植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

地上の星 北京の空からはスモッグで見えない

2020年01月31日 | コロナ
WHOの事務局長はエチオピアの元保健相だそうです。
 今回のコロナウィルスの問題に、緊急的な対応を躊躇しておりました。のみならず、習近平さんが、「新型肺炎の拡散を防いだ」とよいしょしておりますねこの言動に呆れた世界の識者が、エチオピアが中国の巨額投資で潤っていることとの関連性を指摘しています。ワタシは、チャイナマネーがWHOに渡っているのではと疑っておりますが。いずれにせよ、中国の思惑が露骨に透けて見えますね。
 昨日、WHOはしぶしぶ「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言することになりました。なんだかおかしな組織で、なんのための機関かわかりません。

 昨日のブログでちょっと触れましたが、中国当局は年初、ネットで新型肺炎の情報を出していた人たちを「騒擾罪」で拘束したことを発表しました。
これは、武漢の複数の医師がチャットでSARSに酷似した新型肺炎が発生していることに気づき、情報共有や治療等の目的で情報交換していたことと判明しました。流石の政府も、「デマを信じていたら、みんながマスクを付けたりして拡散が防げたかもしれない。」などとして、やんわり公安当局を非難しています。あくまで、デマ扱いなのですが。

 中国では、何万という専門家がネットを監視し、政治への不満・批判的な人間の言論を封殺し、民主化の動きを封じて共産党政治の維持の為に何でもありの強権発動を行っています。ハッカー集団と同類で、世界的なハッキング・サイバーテロのほとんどは中国が発信源だそうです。国家ぐるみで他国の政府や企業の機密情報の抜き取りや仮装通貨の横取り等を行っているという説が有力でもあります。

 かの、中国人医師たちは、始末書を書かされたという記事が出ています。そしてその後、この方たちは現場に戻り必死に患者を診察しているそうです。
 もし、あくまでも仮にの話ですが、この時医師たちのやり取りを見つけた監視員とか公安当局の人間が、「こいつは国家の一大事だ」と気づいて、医師たちの情報を最大限活用し、中央に働きかけて機敏な対応を取っていたら、今のパンデミック寸前の事態を防げたに違いありません。
 現場でとんでもない事態に気づいた医師たちが、世界的な疫病の流行を防げたかもしれない、その人たちを政府が見損なったのです。これは、不謹慎でありますが、直ちにシナリオを起こし映画化されるようなストーリーです。彼らは後顧に名を残すような世界的ヒーローになりそこねたのです。

 中島みゆきさんの名曲 地上の星を思い出します。
「風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく」
そして、つばめよ高い空から教えてよ、と続きます。

北京は、別名「燕京」と呼ばれます。

 紀元前、春秋戦国時代に栄えた「燕」の国の首都がエンキン(燕京)で、今の北京にありました。北京は、世界でも例がないほどのスモッグがかかっています。それでは、高いところから地上の星は見えないのでしょう。

そして、この名前を付けた国際観光フェリーがあるそうです。どこかの市長さんが中国からの観光船運航を中断すべし、と発言しました。いいんじゃないでしょうか。

 

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分かっちゃいるけどやめられない

2020年01月30日 | コロナ
想像通り、えらい勢いでコロナウイルスによる新型肺炎の患者が増えています。

どうやら、発生地中国の武漢では、遅くとも昨年12月の8日には未知の肺炎の発症を確認していたようです。ここからひと月あまり、公表もされずネットで情報が少しづつ漏れた結果、新年早々に発生源とみられる市場の閉鎖が行われました。その後も政府や武漢市からは確たる情報が伝えらず、人から人への感染も証拠がないととぼけていました。やっと1月20日の習近平さんの号令で、一気に情報公開が始まり、23日には武漢市などの封鎖に踏み切りました。春節の民族大移動を控えとうとう隠し切れなくなったわけですね。

こうした経過を辿った原因は、病気の実態がなかなか特定できなかった、武漢の当局者が習さんの側近で、厄介な案件が耳に入らぬよう(自分が矢面に立たされぬよう)隠蔽した、情報伝達が複雑で上層部に伝わりにくい、というようなことによるようです。また、中国お得意の情報制限(ネット監視・言論封殺)により、民間レベルでの情報共有も分断されたのです。
 この際責任論は詮索しても仕方がない話ですが。
 それよりもひと月あまりの間、危険極まりない感染病の広がりが放置され、東京都の人口に匹敵する在住者が、無防備に感染するのに対策が取られなかったということです。また、国内外への移動により世界に拡散することにも警告や制限が加えれませんでした。
 また、都市を封鎖したと言いますが、武漢市だけで面積が8,600平方km、東京都が2200平方kmくらいですから、その4倍のエリアに都民並みの人口が住んでいるのです。その道路を全て閉鎖できるなんてとても可能とは思えませんね。

