植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

平成から令和へ

2019年04月30日 | 時事
いよいよ本日、平成天皇がご退位されますね。

平成が始まる時と違って、生前の譲位ですので、すっかり祝賀モードでありますな。
昭和天皇が崩御の後、日本全体が沈痛な思いに包まれ、楽曲や楽しい番組も一挙に自粛になりました。
今回は、2年も前から周知されていることですので、いろんなことが準備万端、新時代への
期待感も高まるのは当然でしょうね。

ワタシが子供のころは、日曜日の朝というと、テレビは「鉄腕アトム」と「皇室アルバム」に
決まっていました。両親が見せる天皇家への畏敬の姿は、子供心にもひしひしと伝わってきました。
まだ、戦争が終わって10数年でしたから、昭和前半以前の天皇制の社会が色濃く残っていた時代です。

それに、ケチをつける気はさらさらないのですが。いくつか違和感やら気になる点もあります。

一つは、テレビで「平成最後のー」と絶叫するアナウンサーやら芸能関係の人たち。世の中の数知れない
事象は、すべて今日の深夜には「平成最後」になるわけで、いちいち最後という枕詞は要らないでしょうよ。
もう、わかったから、と言いたくなるくらいくどく感じるのは私だけ?
そうして、明日から「令和で最初のーーーー」という連呼が耳につくテレビをみることになるんでしょう。
ワタシに限らず、新年号に、明るい世の中を期待するに違いないことではあります。

あと、小室ファミリー(音楽じゃない方)のこと。2年間婚約が延期になりましたが、小室さんの周辺の
話が、どうも胡散臭い。誰が誰と結婚しようが知ったことではないのですが、いくら結婚したら皇籍を
外れるとしても、将来の天皇になろうかという人のお姉さんでしょう。その旦那さんは間接的にもロイヤルファミリー
に入るわけですよね。イケメンなのは認めるにしても、家柄も家計状況も、ご本人の経歴・収入も
釣り合いという観点だけでみると、極端にバランス悪いですわね。秋篠宮ご夫妻の顔色が優れないのも
仕方ないでしょう。

それと、皇族と関係は無いですが、先の太平洋戦争で精神疾患になり、療養費を受給しながら入院していた最後の軍人が
亡くなった、というニュース。この善悪は判りかねますが、こういう人が居て、国が保護していたということを
知らないという不明を恥じると同時に、ほんの一握りの方たちを除いて、一般の国民は、天皇の名のもとにもっと悲惨で過酷な
経験を強いられたり、親族を失ったりした人たちが無数に居て、その多くがなんの保障や庇護がないままに必死に
昭和から平成を生き抜いてきたのでは、という思いがよぎるのです。

本日、また本降りの雨。
合羽をきて、スイカ苗に急ごしらえの雨よけを掛けてまいりました。
手遅れと言えばその通り、何もしないよりましで気休め程度のことではあります。

アンネフランク  ほれぼれするような見事なオレンジ色の花です



こちらは、梅雨時期に食べられる枇杷。丸2年で、実が付く素晴らしい果樹で、大好きな果物です。

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新潟はコメどころだけあって、米菓も有名なんですね

2019年04月29日 | 植物
GWを利用して、子供たちが帰省してまいりました。
愛犬のスミレは、初めて見る身内、とりわけ孫二人には相当なインパクトがあったようで、
甲高い声やさまざまなコンタクトにぐったりしてるみたい。それでも、ワタシたち夫婦には甘噛みして
じゃれてくるのに、孫達には、大人しくされるままになっており、決して噛もうとしません。




中身はこれ


新潟で暮らす長男たちのお土産が、この笹団子。
米粉の団子にヨモギが練りこまれており、粒餡、こし餡が入っています。これを、笹で包んだのがミソ。
笹は、昔から殺菌効果がることで知られております。

