植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

形あるものすべて滅す   冷蔵庫がいかれた

2021年07月31日 | 雑感
形あるものすべてが滅びる、これが亡父の口癖でありました。万物に永遠はなくいつか消えてしまうもの、それを理科の教師であった父の哲学であり、人生は空しいものだと、独り言のように南無阿弥陀仏を唱えておりました。

 諸行無常の理であります。不変のものはない、あるとすれば時が過ぎることと「不変というものが無い」という真理でしょうか。

 ワタシの仕事場兼隠れ家の冷蔵庫が壊れました。1週間ほど前から庫内の氷が解け始め、飲み物が冷たくなくなってきたのです。開けると断続的にガタガタと振動し、断末魔のような様子でした。購入してから9年経過しておりますが、普段頻繁に開けることも無く、ちょっとの飲み物程度しか入れていないことを考えると「寿命」が来たにしては早い気もしますが。何回か開けっ放しにして気づかなかったのがいけなかったか。

 以前からワタシは、こうした家電製品からパソコン、スマホに至るまで自動損壊装置をひそかに内蔵しているのではないかと疑っております。ぎっしり詰まった部品の中に「時限装置」が忍ばせてあって、年数がたつと自爆する機能になってるのではなかろうかと。

 30年ほど前から使い始めた携帯電話・スマホはほぼきっちり3年で不具合が発生して買い替えておりますし、PCもかれこれ10数台、同様のサイクルで壊れました。5年もったPCは1台もありません。給湯器・エアコン・自動トイレなどはおよそ10年で壊れました。これはいずれも業者を呼ぶと「基盤」が壊れたと口を揃えます。
 今はその中で液晶テレビが最も長命で長持ちするような気がします。ワタシらが子供の頃は逆で、チャンネルが摩耗して効かなくなり、真空管がいかれる、筐体をそとからバンバン叩く、など一年中故障していたような印象があります。

 電機メーカーは、売ったらおしまい、その後は使用料を貰うわけではないので、その機器を未来永劫使われたら、じきに売れなくなりたちどころに不振に陥ります。新製品を開発し、新しい機能やデザインなど付加価値をつけ値段を上げて買い替え需要狙いになるのです。そのきっかけが「故障」なのです。壊れる期間が短いほど商機が増えます。その時、簡単な安価の部品交換で治って貰っては困るのです。したがって「全部交換」だとかもう対応できる部品は供給停止です、といって実質的に修理拒否をし、買い替えた方が安いよとセールスすることになります。

 そうした故障が起きた時は、基本的に修理しないことにしております。スマホなどはショップに持ち込めば、間違いなく機種変更を求められますし、実際スマホの機能、通信環境・テクノロジーの進展をみると3年も経てば故障しなくても買い替え時期になります。修理に出すと数万円取られ1週間以上スマホのない生活を余儀なくされるのは若者に限らず、耐えられないでしょう。

 他の家電なども意味は同じで、10年近く使ったら元は取れた、と考えるようにしております。もう買い替えしないとか、消費者みんながちまちま直して使えば、もうかるのは修理業者だけ、世の中の消費が落ち込んで、企業業績にも悪影響が出ます。品物であふれた現代では、文明の利器は買い替え需要がメインであります。銀行に預けてもタンス預金しても日本経済は良くなりません。これに、まぁ、微力ながら寄与貢献しようと思うわけです。

 今回故障の冷蔵庫は、元は十数万円いたしました。ほとんど中に何も入れていない状況は変わりませんから、今度は思い切って容量が少ない、機能も単に冷蔵冷凍だけ、みたいな6万円の安物にしようと思います。なんと、製氷機能が無いのです。よく考えれば200円のロックアイスを買えば間に合いますし。氷を使うのは夏の間だけ。年間の氷代など数千円にも満たないことを考えたら、製氷不要では無いか。機能が最小限で単純な構造ほど壊れにくい、これが紛れもない真理であります。

 経済回復に貢献するといってる割に、1/3くらいの値段の安物で長持ちするものを選ぶというのはいささか矛盾しますが、そこは「身の程をわきまえる」、実際に要らない大きさと機能を省くという「シンプルライフ」は環境問題に優しく、それはそれで大事なことであろうと思います。
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我流篆刻修行中 数彫るが極意

2021年07月30日 | 篆刻
 篆刻は基本独学で我流、これでやっていこうと思います。近隣に篆刻教室は無く、市内に住む篆刻家さんに個人的に師事すると、大枚な費用がかかるのが明らかだからです。