 中国の、これまでのサーズなどの対応に比べるとはるかに迅速で、マシだと評価する向きもあるようです。それだけ事態が深刻であることの裏返しだと思いますね。しぶしぶ認めた患者数も、まったくあてにはなりません。集計するシステムも手段も限られ、特定の大病院で受診して確実な感染者かつ重篤な症状、というような限定的な数値、しかも政府の特別な配慮もあり、控え目な患者数(100人程度)でありました。これが日を追うにしたがって、倍々ゲームの如く増加し、最新では6000人を越えたということです。この国はいつまでこんなことを続けるつもりなのでしょうか。こんなことは分かり切った話です。

 昨夜、チャーター便で206名の邦人が武漢市から帰国しました。新型肺炎への感染が疑われる人が7名だそうです。もし、その半分が感染者だったとすれば、1.7%の感染率という計算になります。これを武漢市の人口1089万人に当てはめると18.5万人が感染しているという推計ができますな。情報が抑えられ、封鎖されて衛生環境が悪く、病院の体制が整っていないことを前提にすると、この数倍居ても不思議はありません。そして、武漢市以外にもすでに広がっていて、世界各国で発症が報告されるようになりました。
 ウィルスの特性から、更に感染力が強まり、劇症化重篤化も懸念材料です。過去の事例をもとに、今年の夏ころがピークとなると予想されています。

 それに対して、わが国の責任者・当局はいささか危機感に乏しい印象です。曰く、法整備が終わるまで、強制的な検査や入院はできませんとか、国内で発症が確認された人は症状が軽く退院した、とかね。致死率が患者の1,2%としても分母(感染者)が何万人にもなったら、死者は何百人と出るんですよ。蔓延した時の社会や経済の混乱は想像を絶します。薄笑いしながら「冷静に、過剰に反応しないで」などという議員とか保健責任者の方がいますが、取り越し苦労するぐらいでちょうどいいのですよ。

チャーター代を個人負担するか否か、帰国者の一部が検査や一時隔離を拒否しているとかの報道が有ります。バカだねー
「非常事態につき、日本人の生命を守るために希望者は帰国させます。費用の一部は政府が負担します。従って、条件として、帰国時に強制的に検査・一時宿舎待機の同意書をとります。同意できない人は乗せません。」
位の事が出来ないんでしょうかね。

ア ホレ スイスイ スーダララッタ
スーダララッタ スイスイ
急に、このフレーズが頭に浮かびました
 
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すべては内閣人事局から始まった・・・・

2020年01月29日 | 時事
断言します。お役人(キャリア)というのは、人事異動と自分の出世が最大の関心事であります。それ以外は些末でどうでもいいのです。
 ワタシが、勤め人の時代に、県や市に出入りした時期がありました。職員にいろいろな会話をしましたが、あの人は誰の手下だとか、誰の派閥だとかを話題にする人がほとんどでしたなぁ。人事異動のシーズンになるとそわそわし始め、仕事はそっちのけであっちでもこっちでも誰がどこに行くという予想と内示の話でもちきりになります。ひとたび発令されると、辞令を持ってのあいさつ回りが1週間ほど続きます。
 地方自治体では、一括採用ですから、部局の配属はランダムで、現場(区役所とか出先機関周りとか)が最初になります。本庁舎に配属・転勤となるあたりから出世コース、人気部局へのアプローチが始まり出世競争が本格化します。ここで、親分子分の関係を築くことが最重要なのです。よほどひどくなければ、ほとんど年功序列・定期昇給ですから、最後の10数年が、役職のピラミッドの椅子取り競争が激化します。それでも特別職(助役とか局長レベル)に辿り着くのはごく少数で、あとは、徐々に外に出され、閑職に回されるようになりますね。

 その点、国家公務員は、原則として省庁単位での採用となりますから、少し事情が変わってきます。以前は、採用時の成績と出身大学(学部)が順位で示され、退官まで、最も重要かつ堅固な序列化が露骨に形成されました。各省庁の人事課がこれをベースに異動させ出世させていくわけですね。

 最近では(具体的には現安倍政権)、内閣人事局が作られてからその構造が大きく変わりました。組織や幹部人事が、それまでの省庁任せであったものが、内閣の権限に移ったわけです。それまでは、お役人が、異動・処遇の原案を作り大臣の決裁を仰ぐ形でしたから、公務員はその次官を頂点とした派閥にうまく取り入りさえすればよかったのです。
 ところが、このお役人の首根っこを内閣がつかむようになったために、省庁が内閣の言いなり、総理大臣の顔色ばかり窺うような状況を生み出しました。ただでさえ志気が低い国家公務員が堕落し矜持を失った原因です。下品な表現を使えば政権に「金玉を掴まれた」状態ですな。
 これが、森カケ問題や自衛隊の日報紛失、今回の「桜」に共通する公文書の隠ぺい・廃棄・改竄につながった大元の原因です。
 公務員の服務宣誓文は「国民全体の奉仕者として公共の利益のために勤務すべき責務を深く自覚し、日本国憲法を遵守し、並びに法令及び上司の職務上の命令に従い、普遍不党かつ公正に職務の遂行に当たる」です。これを全く無視し、法令に違背し、解釈を捻じ曲げ内部規定などの公文書を事後作成してまでも、真実を糊塗するその理由は、自分が評価され人事的に優遇されることに他なりません。