時代劇で旅の道中に頬張る白いおむすびは、笹でくるまれています。
越後の虎(龍)で名高い上杉謙信の軍勢が携行食にしたと伝えられる郷土色豊かな食べ物ですね。

作りたてのお団子は大変美味しくて、地元でも行列ができるとのこと。

さすが米どころ、新潟では日本酒も美味しく、どこのレストランや小さな食堂でもご飯はふっくらもちもちで美味しいので、
大資本のチェーン店とかファーストフード店はあまりはやらないそうです。

三幸製菓、亀田製菓、ブルボン、新潟製菓等は、全国的に有名な製菓会社ですが、これらはみんな新潟県の
会社なんですね。知らんかった。知らなくても、ハッピーターンや柿の種なんかはみんな大好き。

雨は上がりましたが、昨日から相変わらず北の風が吹いてきて空気がひんやりしています。

バラの盛りは、もう少し先になりますが、その分花もちもよくなって、咲いたバラががんばって散らずにいてくれます。



これは、「マリアカラス」、さすが往年の歌姫の名前を貰っただけのことがあり、蛍光色とも形容したくなる
ショッキングピンクの花は、オペラ座でライトと喝采を浴びる煌びやかな姿を思い起こします。
実は、ウチのマリアは2代目で、屋上に鉢で育てていたら、春になっても芽吹かず、株元がぐらぐらになりました。
まさか、と思って鉢をひっくり返したら、コガネムシの幼虫が20匹以上いて、根を食い尽くしていたのです。

コガネムシは、土中に潜って産卵します。孵化すると幼虫たちは腐葉土を食べるので、腐葉土・たい肥を大量に漉き込んでいる
果樹やバラの根っこが大好きです。一緒に根も食するので、植物はたちまち弱ってきます。落葉する秋以降に
発生するため、気が付きにくいのです。以前、盆栽を手掛けている農家のおじいさんとその話をしていたら、
「去年4鉢だめにした。」と半泣きの顔になりました。その気持ち、わかるなー

結局、泣く泣くバラ株は処分しましたが、「マリアカラス」の艶やかさが忘れられず、昨秋購入したのです。

こちらは、「ヘルシューレン」 四季咲きの優しいピンクのバラ。その姿同様ふんわりとした香りがいたします。
なんといっても、このバラの特徴は斑入りの葉です。バラは、花だけでなく、葉も素晴らしいのですよ。
照葉の綺麗だし、春に真っ赤な新葉が一斉に上がってくると、それはそれは美しいものです。

斑入りの葉をもつバラは、ちょっと珍しいですね


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寒さと雨で生長が遅れていますが、気にしても仕方ない

2019年04月28日 | 植物
今朝は、外気温がなんと4℃!
スイカやトマトだけでなく、耐寒性の低い熱帯性の植物や洋ランなどは、びっくりしているでしょう。
こんなことがわかっていたら、数日前から室内に退避させたのですが。
半日程度の冷え込みなら、枯れることはありますまい。
野菜たちの生長が数日止まっても、収穫が先に行くだけ、とのんきに構えております。

バラが、おそまきながらぽつぽつ開花しています。
本来なら一斉に咲いてもおかしくないのですが、3,4日間、ほとんど日照が無く雨が降り
低温が続いたので、蕾も縮こまって大きくならないのです。


それでもカクテルがだんだんと花を持ってきました。
こちらは2015年に国際バラ会議で殿堂入りしました。
正直言って、これがどうして殿堂入りしたかは分かりません。
なんか、つるバラとか木立性のバラをバランスを取って選出するとか、バラの育苗会社の力関係とか
いろんな要素が絡んでいると勘ぐっております。

映画祭やら日展などの芸術関連の審査、採点競技、書道展。何事も、いろんな思惑が働くのですよ

世界中で愛される、普遍的な美意識に叶う、しかも育てやすいみたいな選定基準があるようです。
香りも加味されているようですね。

カクテルは、つるバラの中では比較的おとなしい花と、控えめなつるを伸ばします。香りはほとんど無く、たくさんの花が
一度に咲きそろうと見事ですが、ワタシの所は、育て方が下手なので、ちょっとまばら。

