監修の高山忠雄先生(教育学博士)は、研究室が私の隣です。(普段は、研究科長室におられますが・・)
昨日、高山先生からいただきました。
【幅広い分野での応用事例】
エンパワーメントは、社会福祉学の分野では、精神保健福祉のソーシャルワークやケアマネジメントでも1990年後半から使われている概念と方法論です。
教育学、保健学といった隣接領域だけではなく、経営学、女性学、行政学、消費者問題、国際援助、会計学、インターネットなどの他領域でも多くの先行研究があります。
「社会福祉学資料集」の方に、次の2つをリンクしてあります。
0.4.の3番目→ 国際発達ケア研究室(本書の編著者・筑波大学安梅先生)
1.5.の1番目→ エンパワメント(上記サイトから。リンクもあり)
【この本の特徴】
・エンパワーメントについての理論的な系譜の整理
・比較文化的な視点
・各国の地域における具体的な活動を基礎とした技術マニュアルの集大成
なによりも、
○ 日本では、「介護予防」として知られるようになりましたが、これまで日本で開発されてきた方法論を各国に適用してみた成果をまとめた。
○ これまでの日本の社会系・人文系の学問は、外国からの移入・翻訳が主体でしたが、本著は、日本発の理論と方法を、各国における実践例を含めて、英文で発信していること
○ 私自身は、ほとんど参加していませんが、アメリカ、スウェーデン、オーストラリアなど各国の研究者が鹿児島の私のキャンパスに来てシンポジウムや講義をしたこと、県内での調査活動を近くで見てきました。この本の著者は、実践者が理論を学んだという人が多いです。必要な研究費は高山先生を中心に調達されています。
【研究の核になる部分は掘り下げて学ぶ・・】
英文ということでひるむ人も多いかと思いますが、博士課程のレベルでは、国際的に通用する概念と言語(英語)に従って基礎的な勉強をする必要があります。
内容は専門的ですが、英語は平明なので、辞書を引くことも少ないです。
○ 基礎文献が吟味されてあげられている
○ ウェブサイトも多数あげてあります
○ 邦文の報告書類はたくさんあるのですが、それを日本語で1冊にまとめるまえに英語版ができました。
【構成】
川島書房のサイトには、目次が出ていませんので、簡単に紹介します。
第1章の理論の系譜
第2章の国際比較の視点
第10章の今後の方向
の3つは、昨日のうちに読みました。とても忙しい日でしたが、読まずにおられない内容があったのです。
第3章と第4章は理論の枠組みですが、その要点は、上記の「エンパワーメント」のリンクでもわかりやすく要約されています。
各論的な各章は、スウェーデン(第5章、第9章)、アメリカ(第6章)、オーストラリア(第7章)、イスラエル(第8章)です。
に関する理論と実践をまとめた本が川島書店から刊行されました。
英文なので、博士課程でソーシャルワークを研究している人に薦めます。タイトルは、
CULTURE, CARE AND COMMUNITY EMPOWERMENT
Interenational Applications of Theory and Methods
編著者は、安梅勅江筑波大学大学院教授とMary McCallセント・メアリー大学(カリフォルニア)教授
著者に、スウェーデン、オーストラリア、イスラエルの各大学の専門家
監修の高山忠雄先生(教育学博士)は、研究室が私の隣です。(普段は、研究科長室におられますが・・)
昨日、高山先生からいただきました。
【幅広い分野での応用事例】
エンパワーメントは、社会福祉学の分野では、精神保健福祉のソーシャルワークやケアマネジメントでも1990年後半から使われている概念と方法論です。
教育学、保健学といった隣接領域だけではなく、経営学、女性学、行政学、消費者問題、国際援助、会計学、インターネットなどの他領域でも多くの先行研究があります。
「社会福祉学資料集」の方に、次の2つをリンクしてあります。
0.4.の3番目→ 国際発達ケア研究室(本書の編著者・筑波大学安梅先生)
1.5.の1番目→ エンパワメント(上記サイトから。リンクもあり)
【この本の特徴】
・エンパワーメントについての理論的な系譜の整理
・比較文化的な視点
・各国の地域における具体的な活動を基礎とした技術マニュアルの集大成
なによりも、
○ 日本では、「介護予防」として知られるようになりましたが、これまで日本で開発されてきた方法論を各国に適用してみた成果をまとめた。
○ これまでの日本の社会系・人文系の学問は、外国からの移入・翻訳が主体でしたが、本著は、日本発の理論と方法を、各国における実践例を含めて、英文で発信していること
○ 私自身は、ほとんど参加していませんが、アメリカ、スウェーデン、オーストラリアなど各国の研究者が鹿児島の私のキャンパスに来てシンポジウムや講義をしたこと、県内での調査活動を近くで見てきました。この本の著者は、実践者が理論を学んだという人が多いです。必要な研究費は高山先生を中心に調達されています。
【研究の核になる部分は掘り下げて学ぶ・・】
英文ということでひるむ人も多いかと思いますが、博士課程のレベルでは、国際的に通用する概念と言語(英語)に従って基礎的な勉強をする必要があります。
内容は専門的ですが、英語は平明なので、辞書を引くことも少ないです。
○ 基礎文献が吟味されてあげられている
○ ウェブサイトも多数あげてあります
○ 邦文の報告書類はたくさんあるのですが、それを日本語で1冊にまとめるまえに英語版ができました。
【構成】
川島書房のサイトには、目次が出ていませんので、簡単に紹介します。
第1章の理論の系譜
第2章の国際比較の視点
第10章の今後の方向
の3つは、昨日のうちに読みました。とても忙しい日でしたが、読まずにおられない内容があったのです。
第3章と第4章は理論の枠組みですが、その要点は、上記の「エンパワーメント」のリンクでもわかりやすく要約されています。
各論的な各章は、スウェーデン(第5章、第9章)、アメリカ(第6章)、オーストラリア(第7章)、イスラエル(第8章)です。