「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

「地震は人を殺さない。建物が人を殺す。」広島大学名誉教授 中田高氏<2024.1.17

2024-01-18 22:08:02 | 自然災害・気候変動

「地震は人を殺さない。建物が人を殺す。」
正確には・・・

「地震は人を殺さない.地震によって壊れる建物などの構造物が人を殺す」

と発言したようです。
言葉は知っていましたが、誰の発言かは知りませんでした。

『阪神・淡路大震災から10年 地震災害の3つの特質と問題点』
1/17'05境 有紀
https://sakaiy.main.jp/jss.htm

この記事の中に出てくる広島大の中田先生(中田高・広島大学名誉教授)が、2005年の数年前の地盤震動シンポジウムでの講演の中での発言のようです。

阪神・淡路大震災の被害状況とその対策を語る中での発言だと思います。

※基本的に地震が原因で人が死ぬパターンの原型です。
①建物などの構造物が崩壊する。家具などが転倒した下敷きになる。

②発展形
『火災』に巻き込まれて死亡する。

③発展形その2
『津波』に巻き込まれて死亡する。

地震で人が死ぬケースは、①②③がほとんどです。

犠牲になる人が多いのは、②と③のケースです。

※以前から言われ対策が遅々として進まないのが、建物・構造物の耐震性の強化です。

※そして、それ以上に大切なのが地震発生後、ほぼ必ず起きる火災の延焼防止対策です。
1995年阪神・淡路大震災
1923年関東大震災

1923年関東大震災では、死者・行方不明者の推定が10万5千人と言われる未曽有と言うべき大きな被害がでました。日本の地震被害対策は、ここから始まったと言っていいと思います。
火災による被害を防ぐには、火災を起こさない心がけが必要です。2番目には、火災が発生した時は早期消火を試みることです。どうしても消火不能なら、その後は逃げるしかありません。
防災訓練を見ていると、順番が違います。
逃げるのは最後の手段です。
安全が確保されている前提で、消火を試みなければなりません。逃げたら火を消す人がいなくなり、燃え放題です。
自分たちの家や住環境は、自分たちで守らなければなりません。
大規模災害が発生したら消防署も対応は出来ません。
自助努力が、最も必要とされます。
そのためには、地域社会全体で消火訓練・避難訓練をしておく必要があります。
ほぼ、していないでしょうね❓

※2011年東日本大震災
津波の犠牲者が多く出た地震です。

1923年関東大震災
1995年阪神・淡路大震災
2011年東日本大震災

この3つの大地震を見れば、大きな犠牲の出るパターンを全部、含んでいます。

結論、地震対策を地道に継続していくしか対応方法は、ありません。地震は、日本に住む限り必ず起きます。
「安全な場所は、無い」と考えるべきでしょう。

地震の発生確率を根拠不明な%で表す危険性が分かりますか❓
%が低ければ、その地域の人々は警戒心を持たないでしょう❓
防災訓練・消火訓練・避難訓練!やりますか❓
建物や構造物の耐震強化を継続しますか❓

「地震発生のリスクは、分からない」というのが正確です。それを%で表すのは、被害を助長するような愚行です。

特に断層があれば、そこは活断層であるかどうかに関わらず危険地帯です。断層があると言うことは、過去に大きな地震が発生したことを示しています。

地震が発生する原因は、火山性地震以外は全部断層型地震です。
プレート型地震も巨大な断層型地震です。

つまり❓
断層があれば、そこには常に地震発生のリスクがあると言うことです。
当然、そのような場所では特に地震災害対策が必要で地道に対策を継続していかなければなりません。

このような地震災害対策を怠れば、起きた時に大きな被害が発生します。

「最近、地震活動の活発化の傾向が見られます。」と言う人がいるでしょう❓実際には、20世紀にもかなりの地震が起きています。

たまたま発生した場所が人口の多い地域でなかったので関連する犠牲者が少なかっただけです。
「1995年阪神・淡路大震災」
「2011年東日本大震災」
この地震で犠牲者が多かったのは、人口の多い地域で起きたからです。
調べれば分かりますが、地震はいつの時代も多発しています。犠牲が少なければ「ひとごと」で気にしていないだけです。

※結局、災害のリスクを認識して地道に対策や訓練を積み重ねていく以外に有効な対応方法はありません。
怠れば災害が起きた時に、より大きな被害が出ます。
これを再度、認識するべきだと改めて思いました。