こちらは、ブルーパフュームという品種のバラです。繊細な香りがします。




うちの母屋で育てている「トワイライトゾーン」や、シャンソン歌手の名前を付けた「ローズ ドゥ クミコ」という紫色の花も
スパイシーな芳香を漂わせます。恐らくですが、同じ先祖を持つのではないかと思います。「クミコ」はなかなか苗が出回らないので
今のところ栽培しておりません。

ブドウ「シャインマスカット」の花芽が付いています。



昨年、初めて開花し、10数房のブドウを収穫しましたが、残念ながらデパートで売っているような
房にはなりませんでした。開花前後に、「ジベレリン」というホルモン剤を使うと種なしになって、しかも大粒になる、というのですが
素人の悲しさ  

 苗木自体がまだ弱く、コガネムシの食害、黒とう病・晩腐病・新梢萎縮病等々の病気、水遣りの失敗などが重なって小さな粒にしかなりませんでした。
しかも、甘くないもの、種があるものと落第でしたな。

棚を覆うハウスを作って、虫の侵入を防ぎ、雨水がかからないというのが生産農家さんの基本みたいです。
今年うまくできなかったら、来年は思い切って屋根付きにしようか、と考えてもおりますが
商売で作物や果実を売るわけでもなく無駄にコスト掛けるくらいなら・・・「買えば?」と突っ込まれますでしょうな
その通り  ウチで育てている果樹のほとんどは、買った方が安いと思います(笑)

とりあえずは、毎週殺菌剤を散布する、コガネムシに有効な農薬を使う、「ジベレリン処理」を丁寧に2度行う、
きちんと袋掛けする、という対策をたてております。

高級ブドウは、デパートでびっくりするような価格がつけられていますが、元手と手間がかかっておるわけですよ
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晴耕雨読ならぬ、雨ブログ

2019年04月27日 | 植物
GW初日は、冷たい雨
3日連続で寒くなるとは思いませんでした。 外気温は10℃ちょっとです

本来なら、ガーデニングで大忙しの時期ですが、この天気では仕方ない。
のんびりブログを上げて、書道の練習。果樹の育て方の本を読む。それもまた有り、です

せっかく、スイカを植えましたが、雨と日照不足と低温、みんな大敵です。トマトも然りです。
一応、土盛りしてビニールでマルチをしてありますが、長く続くと生育不良になるでしょうね

これで、苗がダメになるなら、またやり直します。まだ間に合います。

一昨日、胡蝶蘭を除いて、洋ランをベランダに出しました。ラチスに吊るして、直射日光も雨も
かからないようにしてあります。ランは、大きく分けると地生蘭と着生蘭に分かれます。
地面に生えて、土に根を下ろすものと、木や岩に根を這わせていくものに分類されます。

おおむね地生蘭の方が育てやすいかな。エビネ、シンビジウムなんかがこの仲間で、水遣りも楽です。
着生蘭は、例えば、熱帯地方の樹林の幹とか枝に種が落ちて、張り付いて生長する、みたいなイメージ
でしょうか。この環境を再現するのがなかなか難しいのです。直射日光はダメとか、水遣りが多いと
根腐れする、温度が低いと最悪枯れる、というような問題が出てきます。

例えば、カトレア。やはり、着生蘭らしく、遮光、温度管理が大事になります。強い肥料も根やけを
起こします。通常水苔を素焼きの鉢に詰めて植えますね。
香りのよい品種が多く、大輪の花は人気がありますね。



「誕生日には、カトレアを忘れない♪」という歌詞を聴くと、切り花か鉢植えか、考えてしまいます。
鉢植えは貰っても、育てるのがひと手間かかり、有難迷惑になります。

胡蝶蘭は猶更。お祝いに貰って、最後は枯らしちゃった、という人が圧倒的に多いですよ。
枯らさないだけでも、なかなか難しい蘭で、花を咲かせるのは素人にとって至難の業です。