 頼りになるのはNetのYouTubeで学ぶ、あとは数冊の篆刻入門書であります。今月はほぼ一日3個のペースで「摸刻」を続けています。篆刻のベースになるのは「篆書体」で、中国の甲骨文字・金文・石鼓文などから徐々に書体が確立していって今に至るのです。篆書は、字の太さが均一で、水平垂直になるように書いていきます。縦横線の間隔を等間隔にします。筆の速度も極端に早めたり止めたりせず出来るだけ同じ速さんにゆっくり書いていきます。
 印の書体に使うので、彫るために曲線を排し線に抑揚をつけない、単調にして簡素が原則となっているのです。

 わが師藤原先生は、篆書は単調で面白みが無いと、あまりお好きではないようですが、篆書は、楷書や行草書に無い篆書なりの独特な味わいがあり、ワタシのように篆刻を志す者にとって他の書体以上に習熟し極めたいと願うものです。とまれ、篆刻と篆書を並行的に学ぶがいいのだろうと勝手に決めております。

 現在取り組んでいるのは1995年発刊の「日本篆刻芸術」という中国の古本です。韩(かん)天雍という中国の研究家さんが著したもので、日本人(日本文化)の篆刻印を作家ごとに古い年代から順番に紹介しています。中国語は読めませんから何と書いているかは詮索しませんが、印に彫られた字を漢語で書いているので、ぎりぎりなんとか読めるというものです。摸刻なので、なんという字を彫ってるかはあまり気にはしませんが。
ここ数日分がこんな感じです。

心がけるのは、出来るだけ込み入った複雑な印を彫る、陰刻・陽刻をバランスよく彫り、手間のかかる「朱文」を避けて通らないということです。技術を向上させ、今までできなかったような印を彫るのが目的なので、簡単な奴をさっさと彫っても仕方ありません。パッと見て、素敵だなぁ、こんなのが彫れたらいいなぁと思うものを片っ端から摸刻する、で良かろうと思いますね。

また印材は、摸刻する印の大きさよりも極力小さいものを選びます。大きな印材を用いれば、失敗することも少なくなり、適当な彫り方で済むのですが、それでは精密な技術が身に付きません。更に、印が大きいほど削る面積が大きくなるので力と時間を余計に使うことになります。

 写真の上の丸い印は、浅く彫り、彫残しはそのままにしてあります。本来すべて平らに奇麗に仕上げるべきものなんでしょう。でもこれらは、いずれ潰して彫り直すものなので、余計な手間はかけません。そんな暇があったらもう一つ新たに彫ります。また、深く彫ればそれだけ再利用するときに印面をサンドペーパーで研磨するのが時間がかかりますから。

そんなわけで暇さえあれば印を彫る、余計なことは考えず、ただ無心に手を動かす、これがワタシ流の篆刻修行であります。




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オリンピック 佳境に入ってきました

2021年07月29日 | スポーツ
今月初のゴルフに行ってまいりました。オリンピックは見るだけで、こちらの健康や運動にはなんのプラスにはなりませんから、暑くても自分でスポーツをやるのも大事なことです。スコアは79、上出来でした。

さて、昨日のオリンピックは、前半戦のハイライトとも言うべき見どころが多い競技がてんこ盛りでしたね。

 まず、野球の初戦、ドミニカ戦ではわが巨人軍に在籍するメルセデスに抑えられ、9回裏で1-3と敗色濃厚でしたが、ワンアウトから柳田のヒットを皮切りに、スクイズを交えて一気に同点に追いつき、満塁の場面でわが巨人軍(笑)の坂本がサヨナラヒット!野球のだいご味を堪能しました。メダルを獲得するのに好スタートが切れました。

 次は柔道。女子70kg級の準決勝の新井選手のタイマゾワ戦、これは驚きました。両者決め手なく、ゴールデンスコアに突入、タイマゾワはそれまでの長い延長戦も響いて相当消耗していましたが、なにせしぶとい。右目上は負傷し紫色に腫れ、ヘロヘロになってました。新井さん得意の寝技にない何度も関節技が入りそうになるのに、驚異的な関節の柔らかさで抑え込みを逃れ関節も決まりませんでした。
 最後に、寝技「送り襟締め」で締め落としました。大きな国際大会、しかも女子で相手が失神したのを見たのは初めてでした。想像するに、新井さんも本当はこんな怖い技は使いたくなかったのだろうと思います。ポーカーフェイスであった彼女は、金メダルが確定した瞬間、表情を崩しとびきりの笑顔になりました。

 相手のタイマゾワさん、銅メダルを獲得しましたが、美人だし大会後相当人気が出るでしょう。目の上にたんこぶ作り、失神した挙句のメダリストですからね。

 夜になると体操の個人総合男子、この種目は3大会連続金メダルだそうです。優勝した橋本大輝君は19歳だそうです。中国の選手すら最後の演技にリスペクトの拍手を送っていました。彼は大きく見えるけれど身長165㎝くらい、体操選手は小柄な方が有利です。他国の選手もみんな小さいので相対的に大きく見え、演技も見栄えがするのでしょうね。長年君臨したレジェンド内村航平選手がまさかの鉄棒落下、世代交代が鮮明になった瞬間でした。  