『 阪神大震災29年、能登へも「祈り」…共通点多い2つの地震に専門家「教訓生かされなかった」』
2024/01/17 11:27 能登半島地震 阪神大震災29年
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240117-OYT1T50070/

 

 

※関連日記

産業技術総合研究所の調査が能登半島北部の過去の巨大地震を解き明かす<能登半島地震2024.1.16
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b101efe791e1e1bfff7796aab8de378f
地震調査学と地震予知は、全然違う❓<2024.1.24
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/52eef7147fa3d1eddd11ba3f22e90594

日本地震予知学会(一般社団法人)を知っていますか❓<2024.1.15
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/bd29f83cccb180609ad71fa76944fec8
「地震は予知できない」ロバート・ゲラー氏の言葉の独り歩き<2024.1.15
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e3e4bb47b153b220595fbe87d0e85acb
巨大地震には前兆がある⇒例・2011東日本大震災と2024能登半島大地震<2024.1.14
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/82c08f2c08b0f7f48cd1f6e613d1c317
読むと驚く南海トラフ大地震の発生確率計算の根拠とは❓<2024.1.14
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f543b05a00c01316b277f81f67508e2a

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相模トラフ巨大地震と南海トラフ巨大地震<2024.1.16

2024-01-18 01:32:03 | 自然災害・気候変動

相模トラフ巨大地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A8%A1%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87

地震には主に二つの原因があります。
断層型地震
1995年阪神・淡路大震災
2016年熊本地震
2024年能登半島地震
などが、これに当たります。断層が、ずれることにより起こる地震です。

もう一つにプレート型地震(海溝型地震)があります。
こちらは、海側のプレートがもう一方の陸側のプレートの下に沈み込み、巻き込まれた陸側のプレートの圧力が限界に達し陸側のプレートが跳ね上がることにより起こります。
2011年東日本大震災
1944年昭和東南海地震
が、このタイプの地震です。

近い将来発生が予想されている、南海トラフ地震もそうです。
やはり発生が予想されている関東直下型地震もこの例です。

日本の近海のプレート図
https://www.komazawa-u.ac.jp/~fumio/k2020/e-earthquake/e-1.html

しかし、プレート型地震で比較的記録が残っていて周期性や被害の規模が(比較的)分かりやすいのは、南海トラフ地震だけです。

東北太平洋側プレート地震は、2011年東日本大震災が起きて初めて、周期性・津波被害の規模などが判明し、また特に津波被害に対しての警戒感が高まりました。

もう三つプレートの境界型地震があります。
①千島海溝大地震
②能登半島東側のユーラシア・プレートと北米プレートの境界線で起きるであろうプレート型地震
③相模トラフ地震

まだ地震については、研究が始まったばかりと言えます。
①は、比較的頻繁に地震が起きていますから研究が進めば何らかのことは分かると思います。

②は、ほぼ何も分かっていないと言っていいと思います。これから研究を始めるレベルです。文書的記録が、ほとんどありません。また、これまでの地震研究は主に東海地方から西日本にかけて研究されてきたと思います。

その意味で①②③は、これから研究するべき課題と言えます。

※私は東京に住んでいますから今回は、③の「相模トラフ地震」を考えてみます。
実は、これも良く分かっていません。
相模トラフ大地震と確認されている大地震は、現時点で二つしかありません。
1703年元禄関東地震
1923年大正関東地震

1855年安政江戸地震は震源断層が特定されておらず、現時点では「相模トラフ地震」なのか、断層型地震なのか不明です。
※⑦普通に考えると、南海トラフ地震が(1854年 南海トラフ巨大地震である安政東海地震)起きています。この巨大地震の余震である可能性があります。「相模トラフ地震」ではないとも考えられますし、巨大南海トラフ地震がやや小型の「相模トラフ地震」をサイクルとは無関係に誘発したとも考えられます。

江戸に近い「相模トラフ地震」ですら、この程度しか判明していません。江戸幕府が開設されるまでは、関東地方の大地震の記録が、ほとんどないからです。

1855年安政江戸地震が非常に問題でこの地震が、「相模トラフ地震」なのか断層型地震なのかにより、周期性がまるで違ってきます。

④1703~1855 152年
⑤1855~1923 68年

⑥1703~1923 220年

ただ、⑤1855年安政江戸地震を含めるとプレート型地震にしては、極端に周期が短いと言えます。
もっと頻繁に地震が起きている南海トラフ地震でも、最短のサイクルは90年です。