それで、直接陽が差さないベランダは、風通しもよく夏から秋にかけて戸外に出すのに
丁度いいのです。とはいえ、この寒さ、また、室内に戻すか悩ましいところではありますが・・・・

こちらは、逆に屋外に出し放しだったレウイシア。雨が嫌いな花なので廊下に飾っておきます。


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さあ、かかっておいで

2019年04月26日 | 植物
 いよいよ明日から超大型連休です。
 ワタシの家でも、遠くで暮らすせがれたち家族が戻ってくるので、普段、カミさんとスミレでののんびりとした生活が
一変することになりましょうな。カミさんは、食事の支度や洗濯なんかが大変ですけど、孫の成長した姿を見るのが楽しみです。

ゴールデンウイークは結構ですが、10連休というのはどうもいけません。
宅配業者など、かなりのサービス業も、休業するそうな。病院だって休みになります。
主婦は、10日間も夫や子供たちがずっと家に居たら、家事さえもままならぬようになりますよ。

ワタシの現役時代、連休はありがたかったですが、それが1週間もあると、仕事の進捗に支障が出てくるので
落ち着いて休んでる気分にはなれませんでした。どこに行っても大混雑、旅費も食事もゴルフもみんな割高になりますね。
それより、祭日が無いか1日だけの月(6,7月など)に休日を増やして平準化して欲しい、と思っている人が多いのでは。
働き過ぎ対策で、残業時間の上限を設けたり、休日を増やすなんてやってますが、仕事の総量は変わらないのです。
雇用を増やす、在宅勤務のシステムやワークシェアリングを導入する、みたいなことをもっと推し進めるのが大事なんです。

以前、時間給で生計を維持している人に話を聞いたら、一番困るのは年末年始、とおっしゃてました。
稼働日数(時間)が大幅に減り、収入が減るので生活費にも困るそうな。帰省やおせちどころの騒ぎではない、という言葉が
忘れられません。Gwに家族を引き連れて海外旅行に行けるようなお金持ちを喜ばせるより、こうした生活弱者に
最大限配慮する社会であって欲しいと思います。

それはそれとして

サクランボが、初めて結実しました。植え付け後丸三年、そばに授粉樹(ナポレオンという品種)まで植えてでも作りたかった
「佐藤錦」ですよ。この春、ナポレオンの花を摘んで、佐藤錦の花に擦り付けたのがうまくいったのでしょうか。こんなことなら
全部の花(多分20ほど開花してました)にやっておけばよかった。授粉して実になりそうなのが6個ありました。
おそらく、鳥が啄みに来るはずですので、そのうちに覆いが必要になりますね。


 
これは、一個ずつ袋掛けするのか? とにかく最大限の防護対策をとらなければ。
初めての体験ですが、ワタシの口に入ることになればなんというシアワセぞ。

屋上のクレソンも、発芽いたしました。サルにでも育てられる、みたいな野菜というので、もし芽が出なかったら、よほどのヘボというもの。
ちょっとプレッシャーを感じておりました。

更に、メダカちゃんも、今年の初ベビーが孵りました。ようやく、赤ちゃんメダカの餌を買いにいきます。

いずれにしても、ゴマつぶほどの小さな代物なので、写真のアップは割愛いたします(笑)

昨日はスイカの追加植え付けも終わり、開花後の沈丁花やらアカメやらの剪定を行いました。
春だと思っていたら、もう間もなく梅雨と夏が来ます。

ヨトウムシもコガネムシもアブラムシも
うちの植物を虎視眈々と狙ってきます。

雨が降れば、バラとブドウに病気をもたらします。

さあ、いつでもいらっしゃい
心構えも準備も出来てるよ。
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