「社会福祉概論」は、国家試験科目でいう「社会福祉原論」です。
1年を通じて私1人が担当するのは今年初めて。
「社会福祉原論」で思い出したのは
かって日本社会事業大学でこの科目を担当された
仲村優一先生や三浦文夫先生。
いずれも学長を経験された福祉学会の重鎮です。
仲村先生は、公的扶助論を出発点に
三浦先生は、老人福祉論を出発点に
社会福祉学を展望された講義を展開された。
私の場合は、
これまで、老人福祉論や社会保障論を担当してきたので
これらをベースにしながら
社会福祉学の全体を展望しようとしている。
問題は、
この科目が新入生を対象としていながら
きわめて難しいことです。
例えば、社会福祉原論と銘うたれた代表的な教科書を
読んでみると、とても高校を出たばかりの若者が理解できる内容ではない。
関連して、国家試験で過去に出題された問題をみてみると
1年次の教育で教えられる内容ではとうてい回答できないものが多い。
このギャップ:
学ぶ人は、意欲に満ちてはいるが基礎知識がない。
教える側は、最新の学問動向を教え込もうとする・・
を認識して、新しく入学してきて社会福祉学の門をたたいた人たちを
少なくとも「がっかりさせない」というラインにもっていけないものか?
こういう問題意識のうえに
まず前期では、学生が自分の言葉で社会的な問題を話し合うことの
出来る状態を作ろうとした。(グループワーク)
前期の最終回の3人ずつのグループ発表を見る限り
その意図はおおむね達せられた。
「おおむね」というのは、グループ編成はくじ引きで行ったため
グループの形成が十分実らなかった組が見られたから。
後期では
社会福祉概論の主要課題を10個に分けて
毎回1つのテーマを理解し、討論させたい。
この10個のテーマは、私の恣意的な好みではなく
過去11年間の国家試験の出題110問を分析して
グルーピングし、選択・編成したものです。
(具体的な項目については、ホームページ参照ください)
1年を通じて私1人が担当するのは今年初めて。
「社会福祉原論」で思い出したのは
かって日本社会事業大学でこの科目を担当された
仲村優一先生や三浦文夫先生。
いずれも学長を経験された福祉学会の重鎮です。
仲村先生は、公的扶助論を出発点に
三浦先生は、老人福祉論を出発点に
社会福祉学を展望された講義を展開された。
私の場合は、
これまで、老人福祉論や社会保障論を担当してきたので
これらをベースにしながら
社会福祉学の全体を展望しようとしている。
問題は、
この科目が新入生を対象としていながら
きわめて難しいことです。
例えば、社会福祉原論と銘うたれた代表的な教科書を
読んでみると、とても高校を出たばかりの若者が理解できる内容ではない。
関連して、国家試験で過去に出題された問題をみてみると
1年次の教育で教えられる内容ではとうてい回答できないものが多い。
このギャップ:
学ぶ人は、意欲に満ちてはいるが基礎知識がない。
教える側は、最新の学問動向を教え込もうとする・・
を認識して、新しく入学してきて社会福祉学の門をたたいた人たちを
少なくとも「がっかりさせない」というラインにもっていけないものか?
こういう問題意識のうえに
まず前期では、学生が自分の言葉で社会的な問題を話し合うことの
出来る状態を作ろうとした。(グループワーク)
前期の最終回の3人ずつのグループ発表を見る限り
その意図はおおむね達せられた。
「おおむね」というのは、グループ編成はくじ引きで行ったため
グループの形成が十分実らなかった組が見られたから。
後期では
社会福祉概論の主要課題を10個に分けて
毎回1つのテーマを理解し、討論させたい。
この10個のテーマは、私の恣意的な好みではなく
過去11年間の国家試験の出題110問を分析して
グルーピングし、選択・編成したものです。
(具体的な項目については、ホームページ参照ください)
一年で最年長の私でございます・・・(^_^.)
前期の授業。
私達生徒にとってはとても実りのあるものでした!
ですが本音のところ・・・。
「本来の勉学」という意味では前期の授業は
少し物足りないものがあったかもしれません。
(手探りだらけだったので・・・。
でもそれが良かったとも充分思います。)
なにより、
先生方のおかげで、
生徒達、私達のお互いが作り出す壁を
壊すきっかけを掴むことが出来ました。
後期は前期の雰囲気を継続しつつも。
より一層知識を学び、深めていければなと思います。
前期の経験をバネに。後期・・・頑張ります!!
今後ともよろしくお願いいたします!
乱文失礼致しました。
コメントありがとうございます。
お仕事やご家庭のことされながらの
夜の時間帯での
勉強
そのことだけでも
すごいなぁ と感心しています。
8月末には
集中講義も予定されていますが
暑い中ですから
健康に注意して
研究を続けてください。
思ったのですが、受け付けていないということ
でしたので、引用だけさせていただきました。
過去問の分析をされているのを拝見し、
ああ、これが基本なのだと思うと同時に、
このような手法を教えていただけて、
本当に感謝しております。
ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
「トラックバック」
というのがわからずにきました。
取り入れるよう研究してみます。
前に日本社会事業大学の
若穂井 透先生が
「法学」の講義の体験を紀要(あるいは「研究所年報」だったか)に掲載されていました。
先生の専門は少年法(現役の弁護士でもある)
ですが
国家試験を見すえた講義をしておられる
ことを私も参考にしてきたという次第です。