ですから(あくまで、現在分かっていることを元に考えると)「相模トラフ地震」の一番近い周期は⑥220年の可能性があります。ただ、これも南海トラフ地震と違いその前が今の時点では、全然分かりませんので周期性を220年と考えるのは、かなり危険です。

⑤68年の周期は仮にあるにせよもう時間が過ぎています。
④の152年なら、該当するのは1923+152=2075
⑥220なら、1923+220=2143

現在の通説は❓
『南関東のどこかで、マグニチュード7の地震が30年以内に約70%の確率で発生すると予測・・・』

何を根拠にこの数字を出しているのか分かりませんが・・
周期性に着目するなら、もう少し先になります。
ただし、これは確定的に言えることではありません。
1703年元禄関東地震の前に起きているであろう「相模トラフ地震」の発生した年が特定されていないから周期性の根拠が薄弱だからです。

このように具体的に考えていくと、◎年以内に◎%の地震発生確率の根拠は、実に怪しい部分があります。地震対策を進めたいから、故意にこのような予測を出しているのかもしれませんが、どうかな❓と思います。

※むしろ警戒するべきは、富士山の噴火です。
前回の噴火は、1707年の「宝永噴火」

南海トラフ巨大地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87

1707年 宝永地震
これもかなり巨大な南海トラフ地震です。
富士山の噴火は、この巨大な南海トラフ地震に誘発され可能性があります。

次に起きることが予想されている南海トラフ地震が強力なタイプであれば、富士山の噴火も予想しておくべきでしょう。

更には❓
南海トラフ地震が巨大であれば、関東大地震も誘発する可能性もあります。⑦のケースです。

つまり❓
今、警戒するべきは関東地方であろうと・・
次に起きるであろう南海トラフ地震であることになります。
規模によっては、富士山の噴火を誘発する可能性もあります。
⑦のように関東の大地震を誘発する可能性もあります。

意外な結論になりましたが・・・
東京であろうと今最も警戒するべき巨大地震は、「南海トラフ地震」であることになります。
(私の個人的な考えは、多分「南海トラフ地震」が一番早く起きると思います。あくまで個人的な推測です。)

 

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産業技術総合研究所の調査が能登半島北部の過去の巨大地震を解き明かす<能登半島地震2024.1.16

2024-01-17 23:56:43 | 自然災害・気候変動

3段の段丘、大地震で形成か 能登半島北部、6000年前以降―産総研調査、年代特定へ
2024年01月14日07時10分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011300363&g=soc

巨大地震が起きると部分的に盛り上がる地形が出来る場所があります。
千葉県(房総半島南部)にもそんな地形があります。神奈川県にもあると思います。
産業技術総合研究所が調査して、今回の土地の隆起を確認しました。これまでは、大規模な大規模な海岸段丘が3段ありました。今回4段目が形成されたとの見解を示しました。
『一番上にある最も古い段丘が形成された時期については、昔の海面の高さをどう評価するかによって約6000年前か、約3500年前という二つの見方がある。どちらを取るかで大地震の発生間隔が変わってくるため、産総研は段丘ごとに年代の測定を進めている。』

正確な測定が出来れば、能登半島巨大地震の周期性を特定できる可能性があります。研究成果が待たれるところです。
この分野の学問は、日本活断層学会であり地質学とも言えます。
従来の地震学会の間違いが分かると思います。周辺の関連する学問分野との協力が欠けています。
特に予知になると全然違う分野(電磁波やFM波の乱れなど)になってきます。他にも関連する分野があります。

そのような周辺の関連するすべての学問の分野と協力しないと現在の地震学は、成り立ちません。

私は、産業技術総合研究所の宍倉正展グループ長の名前を見て「良かったな!」と思いました。

宍倉正展氏は、地質学者で2000年に通商産業省工業技術院地質調査所入所し、その後・・・・・
『2004年から同僚の研究者4、5人のチームで、宮城県から福島県の海岸沿いの平野で掘削調査を敢行しました。』

その5年に及ぶ調査で一定の結論を導き出しました。

『地下2、3mで5千年もの過去を語るという地層から「貞観津波(869年)」や、それ以前にも巨大津波が約500〜千年周期で起きていたことを突き止め、2010年に報告しました。
 それを受け、国も翌11年4月に長期予測を公表の予定だったそうです。』

