介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2963号 中国の高齢化社会をめぐって

2009-06-09 04:47:26 | 中国
【経過】
昨夜は、「高齢者福祉学」第8講。18:00~19:30

人数が4人なので、私の研究室でやっています。

順番に報告をしてもらっています。
4人のうち2人が中国からの留学生なので、「中国と日本の高齢者問題を学びあって比べる」というテーマになってきました。

4人の院生を中国風の名前で呼んでいます。
第6講 Shang さん 日本の高齢者問題
第7講 Ken さん  中国の年金制度
第8講 DanDanさん 中国の高齢者問題
第9講(来週)Nanさん (テーマ:未定)

【その量とスピード】
DanDanさんの報告
4ページのレジュメと9月に中国で行われる「2009中国国際福祉博覧会」のニュース記事を配布
*目が見えないNanさんには、あらかじめ渡してあり、Nanさんはこれをスキャナで読み取り音声で聞いている。

報告の目次:
1 中国高齢化社会の現状
2 「中国高齢事業の発展」(2006年、中国の国務院が発表した白書)
3 数字から見えるシルバービジネスのチャンス
4 中国の「養老機構」*日本で言う「高齢者施設」
5 外資系が中国シルバービジネスに参入するために

ひと言で言って、中国の高齢者問題の大きさとスピードに圧倒されます。
*60歳以上人口でみて、
2005年 1.44億人 総人口の11%
2020  2.48       17%
2050  4.37       30

このスピードに対応するために中国社会は必死になってきた。そこから日本企業にとってもビジネスチャンスがある・・後半は、そういう報告でした。

【留学生の日本語能力のブラッシュアップ】
2年間の夜間だけの授業で、修士論文を書くことは、日本人の院生でも至難のことです。2人の留学生は、日常会話においては問題ないのですが、論文を作成するための日本語能力はまだまだブラッシュアップが必要です。

内容のあるテーマを書いて、報告して、討論する・・そういう積み重ねで基礎的な力をつけるというのが私の講義の第一の狙いです。

発表が一回りしたら、研究テーマで発表して貰う予定です。
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