介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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アジアから奄美をみると

2008-01-24 12:42:03 | 奄美大島
【圧倒的な緑】
鹿児島に来て一番の印象は深い緑です。
楠の並木。
キャンパスにも大きな楠が。

【周縁こそ最先端】
『それぞれの奄美論・50ー奄美21世紀への序奏ー』
南海日日新聞社編(2001、南方新社)
のなかに、
「周縁こそ最先端」という小論が掲載されています。(p224-p228)

筆者は、川野和昭氏で
この方は、鹿児島県歴史資料センター黎明館主任学芸専門員。

要点は、
・ラオスやタイの少数民族の習俗は、奄美のものと酷似している。
・日本はおろか、琉球文化の中にさえ収まらない奄美を認識せざるを得ない。

稲作儀礼、豚骨料理の例(奄美とラオス・タイ)
チジン(楔締め太鼓)、藍染め、絣、浮き彫り、焼酎、芋食、離れ二つ家、ティル
などの例が挙げられている。

【黒豚の親子】
かごしま文庫63巻
登山 修『奄美民族雑話』(2000年、春苑堂出版)
では、
ラオスへ行ったときのことが書かれてある(p24)。
ラオスの黒豚の親子の写真(p209)の横に古仁屋の豚の記事が書いてある。

【照葉樹林文化】
佐々木高明『照葉樹林文化とは何かー東アジアの森が生み出した文明』
(中公新書、2007年11月)
では、

アジアと日本とのかかわりを、照葉樹林と稲作を手がかりに最近の成果をまとめている。
民俗学だけではなく、植物遺伝学、考古学など関連する分野の専門家との討論が収められている。

【フランスの作家 ル・クレジオさん】
文化人類学者の今福龍太さんから誘われて奄美諸島へわたったフランスの作家
ル・クレジオさんは、点々と散らばる島々は、昔、一つの陸地だったと空想し、
「周辺部」には底知れない魅力がある・・と39年ぶりの日本について語った。
(2006.2.22付け、日本経済新聞の夕刊。東京版p24)
・・・鹿児島へ引っ越す準備中だったので切り抜いたもの。

【海と森】
2007年正月
船で、名瀬から古仁屋へ2時間の旅をした。
デッキから、どこまでも続く森を見た。

2008年正月
海と川が混じるところにできるという
マングローブの森の中を
小船から見上げた。
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