東北太平洋海溝型地震の発生サイクルが従来想定されているより、遥かに短い事を突き止めたのです。
(しかし、残念ながら2011東日本大震災には間に合いませんでした。)

原発事故後の東電の言い分は・・・
「1000年に一度の災害の対策など出来なかった・・・」
と、言うものでした。

しかし宍倉正展氏の調査からその後、東北沖地震のサイクルは約600年に大幅に短くなりました。

それ以前は、根拠の薄い1000年サイクルが独り歩きしていました。それを原発の安全対策に用いたのが、基本的に誤りだと思います。

東電も600年サイクルを知っていれば、津波対策を早急に実施していたと思います。1000年だと思うから費用の問題から進行が遅れていました。津波対策が完了していれば原発事故は未然に防げたかもしれませんし、大きな事故にはならなかったと思います。

そして2011東日本大震災では、多くの人々が津波の犠牲になりました。1000年サイクルではなく600年サイクルを想定していれば、巨大地震に対する警戒レベルは高くなっていた可能性もあります。
「まだ来ない」
と思っていたら❓
「もう、来ちゃいました!」
と、言うような話です。

そして2010年には素人が探してもすぐ見つかりますが、プレートが動いた広範囲の海域と内陸で恐ろしいほどの群発地震が発生していたことが分かります。
周期性は別の話にしても、その群発地震を考えて危険性の警告すら出来なかったのか❓
こう思います。

今回の能登半島地震でもそうです。
予兆となる群発地震は、数年前から起きています。
特に2023年は、「これは何かが、起きる」と思わなければおかしいほどに大きな地震が群発しています。

国の地震調査委員会の「全国地震動予測地図」❓
「あれ、何なんだ❓」
と、思いませんか❓

そして言い訳が・・・・・
『地震調査委の事務局を務める文部科学省の担当者は「予測地図は確率の高低は示しているが、低い地域に『安全宣言』を出しているわけではない」とし、「全国どこでも地震が起きる可能性があることも同時に伝えている」と説明した。 』
※まるで意味不明です。そんな程度なら「全国地震動予測地図」など作る必要は、ないでしょう❓

石川県ではその「全国地震動予測地図」を根拠に、かなり沢山の工場を誘致しています。
今回の地震でかなりの被害が出ているでしょうし、操業停止中の工場も多いと思います。

文部科学省は地震予知には、ほぼ無意味な従来の地震学を「全国地震動予測地図」に用いているから、およそ役に立たない予測地図が出来上がるわけです。

※それ以前の話として地震発生予測を%で表示しても無意味です。計算も予測も不可能です。そんな事を%で表示するのは、単なる「嘘つき!」ではないですか❓
更には、まだ未発見の断層も沢山あります!
それを、どうやって❓%に加えるんだ❓

人に迷惑をかけないという意味では無い方が余程、良いと思います。あるから害があります。
するべきことは、単に地震が発生する可能性のある場所を指摘するだけで十分だと思います。
そして二つの巨大地震で見られた危険性があるかもしれない群発地震などの前兆が観測された場合に、地震発生のリスクを警告することが必要だと思います。
見ていると・・・
「不必要なことは、せっせとやる。
必要なことは、責任を回避して知らないふりをする。」
何だか❓
ここに白アリが、巣食っている❓
ような気がしませんか❓

※その話は、また脇に置いて・・・
産業技術総合研究所の宍倉正展グループ長は地質学の分野から様々な貢献をしてくれています。
東北沖巨大地震の周期性を特定することへの貢献度は非常に大きいと思います。
この研究は、他の地域にも応用できます。
今回は、能登半島地震の周期性の解明にも貢献してくれると思います。

地震学は、今やっているようにちっぽけな間口の狭い学問ではない事に旧式の地震学者と呼ばれる人々は、気が付くべきです。
そこに地震予知が加わると、もっと多くの分野の学問や研究者の協力が不可欠です。
仕事は、真面目にするべきだと思います。

※参考記事
地層から巨大津波を想定!宍倉正展さん(産業技術総合研究所)に聞く
公開 2022/7/12(最終更新 2022/7/28)
https://www2.chiicomi.com/press/1924148/



※関連日記

産業技術総合研究所の調査が能登半島北部の過去の巨大地震を解き明かす<能登半島地震2024.1.16
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地震調査学と地震予知は、全然違う❓<2024.1.24
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/52eef7147fa3d1eddd11ba3f22e90594

