ゆっくりと春が寄り添う河原に歩む二人は胸に風受け
風揺らすピンクの昼に書を閉じて向う大空に雲の城あり
溶けてゆく体などあり春風に桜の幹に弾ける血を塗る
灰一色空を見上げて氷る雨 燃える情熱 詩は志
かがり火が氷雨の夜を照らし見せ娑婆の髑髏に妙法で立つ
雨音に冷気吸い込み濡れたまま祈りの宮はベランダの軒
風揺らすピンクの昼に書を閉じて向う大空に雲の城あり
溶けてゆく体などあり春風に桜の幹に弾ける血を塗る
灰一色空を見上げて氷る雨 燃える情熱 詩は志
かがり火が氷雨の夜を照らし見せ娑婆の髑髏に妙法で立つ
雨音に冷気吸い込み濡れたまま祈りの宮はベランダの軒