愛の戦士

一冊の書物抱えて歩み行く愛の戦士は微笑みの中

九条

九条で太平の眠(みん)貪るか世界が動き日本置きざり

何の供養か？

首塚で何の供養か戦争屋血のみぞれ降る因果応報

仏教の目的

娑婆世界カルマの負債溜め込んだ悪人教化(きょうけ)勧善懲悪

夕陽知るべし

海に出て手向けの香を風に乗せ死者を弔う夕陽知るべし

歴史貫く銀線

細い線歴史貫く銀線に血が滲むともこの指触れたし

光と影

スタンドの明かり一つで読む本の光と影が壁を揺らして

脳髄のシャフト

脳髄に多くのシャフト回転中眠り以外の運動量の

加速度

加速度を増して行く時空立ち止まる時にも何か指向していて

心の中の開拓地

開拓地心の中にありありと見晴らし良くて蒼く煙って

聖戦と銀河

聖戦と煽り立てるは幹部ども裁きの日には銀河恐れよ

自爆犯らを供養

寸分も違わぬカルマ発動し野犬に転生自爆犯らは

魂の広野

魂の広野に御殿建てるにも題目唱え世界を憂え

灰の大空

魂が風雨の音に打ち震え灰の大空駆け上がり降り

仏種(ぶっしゅ)を植える

この戦仏種(ぶっしゅ)を植える魂の場所を開墾 題目響く