介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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退職したらどこに住もうか?

2008-01-22 16:45:05 | 鹿児島
【株安】
ウェブでニュースを見た。
今日は、株価が続落で
12,573円 ▼ 742円
 (2005年9月8日以来の水準だという)

【あと4年だが】
硬くいえば、「高齢者の住宅」問題。

最近、断片的ではあるが、このテーマに関する情報が幾つかあり
ブログの記事にしようとするのですが、
・施設見学をしたりしたわけではない
・まとまった専門書を読んだわけではない

せいか
これがなかなか難しいです。
・・・それで、その断片を並べて、他日を期す次第です。

【20年前の拙稿】
 1990年発行というから、ずいぶんと昔の話ですが・・
東京大学出版会から『住宅政策と社会保障』
という研究書が出ています。(当時の社会保障研究所が編集)
そこに、なんと、私が
「第3章 老人介護政策と住機能の充足」
という論文を書いている。(p41ーp58)
 その目次:
1 社会政策としての住宅政策
2 わが国における高齢者対策の展開
3 高齢者住宅に関する施策の体系
4 高齢者住宅の供給と公私の役割
むすび
 1)地域社会の復権
 2)介護マンパワーの充足
 3)都道府県・国の役割

【学部1年生の発表】
先週、学部1年生の講義は、学生の意見発表でした。(このブログ1/17)
そこで、学生から「ケア付き高齢者住宅とは?」という発表があったのです。
まだ、「老人福祉論」は、聴講していないのですが、
「高齢者優良賃貸住宅」のことなどを調べ
良い点と悪い点を比較しています。

【『おはよう21』の取材記事】
中央法規出版から月刊で出ている介護専門誌『おはよう21』
という専門職にはよく読まれている雑誌があります。
私は、臨床系というか実務系ではないのでザッと目を通す程度ですが、
その2月号の冒頭に、鹿児島の取材があったのです。
(p4-p7)
鹿児島市内の
医療法人明輝会は、訪問診療からはじめてさまざまなサービスを展開してきたが、
今度は、「小規模多機能」と「高専賃(高齢者専用賃貸住宅)」を手段とした
在宅生活を支える新たな試み
を始めた として、「ひばり」という施設と「星空」のルポ記事が載っています。

【高齢期の居住移動】
つい先日届いた『老年社会科学』29巻4号(2008年)は、日本老年社会科学会の雑誌ですが、
この号では、「高齢期の居住移動」という特集を組んでいるのです。(p547ーp566)
専門家による3本の調査結果が掲載されています。
バリアフリーの設計という視点ではなく、高齢期による引越しの実態という視点。

・高齢者の居住移動の推移と特徴     東川 薫(四日市看護医療大学)
・都市部に引越した要支援・要介護高齢者の生活変化と心身の状況
                    工藤禎子(北海道医療大学)
・高齢転居者の社会的孤立とその予防   
       斉藤 民・甲斐一郎(東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻)
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2 コメント

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高齢期の居住移動 (岩清水)
2008-01-22 19:39:31
とても興味深いですね。駅前高層マンションも、高齢者が多いと聞きます。心の有様にどのような影響があるのか。そして幸せを感じておられるのか。転居したマンションの一室に一人暮らしでは、二重の孤独をいるのでは。物理的孤立と精神的孤立です。どこまで「調査」で迫れるのか。知りたいです。
アメリカ流 (bonn1979)
2008-01-23 10:16:19
『老年社会科学』の3論文は
いわゆる量的調査です。

一応、厳密な調査で手間もかかっていますが
結論はあいまいか
常識でわかるもの。
厳しい査読を受けているのでレベルはあると思いますが。

最後のところは
インタビューとかルポという方法
(これを構造的にやると
「質的調査」というのか・・)
が必要ですね。

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