植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ジャガイモの葉っぱが出てきた いい季節だなぁ

2020年02月27日 | 植物
 

 ようやく、ジャガイモが発芽し、もさもさっと土の下から葉が出てきました。
家庭菜園の定番で、害虫や病気の心配が少なく素人でも育てやすい野菜です。ワタシがまだ30歳だった頃、はじめて一年だけ菜園にチャレンジしたのを思い出しました。土の中から転がり出たジャガイモが、秋の日差しを浴びて金色に光っていたのが忘れられません。

 最近は、余り常識や既存の栽培方法をうのみにしないようにしています。温暖化で地球環境が変わってきているので、おのずと植物の生長にも変化が出てきます。日照・降雨・気温が変わるにつれ栽培方法も適応すべきだと思います。

 植えたのが2月上旬でした。遅い霜に当たらないように植え付けするのがコツです。晩夏に植えて霜が降りる頃に収穫するパターンと、初春に植えて若葉が寒気に当たって傷まないように栽培し、暑くなる前に収穫できれば成功です。ホームセンターには、かなり早い時期から長期間種イモが出回りますが、自分で気候や土地柄を考慮することが大事です。調べればいっぱい育て方が出てきますが、要は氷結・霜にあてないことと、30度を超える暑い時期には弱いということを頭に入れて植え付け栽培をいたします。
 植え付け前に、出来るだけ篩で小石などを除くと、凸凹が少ないイモになります。有機肥料と石灰を漉き込んでアルカリ気味にして準備OK。イモはやや深めに植えます。芋が生長するときに土から出て日光に当たると緑化して食べられなくなるので、植えるときに高畝にして、土寄せしやすくしておきます。

 これで、通常は葉茎が10センチくらい伸びたのを見計らって、芽欠き(間引き)します。イモは、茎一本に一個つくので、大玉を揃えるために3本くらいを残して、と説明を見かけますが、そうは致しません。生産農家さんは、規格のある出荷商品として育てますが、ワタシは、タダの菜園オジサン、沢山収穫したいので手を付けません。種イモを小さく切って、灰をまぶすなども致しません。大きいイモをごろんとそのまま埋めた方が、立派な株になり沢山のジャガイモがとれますから。切り口から腐ってダメになるリスクもありますしね。

 採れたジャガイモをそのまま植えてはウィルス感染など病気になります、といって処理済みの種イモを購入するよう説明を見かけますが。これも農家ならいざ知らず、心配する必要はありません。今まで、何度も収穫しそこなったものから自生して立派なジャガイモが取れましたよ。種イモ販売業者や農協の口車には乗りません。 
 そうはいいながら、連作障害があるので、出来るだけ同じところに続けてジャガイモを植えるのは避けたいものです。

 ついでに、ハッカクレンの発芽も確認。
 
 存在感のある大きなフキのようなつやつやの葉になります。上手くいけば可愛いらしい赤い花も楽しめます。

 2年前ゴルフ場のOBエリアから失敬してきた「ムサシアブミソウ(武蔵鐙)」の芽もにょっきり。 サトイモ科で日本の山野に自生しています。蛇が鎌首を持ち上げたような花を咲かせ、秋には赤い実もつけます。食用にはなりませんのでくれぐれも口にしないように。

 これから、植物たちがどんどん成長し、毎日が芽ぶき・花蕾がつくなど新しい発見が続きます。外仕事・ガーデニングが楽しい季節です。

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