伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

白山の秘密 その2

2008-10-29 18:47:50 | 神話シリーズ

泰澄大師は、白山に十一面観世音菩薩を感得しました。
大師は自身が属する仏教系の表現として、観音菩薩と表現
しました。
では、数ある観音様の中で何故、十一面観音なのか。
しかも上位の如来では無く、下で働く菩薩の観音様としたの
か。 大師の霊力では、観応した存在を間違うことは有りま
せん。
ここに白山の秘密の一部があります。
十一とは、多数を意味します。無限大の数量を十一と表現し
ます。 数多くの観音様。 つまり、全ての霊的存在を意味
します。
菩薩とは高みに居らず、現実界で実践力を発揮する存在
です。 大師は白山に、現実界で大きな実践力を有する
全ての神々の元を観たのです。 
これを表現して、十一面観世音菩薩としました。

泰澄大師は、出世には全く無欲な人でした。ただ、民衆の中
に紛れて稀有なる神通力で民衆を癒す人でした。
宗派を起こす気持ちも有りませんでした。 ただ、民衆の間で
は、その偉大な力を発揮していたのです。
その評判が末端の人々から沸き起こり、最終的には天皇に
謁見が許されるまでに成りました。
宗教の開祖が権力者と通じて、宗派を起こすに到った事は
多々ありましたが、天皇に立場を保護されるまでに到った
人物は、泰澄大師だけです。

全ての神々の元とは、日本神道では、天之御中主神
(あめのみなかぬしのかみ)と言えます。
古代神道の宇宙世界観では、神々がいる世界が高天原
(たかあまはら)です。
この高天原宇宙に最初に現れた神が、
天之御中主神です。
別に名無しの根源存在と言っても良い宇宙の中心の神です。

まだ、ドロドロの固まらない地球を、自らの霊的振動波動で
固め物質化させたのが、大国常立太神です。
大国常立太神の親になる天之御中主神は、宇宙原初の
根源神として北極星と視覚的に現われています。
北極星の移動交代は、根源存在から現れる宇宙世界の変化
を意味します。

地球国土を形成した大国常立太神には、八神の子供神が居
ます。 これは具体的には、北極星を取り巻く八つの星に当て
はまります。
北斗七星と
伴星アルコル(中国名、輔星)を合わせて八つの
星です。
この八個の星と
北極星を合わせた九星は、天皇即位の
大嘗祭にも祭られるほどの重要な組み合わせです。
すなわち、宇宙全てを現し、現実的な作用を及ぼすのです。

白山クリヒメ大神とは、クリ=九星を束ねた存在です。
宇宙全てを束ねた存在が、ヒメ=女性として現れるのです。
これは、今の混乱した世界は、女性を頂点にすれば平和に束
ねる事
が可能な事を示唆します。
女王卑弥呼が大国(タイコク)を治めたように・・・。
http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20070617
の記事にある、黄泉の比良坂で殺し合おうとする夫婦喧嘩を
止めさせた、ククリヒメ神の言葉は、
「未来の子供達が待っています」 と、子供を代表して
天照太御神が両親に耳打ちしたのでした。

どんな権力者も、大金持ちも、いずれ裸で死ぬ事を知ってい
ます。 子供の未来を考えれば今、何をするべきなのかを
全員が知っているです。

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コメント (261)
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