介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第2426号 医療ソーシャルワーカーの視点

2009-03-04 06:57:37 | 医療
社会福祉・社会保障の問題で最も重要な分野は医療ですね。
私は医療の専門職ではないのですが、介護政策などで医療の世界との協調の重要さを痛感しています。

国際的には「ソーシャルワーカー」といわれる社会福祉の専門職も、もとは医療現場での医療と福祉の橋渡し役から出発してきたわけです。

ふだんは、
MSW Lab Blog という医療ソーシャルワーカーによる優れたブログがあり、このブログをフォローするのが精一杯です。
「医療の分野で何か知りたいとき・・」は、まずこのMSW Lab Blog で調べます。

月曜日、久しぶりに、図書館で『社会保険旬報』を借りました。(No.2379、2009.02.21)
この雑誌は、医療の専門家向けの雑誌ですが、最近は、ふだんは読んでいません。
ウェブ上は、この一つ前の号まで目次がアップされていました。

社会保険旬報 No.2378

ここで、医療ソーシャルワーカーが、転院問題の座談会をしています。(上)
*この座談会については、上記MSW Lab Blog で言及されています。

転院問題を考える会

【座談会(下)を読んで】pp.22-27
キーワード風にメモします。

○ 介護療養型(2012年3月に廃止)から何に転換するのか?

○ 有料老人ホームのほうが医療を利用しやすい面も

○ 日々できることは・・・患者さんの声に忠実に耳を傾けるところしかない

○ 退院・退所対応ソーシャルワーカーの構想(日本学術会議。2008年7月)

○ 医療機関の収益上のメリットの有無でMSWが評価される傾向が強まる

○ MSW自身の自己開示

○ 成年後見は機能していない


*写真は、鹿児島大学農学部植物園内。3月1日午後。
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4 コメント

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拙Blogをご紹介頂き恐縮です (tahi-ti)
2009-03-04 08:40:33
専門職としての在り方論は精力的になされているのですが、実際にソーシャルワーカーとして働いている臨床家がきちんと相談者が抱えている社会構造から派生する生活問題について言語化・文章化し世の中に発信していく必要性を日々感じています。

但し、つれづれなるままに言語化・文章化するだけなら専門家でなくてもいい。今起きている現象を的確に捉え、世に見える形にするために用語を開発し、それを共有化すること。そしてその現状を解決するための具体的方法論を開発し、改善し続ける努力が求められていると、日々痛切に感じております。

そういった意味で、今回の転院問題を考える会の座談会は意味があったし、またこの現象をどう捉え、具体的な解決方法を見出していくのかに興味があります。
現場とブログと (bonn1979)
2009-03-04 10:47:12
最近の貴ブログの精力的な記事には敬服しています。

ご指摘のとおり、「つれづれなるままに」書くのでは(別の意味はありますが)、共有化できる情報とはなりませんね。

HPで発信する情報をブログで結び付けていくことによって、共有できる情報が増え、政策的な論議への基礎もよりたしかに提供できると思います。

私の場合は、教室や演習という私にとっての現場の進め方をどのように共通の言語化できるのか、を追求していきたいです。
拝見させていただき (又佐)
2009-03-04 21:57:28
拝見させて頂いております。88年から高齢者介護の現場に入りましたが、先生のブログ、照会されていましたブログについても拝見させていただいております。私の場合は、ほんとの「づれづれ」ですが、現場実践の中で洗い直していくことを、常々考えています。次の段階へと、考えては降りますが・・・。
power to think (bonn1979)
2009-03-05 07:38:07
又佐さん
コメントありがとうございます。
雑多な記事を混ぜてのブログですがよろしくお願いします。

貴ブログを拝見しました。
やさしい言葉で大事なことが書かれてありました。ふだんの観察と思考の蓄積のなせる技と推察しています。

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