介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1826号 社会福祉士実習(高齢者と障害者サービスの統合を視野に)

2008-11-11 05:49:32 | 社会福祉
図書館で
『吉備国際大学社会福祉学部研究紀要』の最新号を借りました。
(第13号、2008年3月。写真は、その表紙)

タイトルの正式の論文名は

高齢者、障害児・者サービスの統合を視野に入れた社会福祉士実習

です。pp.77-84
著者は、藤澤智子ほか10名。(4大学にわたる)

○ 3大学の学生を対象にした調査  509名

○ 社会福祉士の実習(社会福祉援助技術現場実習)で、高齢者分野で実習した学生と、障害児・者分野で実習した学生を対比している
  →高齢者を対象とした実習の方が成果があった

○ 社会福祉士実習における介護関係の知識の習得の意味を確認している

○ 社会福祉士法の改正による実習の強化を念頭においている

○ 平成18年度科学研究費補助金(基盤C)「ソーシャルワークとケアワークの共通性を基盤としたソーシャルワーク教育の探求」(研究代表者:橋本勇人)の助成を受けている
  →このテーマは興味深いですね。

☆最新号の紀要が、CiNiiのシステムによって、全文、無料でダウンロードできる例として挙げました。
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2 コメント

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ソーシャルワークとケアワークの共通性を基盤としたソーシャルワーク教育の探求 (橋本勇人)
2008-11-11 18:58:34
私の科研費の内容を紹介いただきましてありがとうございます。私自身、「人と環境との関係」がソーシャルワークのベースとなることに異論はありません。ただし、最近のソーシャルワーカー養成は、ケアワークとの分離論に沿って進められているようですが、私自身は、ソーシャルワークにもケアワークにも、共通部分と独自部分があると考えています。具体的には、①体験的な部分、②SWとCWの共通部分、③SW独自の部分、④一人前のSWとしての意味を持つ部分から成ると考え、仮説の検証を試みています。また、この結果に基づいたカリキュラムを平成20年度から実施しています。近日中に、科研費の報告書を送付いたしますので、ご意見をいだければ幸いです。
日本の現実にあった専門職 (古瀬 徹)
2008-11-11 20:31:49
橋本勇人様

科研費のテーマが意味深いと考えていましたので
さっそくコメントをお寄せいただき嬉しいです。
大学のアドレスの方にお送りください。

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