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地震調査学と地震予知は、全然違う❓<2024.1.24

2024-01-16 23:06:45 | 自然災害・気候変動

以前から何かが違う❓と、うすうす思っていました。
気が付いたのは、過去の地震の調査と地震予知は別物だと言うことです。

従来の地震学と呼ばれている研究は、過去に起きた巨大地震を解明することであったと思います。
もちろん、それは非常に大切なことです。
過去に起きた巨大地震を解明することで、それを未来予測に利用することが出来るからです。

ですから、これまで行われてきた過去の巨大地震の研究には大きな成果があると言えます。

しかし、過去の地震の研究とこれから起こるであろう地震の予測は、全然別のものです。

文部科学省や気象庁のやっていることを見ると、それをごちゃ混ぜにしているのではないか❓との疑問があります。
だから、ほぼ無意味な「地震予測図」を作り上げたのであろうと思います。
地震発生確率は、ほぼ作文であろうと思います。
※理由は、全ての地域で正確な地震発生確率を予測するなど現在の研究のレベルでは、不可能だからです。しかし、しっかり全国的な地図が作成されています。色まで付けてね❓色気でだまそうってのか❓

研究者有志が、2014年に「地震予知学会」を立ち上げたのは、その間違いを是正し、実際に役に立つ地震予知を研究してそれを世の役に立てようという試みだと思います。

中々、関係者はこのように露骨には言えないのであろうと思います。

だから地震学会の研究者が無能なのではなく、まるで畑違いの仕事を押し付けられているのであろうと思います。そもそも過去の地震研究が専門の「地震学会」に地震予知を要求すること自体が、間違いだと思います。

現在の通説は・・・・
地震調査研究推進本部(文部科学省研究開発局地震・防災研究課)
『第2節 地球環境・自然災害に関する予測 南海トラフ地震については、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%(2020年1月24日時点)とされている。』

このようになっています。
その根拠が、どのようなものかは良く分かりません。

素人が、ウィキペディアの記述を参考に調べても合理性はないように思います。
過去の「南海トラフ大地震」の周期を調べてみると❓
南海トラフ大地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87

内容は読んでください。
1096年永長地震から1944昭和東南海地震までの発生サイクルを見てみます。
左から時代の新しい順です。
①(~90) ②(~147) ③(~209) ④(~137) ⑤(~265)

結構、ばらつきがあります。
しかし、それほど短いサイクルで発生しているわけでもありません。一番新しい①が一番短く90年です。

あれ❓あれ❓
1944昭和東南海地震+90年=2034年です。

もう一つ不思議なこと❓
毎年、今後30年以内です。
1年経過したら29年以内になるのでないですか❓
2020年から3年たちましたから、27年以内でないと変ですよね❓
毎年、30年以内のようです。

ここら辺まで来ると❓
『第2節 地球環境・自然災害に関する予測 南海トラフ地震については、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%(2020年1月24日時点)とされている。』
相当怪しくないですか❓

1980年の仮説と「1944昭和東南海地震+90年=2034年です」を組み合わせて、適当に数字を作っているのではないか❓
との疑いをもたれてもやむを得ないと思います。
地震調査研究推進本部(文部科学省研究開発局地震・防災研究課)には、素人にもわかるような簡単で合理的な説明をしてほしいと思います。
(どうも、この辺りで税金獲得を試みているような❓)

※まあ以上のような疑問は、わきに置いて・・
普通に周期性に着目するなら、もっと長い周期もありますが安全に考えて130~150年程度の周期性を考えるのが妥当だと思います。最短+90年もあり得ます。

1944+130=2073年
1944+150=2094年
※最短+90=2034年

このようなあくまで周期性に見る仮定の推測が成り立ちます。

つまり❓
『第2節 地球環境・自然災害に関する予測 南海トラフ地震については、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%(2020年1月24日時点)とされている。』
これは、相当役人の作文臭くないですか❓

もちろん、合理的な根拠に基づくのかもしれません。
江戸時代の古文書とか❓1980年の仮説に基づくのでは、ないのであろうと思いますが❓


※関連日記

産業技術総合研究所の調査が能登半島北部の過去の巨大地震を解き明かす<能登半島地震2024.1.16
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b101efe791e1e1bfff7796aab8de378f
地震調査学と地震予知は、全然違う❓<2024.1.24
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/52eef7147fa3d1eddd11ba3f22e90594