 最後は男子サッカーの3戦目フランス戦でした。Wカップ優勝などを成し遂げた強豪国であります。イングランド、ドイツ、スペイン、イタリアなどと並んだ欧州の列強、FIFAランクはなんと世界2位!。フル代表ではないことやコロナなどの影響で、ベストメンバーでは無かったとはいえ、このフランス相手に4-0の破壊的なスコアで撃破したのですから、凄いことなんです。

 これで8強が決まりました。次の相手はニュージーランド(FIFA122位)です。韓国を倒してグループ2位で勝ち進んできましたから侮れません。しかし残った8チームでは、強いのはブラジル、メキシコくらいのもので、日本はかなりチャンスがあると思います。

 コロナの爆発的感染が目の前にあって、オリンピックなどもうどうでもいいわと書きましたが、このワタシもスポーツ好き、人並みの愛国心でテレビを見ないわけにはいきません。普段なら夜9時過ぎには就寝する生活でしたがオリンピックのおかげでだんだん宵っ張りになってきました。寝不足のまま、メダカ・園芸・書道・篆刻も手抜きすることが出来ません。早く終わってくれないと身が持ちません。

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ぎりぎりで頑張りましたね

2021年07月28日 | スポーツ
昨夜は留飲を下げました。
やっとなでしこジャパン、待望の1勝をあげ、ぎりぎりベスト8に滑り込みました。圧倒的に攻め込みながら、チリのディフェンスはタフで、世界有数のゴールキーパーの壁が立ちはだかり、得点できそうなエリアからはシュートを打たせてもらえませんでした。チリのシュートがゴールラインを越えたかどうか微妙な判定でノーゴールだったのが試合の流れを変えたように見えました。

 岩渕真奈ちゃんが、敵ゴールに背中を向けて走りこんだ田中美南ちゃんに絶妙なパスをつなげ、至近距離からのシュートがネットを揺らしました。男子レベルのキーパーから得点を得るにはこれしかないというゴールでした。

 真奈ちゃんの顔は悲壮感が漂い、この試合の意味を一番厳しく感じていたのだろうと思います。熊谷と並んで、あのWカップ優勝メンバー、澤選手の後を継いでナデシコの牽引車・中心選手として期待されてきたのですから。ここ数年の日本女子サッカーの不調・成績不振を気にし、東京五輪で予選敗退という結果だけは避けたかったのだろうと思いますね。もし、出来なかったら、高倉監督も辞める覚悟をしていたのだろうとも想像します。

 重圧と責任の重さで全体的に動きが悪かったと感じましたが、とにかく決勝ラウンドに進出し、あのアメリカに3-0で勝ったスウェーデンと当たります。ここまで来たら、もうのびのびとプレーすればいいのです。体の大きな相手に正確で組織だったパスサッカーをしてほしいものです。

 女子サッカーは、今年プロリーグ「WEリーグ」を立ち上げるそうです。今までは、大学・ 社会人サッカーチームの混合でセミプロのようなナデシコリーグだったのが、正式なJリーグの女子版となるのです。これを機に、Jリーグで男子サッカーが飛躍的に向上したように、女子サッカー界が活性化し若い娘さんたちがどんどん参加するようになれば良かろうと思います。勿論そこには、企業のバックアップが必要で、日本の経済の回復、企業の世界的な競争力も欠かせません。

 もう一つ。上野由岐子さん、また頂点に立ちました。13年ぶりのオリンピック連覇という偉業です。残念ながら、これで五輪種目からは外れるようですが、有終の美を飾りました。おそらく39歳になった彼女も引退し、これからは、宇津木さんの後継者として指導者の道を歩むでしょう。アメリカの選手も、大黒柱アボットと常連オスターマン も40歳近く、日本同様世代交代の遅れや、ソフトボールそのものの人気凋落を想像させます。

 オリンピック種目では、おそらくその種類は大会を重ねるごとに増えていると思います。今回で言えば、女子ソフトの復活以外に、サーフィン・スケボー・野球(復活)・クライミング・空手などです。さらに3人制バスケットボールとか卓球混合とかいろいろ加わっているのです。競技人口が少ない競技や歴史の浅いスポーツを一概に否定するわけではありません。新たな改革で新種目を導入するなら、メジャーで伝統ある競技は残すとしても、陸上競技などの中でだいぶ人気が無くなった競技なども少しずつ整理していったらと思いますね。

 今回のコロナのさ中の大会で思うのは、なにしろ種目が「多すぎだろ」ということです。日程や会場・スタッフ等の制約や負担を考えるとやみくもに商業主義的な拡大路線をとるのはいかがなものかと思います。例えばノーベル賞で「お笑い部門」とかエンターテイメント賞などを加えたらその伝統と賞の重さがかわったゆくでしょう。オリンピックの起源に立ち返ってメダルの重みを実感できるようにするのも大事なことだろうと考えます。

