介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

岩波ジュニア新書「福祉ってなんだ」(古川孝順)

2008-02-12 19:09:25 | 社会福祉
【なぜ社会福祉の専門職の給与は低いか】
それは
世の中の人々が「社会福祉」という分野の専門性を
認めていないから
だと思います。

社会福祉を専攻する学生を相手にする教員として
この「社会福祉学は一人前の学問ではないのでないか?」
という
学生からの問いに
明確に答えて胸を張りたい。

そう思って
20年がすぎ
そろそろ研究室の店じまいが迫ってきました。

家庭の事情で鹿児島に来て
ふとしたきっかけでブログを始めてちょうど1年。
常連の読者の方も何人かおられて
これらのかたがたに読んでもらっている
というのが励みで今日まできました。

【いろいろな読者からは・・】
「岩清水日記」さんなど
今日も社会福祉の第一線で働いておられる読者のかたには
「こんな雑然とした考察で社会福祉学といえるのか?」
という疑問をお持ちでしょう。

「鹿児島散歩」さんからは
「福祉は難しい」
というコメントもいただいてきました。

【このブログのカテゴリ】
私としては
このブログの20ばかりのカテゴリが
いまの問題関心であり
今の仕事の範囲だと考えています。

とくに
「社会福祉概論」が中核だと考えています。

残念なことに
この科目を通して講義するのは2007年度が初めてでした。

【格闘すべき基本図書に出会う】
そうこうするうちに
今日の表題
『福祉ってなんだ』
という本が
岩波ジュニア新書として刊行されました。

今日、本屋さんに届いた。
著者は、東洋大学の古川孝順教授。
現在、日本社会福祉学会の会長をつとめる。
専門の図書が多数。
1942年生まれ。
古川先生とは
20年近く前、日本社会事業大学でご一緒したことがあります。
(さいきん、お会いしたことはありませんが)

224ページ
780円+税
ISBN 978-4-00-500583-3

【少しずつ考えながら読む】
古川先生のこの本は、
大学新入生を念頭に書かれたようでもありますが
パラパラといた感じでは
結構難しい(理屈が書いてある)

4月からの新年度
講義が始まれば
「社会福祉概論」のカテゴリで
ブログを書いていこう
と思っていましたが

この本を入手して
この本を素材に
「社会福祉を考えたことのない大人」でも読む意味のある
そして
もちろん
社会人の院生や第一線のかたがたからも意見や批判をいただけるような
シリーズにしたい

【古川先生のブログは?】
今までの調べでは
古川先生のブログはまだないようです。
私のブログも先生には読んではいただけないかと思います。
*少したまったらコピーして送ってみます。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シマに入っていかないと見え... | トップ | 『福祉ってなんだ』の「はじ... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2008-02-13 23:11:44
「こんな雑然とした考察で社会福祉学といえるのか?」→そんなこと思ってもいません。専門性についてはいつも気になっていますが、反専門性についてもとても魅力的にみえるのには困ってしまいます。専門性と給与の相関関係は、社会による認知が一番でしょうが、介護保険制度による足かせとも思っています。そして、社会福祉職による発言の弱さもあるでしょう。春闘などに縁が無いのでは努力不足といわれてもしかたがありません。
失礼しました。 (岩清水)
2008-02-13 23:13:01
さきほどのコメントを名無しで送ってしまいました。失礼しました。
専門性と反専門性 (bonn1979)
2008-02-15 04:40:06
岩清水さん
コメントありがとうございます。

私の夢は
学生、専門家、普通の市民、離島に住む人
みんなに読んでもらえるブログの世界です。

技術的なことに暗く
まだ学ぶことが多いです。

「写真」:
この間の「岩清水日記」の雪の日の写真が
胸に残り
容量をましたのに
長い間映像を送ることができなかったのですが
goo事務局にメールして照会し
写真の「縮小」の問題とわかって
昨日は、実験的に写真を多く使いました。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会福祉」カテゴリの最新記事