介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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調査のまとめから論文の骨格へ【修士2年演習⑬】

2008-07-17 11:21:52 | 園芸ケア
おととい7月15日
16:00~18:10まで
修士2年生の演習を行いました。

○ 12回分の活動記録を1冊にまとめる。
 12回それぞれ3グループ(36日)の参加者(計14名)ごとの記録をまとめるように先週お願いしていました。
 15日は、この報告書ができてきました。
 34ページの膨大なものですが、これで実践記録でもあり,調査記録でもある基礎文書ができたことになります。

○ スタッフの方には、調査の始まる前にアンケートを書いてもらっていますが、終了時点でのアンケートもお願いしています。
まだ、アンケート票の収集途中ですが、何人かの自由記述を拝見すると、園芸療法を意識的の取り上げた今回の取り組みに対して、評価と激励をいただいています。

○ 今後は、先行研究をまとめる作業、調査結果の作表・分析などの作業が続きます。院生の勤務先・お宅からキャンパスへは距離がありますが、パソコンなどのそろったキャンパスで、夏休みの間に作業を本格化することにしました。

○ 先行研究は少ないのですが、「研究のための研究」ではなく「実践のための研究」だ、と指導しています。昨日、7月15日、茨城・青森・横浜の3つのブログを紹介したのも、実践活動の報告の中から何かを汲み取っていきたいという願いです。

○ 院生のQさんのブログ

Let's! "園芸療法”Horticultural Therapy

でも、毎回の記録が写真と共に綴られています。

○ このブログは、できたばかりのブログでしたが、私と院生仲間からのコメントに加えて、kさんという方(介護現場で園芸を取り入れておられる)からのコメントがQさんを勇気づけているようです。

○ 時系列にまとめられた報告書を、14人の参加者ごとに読むという作業を始めています。その中に、園芸療法が加わったことで、顕著に生活や感情の変化のあった方はいないか、そういう視点をQさんにお願いしましたし、私もそのような気持ちで報告を読み直しています。
 「質的研究」の方法論には疎いのですが、そうすることによって、今後のケアにも意味ある作業になるのではと考えています。

*写真は、7月13日、市内上荒田にて。
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