 もっと言えば中国・ロシアのような国家的ドーピングが横行する国からの選手を締め出す、韓国のように偏見とナショナリズム丸出し、礼節や融和・友好をわきまえない国の制裁や授賞資格はく奪くらいのこともやっていいのではないかと思いますが、どうでしょう。
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臨書を臨書する

2021年07月27日 | 書道
毎日誰かの書を臨書しています。臨書というのは、本来中国の名筆をお手本に真似て書くので、通常ほとんどは二玄社や天来書院が発行している古典になります。これらは、大元が中国の王義之、顔真卿、 王鐸・欧陽詢・孫過庭など書聖・大家が書いたものですが、紙に書いた真筆が残されて写真から転写されたものではありません。多くは古に原典を弟子が書き写し、そのどれかが石工によって石に刻まれ、数百年以上経過して、毀損摩耗した石碑を誰かが拓本にとったものが印刷されたに過ぎません。

 つまり、書いた方がどんな名人であろうが、その書が見事であろうが、その後何人もの手によって形を変えてオリジナルとは相当異なる(劣化し変形した)ものと思っていいのです。市販されている手本書、法書法帖 ・名蹟を見てもすごい上手な書に見えてこないと言うのはそういう理由によるものだと思います。

 そこで、これはうまいなぁ、こんな字を書きたい、と思わせるものが「臨書本」であります。中国・日本を問わず数えきれない無数の書道家が臨書してきた古典です。その中で古典の書・書聖・名人たちの書法を学び理解し、独自に技法を確立した諸先生の「臨書」を臨書するのが上達の道であろうと考えております。
 篆書ならば、篆刻の始祖ともいえる呉昌碩さんの「石鼓文臨書」、「蘭亭序」なら欧陽詢 臨本などです。近年発行されたこうした臨書本は、絹本とか糸綴じ、半紙に書きやすいような縦長の「折り手本」などいろいろなパターンがあります。しかし、とうてい文庫本にはなりませんから、ポンポン売れるものでないこともあり一冊数1,000円から1万円近いものもあり、汚損するような練習の手本にするには高価で手が出にくいものなんです。

 ワタシはそこでヤフオク「書道本まとめて」を幾度も落札して入手しています。書道家さんの遺品整理、廃品業者さんからの出品が多いのですが、書を学んだ人たちの多くはいろいろな「書道字典」の類に混じって臨書・手本を保有しています。そういうものに下手なものはありません。ほぼすべてが真似て学ぶに値する手本になります。

 ワタシの手元には、古くは明治の三筆の「日下部鳴鶴」「梧竹」さんはじめ、「石田栖湖」「青山杉雨」さんなどの臨書本がたくさん集まりました。このような中古本は単品出品でも案外お安いものなんです。書き込みがあろうが乱丁・汚損・破損なにも関係ありません。お手本になる字さえ見れれば問題ありません。

 本ブログで、先日書きましたがこのところずっと鳴鶴先生の十七帖臨書(王羲之)の下巻をずっと臨書していました。 いままでも十七帖だけで3種類の手本を臨書・練習してきました。稽古していたのが下巻(坤)しかないのでそのうちヤフオクで見つけねばと思っていたら、なんと後ろの書棚に隠れていました。ヤフオクでたしか2千円位で上下セットで落札したのをコロッと忘れていたんですね
(´;ω;`)ウゥゥ 情けない
 昭和4年発行、当時一冊参円で販売されております。現在価格では6,7千円というところでしょうか。これは古書店などで買うと上下2冊で2万円以上するそうです。


 かくして、ワタシの作業場にはいつしか書道本と篆刻用印材、書道紙であふれております。せっせと書き(臨書本をひたすら臨書する)、せっせと彫る(ヤフオクで入手した古印・篆刻印作品集を摸刻する)。なにもその先のことは考えず書道に励む日々であります。

 ついでにヤフオクで見つけた「風俗画報」を紹介しておきましょう。明治22年刊行のわが国最初のグラフィック雑誌 だそうです。(決してえっちな風俗情報を掲載したものではありません 笑)。江戸時代が終わって20年ちょっと経った時代の貴重(かどうかはわかりません)な雑誌で、まだ、浮世絵の木版の技術が残っている様子です。ほとんどが活字の説明文、わずかに白黒の絵、色刷りの見開きは数ページでありました。130年ほど前に印刷されたこの雑誌の色はさほど褪せてもなく、日本の浮世絵・版画技術の高さを感じるものですね。因みに定価は15銭と書かれています。現代の物価で言えば(2万倍くらい)3千円!大変高価な雑誌だったんですね。

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