日本地震予知学会(一般社団法人)を知っていますか❓<2024.1.15
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/bd29f83cccb180609ad71fa76944fec8
「地震は予知できない」ロバート・ゲラー氏の言葉の独り歩き<2024.1.15
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e3e4bb47b153b220595fbe87d0e85acb
巨大地震には前兆がある⇒例・2011東日本大震災と2024能登半島大地震<2024.1.14
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/82c08f2c08b0f7f48cd1f6e613d1c317
読むと驚く南海トラフ大地震の発生確率計算の根拠とは❓<2024.1.14
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f543b05a00c01316b277f81f67508e2a

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日本地震予知学会(一般社団法人)を知っていますか❓<2024.1.15

2024-01-16 23:03:43 | 自然災害・気候変動

これまでの地震学会
日本地震学会
https://www.zisin.jp/faq/faq02.html
文部科学省
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu6/siryo/08031409/008/001.htm
地震予知検討委員会
https://www.utp.or.jp/author/a141562.html
日本地震予知連絡会
https://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/meibo.html

大体、こんなメンバーだと思います。
文部科学省の担当者
『地震調査委の事務局を務める文部科学省の担当者は「予測地図は確率の高低は示しているが、低い地域に『安全宣言』を出しているわけではない」とし、「全国どこでも地震が起きる可能性があることも同時に伝えている」と説明した。 』
このお仲間です。


※これとは全く別に2014年に設立されたのが❓
『日本地震予知学会(一般社団法人)』です。
2014年7月16日に登記手続が完了しています。

会則・沿革
https://www.eqpsj.jp/bylaw.html
https://www.eqpsj.jp/prospectus2.html
設立趣意書
日本地震予知学会は、地震の先行現象を総合的に、また学術的に議論し、地震の短期・直前予知の実現に貢献したいとの強い思いで設立したものです。
以下、略
役員一覧
https://www.eqpsj.jp/board.html

2014年に従来の地震学会とは、全く別個に「日本地震予知学会」が設立されました。
「設立趣意書」で明確に「地震の短期・直前予知の実現」を宣言しています。
だから名称も分かりやすく「日本地震予知学会」です。

ですから、本当の意味での「地震の短期・直前予知の実現」が開始されたのは、これ以降です。
それまでも研究してきた人は個人の立場でいました。
しかし、学会のようなグループはありませんでした。
2014年以前から地震予知について研究してきた人々が学会を作ったと言えます。これまで個人の立場でばらばらに研究したり実践してきたことを、組織としてやろうと言うことだと思います。

今後の活動と成果が待たれるところです。
代表理事・会長 は、長尾年恭氏です。
(東海大学および静岡県立大学・客員教授)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B0%BE%E5%B9%B4%E6%81%AD

※以下、参考記事
次の「M7クラス」大地震の前兆が現れている…!日本地震予知学会がいま、もっとも心配している「港町の名前」
2024.01.14
https://gendai.media/articles/-/122726
一部引用>
地震予知学を専門とする東海大学および静岡県立大学客員教授の長尾年恭氏は、独自の解析に基づき、能登半島で近く大地震が起きるとメディアで発信していた。日本地震予知学会会長も務める長尾氏に、次に大地震が起きる地域を訊いた。
<引用終わり
この記事によると、「能登半島で近く大地震が起きる」ことはメデイアで発信されていたようです。
その警告を真摯に受け止めた人が、どれだけいたのか❓

大組織である「日本地震学会」が警告を発信していたら影響力は、随分違っていたでしょうね❓

日本地震予知学会が警鐘…!次に巨大地震が起きる「地域の名前」《地図で一目瞭然》
2024.01.14
https://gendai.media/articles/-/122728?imp=0

地震予知学を専門とする東海大学および静岡県立大学客員教授の長尾年恭氏
新地球観、確立した恩師 長尾年恭/静岡県立大客員教授【提言 減災】
2023.4.23
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1229361.html
2011年08月03日
長尾年恭・東海大学海洋研究所・教授 地震予知研究センター長:どうする日本の地震予知・地震防災/ハードだけに依存しない総合対策を
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=151917
【テーマ4】
今度は“2000年に1度”の大津波が西日本を襲う!?
30~40年以内に必ず来る「3つの巨大地震」の正体
――東海大学地震予知研究センター・長尾年恭教授
2012.1.5 0:00
https://diamond.jp/articles/-/15557

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