第3146号 １９８９年から２００９年まで

明日の総選挙をめぐって
海外論調も日本政治の大きな転換点という視点で記事をくんでいます。

＊「坂之上の夜明け」10 日本研究　の最近の記事。

【２０年間で弱まった経済力】
図は、
ウオール・ストリート・ジャーナルのアジア版
８月２８日付記事からリンクしました。
＊「坂之上の夜明け」P 1354 にアップしています。

１９８９年から２００９年までの日本経済を４つのデータで示しています。

○　１人あたりのGDPは、その国の経済水準を示します。　４位　→　１４位へ

○　財政赤字の累積額　　２．２１兆ドル　→　９．１４兆ドル
　　　　＊単純に１００をかけると、９００兆円ということに。　　

○　財政赤字がGDPに占める割合　　６８．２％　→　１８９．６％
　　　　＊財政赤字が１年間の経済活動の２倍近くに

○　株価(日経平均）　　　３８，９１５円　→　１０，４７３円

【これから】
★　人口の減少が続く

★　世界経済の中での存在は弱まる（中国やインドの台頭）

★　高齢化社会への備えが不十分（特に、認知症へのケアなど）

【今回の総選挙の意義】
☆　利益の再配分
　　＊この２０年に利益をえた階層もいる
　
☆　政治の復権

☆　短期間では回復しない（原因となった構造は根深い）