介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第3106号 nannさんへの具体的な支援の方法

2009-08-04 04:38:11 | キャンパスの四季
昨日、第3104号 視覚障害に関する文献 を書いた続きです。

○ nannさんは、修士課程1年生です。研究テーマは、「視覚障害者の就労支援」ですが、点訳された文献が極めて少ないので、研究は難航しています。

○ 研究科内では、彼の指導を担当しているM教授(心理学)や、研究科長のT教授(リハビリテーション論)がさまざまな支援をされています。

○ 私がUさん(同じ修士課程の1年生。私のブログでは、shang=Sさんででてきます)の参加を得て、「第22回社会福祉士国家試験対策」をはじめることができました。
→昨日の勉強会の模様と「予想問題」は、別項で書きます。

○ 私は、ハードのことは不案内ですが、多くの人にも視覚に障害がある方が研究をする場合の社会のハードルを知ってもらい、どのような支援を社会が、そして私たちができるか、できるだけのことを試みたいと思います。

○ 昨日の最初の相談は、厚生労働省のHPに、視覚に障害のある向けのページがあるのですが、これをWSBに保存できるかどうか?という質問でした。
これができれば、保存しておいたデータを必要なときに読むことができます。

・・・昨日の私の答えは、NOというものでした。
*どなたか、可能性がある道があればご教示ください。

○ 私は、視覚に障害があっても、研究をされている先達がおられるのでないか、そのような方とパソコンを通じて情報交換する道はないか?
と聞きました。とくに、パソコンを使えるのですから、nannさんのブログを作ったらどうか?と提案しました。
 そのためのソフトというものがあり、高価だそうです。

○ そこで、私の、このブログに、
ひとつは、私の記事にコメントする方法で、意見や質問を展開することができます。上記の記事に対して、今朝、詳しいコメントが入っています。
つまり、このブログの読者で、ご関心があり、nannさんへの情報、示唆、励ましのある方は、カテゴリ「視覚障がいの友と学ぶ」にアップした記事へコメントくださいね。彼は、音声の変換された内容を聞くことができます。

*しばらくは、このカテゴリを優先したいと思い、「総選挙」は「政治」として繰り下げたりしてカテゴリの再編成をして、トップにもってきました。
この方が、nannさんの検索に便利ではないかと思いました。

○ もうひとつの方法として、nannさんが、いつでも私のブログを介して、質問する方法です。
これは、私のブログに彼が入力する方法を実際にやってみたいと思います。
*まえに留学生3人と私とで、共同のブログをつくったことがあります。(「中日忍者隊」)

○ 教材の点訳を教務課でやっていますが、ボランティア?の不足で、時間がかかります。元気な高齢者の方など、点訳で支援する方法があります。この点は、改めて書きます。

*写真は、昨日の昼過ぎ、キャンパスにて。日差しは、本格的な夏。明日、5日まで学部では定期試験です。写真の図書館では、ふだんより多くの学生がいたとのことです。図書館4Fのガヤ・レストランでnannさんと会い、図書館の模様を聞きました。彼には写真は見えないので心苦しいのですが、私のこのブログでは、つたない記事を補う意味で写真を使っています。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第3105号 ブログによる知識... | トップ | 第3107号 第19科目「権利擁... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hyasu)
2009-08-04 14:37:11
近県の大学教員をしているものです。
オープンなBlogなので、ペンネームで失礼します。
以前視覚障害の友人の支援をしていたので、少し情報を提供できればと思い、コメントを投稿させて頂きます。

既知のことかもしれませんが、書籍・論文についてはスキャン後、OCRにかけることで、文字データを取り出すことができます。
音声読みだしソフトをお持ちのようなので、読み取れるのではないでしょうか?
新規購入だと4万くらいで速度も速く自動でできるCanon DR-2510Cがおすすめです。
ボランティアが誤字修正とスキャンを行えば、かなり楽になると思います。

視覚障害の教員で有名なのは障害学の福島智先生です。
http://bfr.jp/

nannさん、文献が読めないのは大変かと思いますが、がんばって書き上げて下さい。
さっそくありがとうございました (古瀬)
2009-08-04 17:16:40
hyasu 様

さっそくのコメントありがとうございます。

nannさんは、このコメントを音声に替えて読むと思います。

夏の間も毎週定例的に彼に会いますので
ご示唆いただいたことを応用したいと思います。

福島先生のことは
私のブログでも書いたことがありますし、nannさんも遠い目標としていると思います。
ありがとうございます。 (nann)
2009-08-05 17:19:38
hyasu先生、初めまして。
携帯が壊れてしまい、コメントが遅くなってしまいました。
申し訳ございませんでした。
また、貴重なアドバイスをありがとうございました。
私は、大学院に進学する上で研究の情報収集について入学前から不安でした。
大学では、テキストが指定されている教科が多かったのですが、大学院では、文献研究の資料を自分で調べないといけないため、思うように進んでいないのが現状です。
しかし、先生から教えていただいた、活字読み上げソフトなどを活用して研究を進めていきたいと思います。
福島先生の著書は、私も読みました。私も、修士論文が書けるように、頑張っていきたいと思います。
今後とも、よろしくおねがいいたします。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

キャンパスの四季」カテゴリの最新記事