 これが「忖度」の実態でしょうな。実際に、内閣や官房から具体的な指示命令があって動いているかは定かでありません。しかし、ノー天気でお坊ちゃんで、謝ることが大嫌いな駄々っ子総理夫妻の不始末、挙動・発言をしりぬぐいし補完するのが彼らの役目になっています。総理大臣本人は、こうしてのらくらしているうちに、野党も国民も飽きてくるだろうと踏んでいるのです。

 昨日、お習字の練習をしながら、徳永英明のCDを聞きながら、テレビをつけていましたら、国会中継を延々と続けていました。たしかに補正予算の中身の審議やコロナウィルスそっちのけで、桜を見る会や1億5千万円貰った公選法違反の疑惑に質問が集中する野党側にもどうかなと思いますね。しかし、事態を長期化させ、真実を覆い隠し、説明責任を堂々巡り、禅問答と勘違いした様な詭弁と珍答弁を繰り返す総理大臣に責任があるのは明白です。

さらに、世論調査で、こうした総理大臣の説明に納得するという人がいまだに10数%、さらに内閣支持者が40%近くも居るということが、何よりアンビリーバボーであります。


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もしもピアノが弾けたなら 

2020年01月28日 | 雑感
新潟に住む倅から、ちょくちょく孫たちの写真やら動画が送られてきます。昔と違って、LINEやらスカイプなど、便利な手段が増えました、有難いことです。

そこで、送られてきた動画が「ピアノ発表会」!!、キターーーーーー
何か月か前に孫にピアノを習わせるというメッセージが来ました。そして、多分音楽教室が、年に一・二度発表会を催しているのでしょう。幼稚園年中組の男の子が、わずか数か月鍵盤弾いただけですから、内容は推して知るべしです。

 思い出しました。子供たちにはいろいろお稽古事を掛け持ちさせていました。スイミング、英会話、体操、幼児教育、美術、剣道など、その中でピアノの先生が近所の子供さんに教えに来ていたのをご縁にピアノをやらせたのです。もっと昔、親がワタシの兄にバイオリンを買って練習させていましたなぁ。あるあるです。若い親が、子どもの未知の才能を開かせるため、あるいは自分にできなかった夢を子供に託したか、さもなければ、他所さんのお宅を真似し見栄をはって、音楽をやらせるという話です。子供たちの発表会にも行きました。子供たちは、お稽古の日以外は自主的には練習もせず、興味も持ち得なかったようでいつのまにか終了しました。

 ワタシの場合は、これで少なくとも3世代続いたことになりますな。自分は、楽器というものがからっきしでありまして、高校生の頃兄が使っていた古いギターをボロンと鳴らしたものの、楽譜もろくに読めずギターコードを3つくらいおぼえたところでギブアップでした。両手が別々の違う動きをするところが、まずワタシにとって高いハードルでした。ましてや、ピアノは、楽譜見ながら、両手を全然違って動かし、10本の指を別々に駆使し、更に足はペダルを踏んだりするんでしょ。

 多分、練習によって体が自然に動くようになる、というような世界なのでしょうが、わが身が、そうなることのイメージが全く湧きません。そもそも、音楽の才能というものは、一つは絶対音感やリズム感と言われる天賦のものと、幼少の時に音楽家の両親のもとに育ち、音楽が生活の中にあったというような後天的な優位性が合わさったものと考えます。これに、音楽を続けられるだけの親の財力、本人のやる気・集中力・器用さなどが備わって初めて、その才が開花し、いっぱしの音楽家になっていくのだろうと思います。
 ワタシには、何一つ該当するものがありませんでした。ワタシが今もって下手なカラオケ以外に音楽の術を知らないのは当然の帰結と言えます。お気に入りのテレビ番組【駅ピアノ】を観ては、「あー、ピアノが弾けたらどんなに素敵なんだろう」とふと思ったりします。別に上手になる必要はないので、今からでも遅くないのかもしれませんが。

 孫たちが、そのワタシの常識を簡単に打破して、将来見事な演奏を披露してくれることを希求するしかありません。今、納戸の前に古新聞や日用品のストックの置き場と化している30年物の古ピアノ、「ピアノ売って頂戴」のCM見ながら、そろそろ買い取り(引き取り)に出すのがよろしいかと思う今日この頃です。


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ワタシの日常 晴耕雨読(雨書)

2020年01月27日 | 雑感
昼寝の時間が取れないです。

ワタシは、もう4年間、「Free-Man、プー、実質無職」、よく言えば自由業であります。
朝は6時過ぎに、仕事場(➡PCが置いてあり、室内だけで100以上の鉢植えがあり、お習字の稽古場でもあります)に赴き、日中はお昼を除いて自由時間です。一般のサラリーマンと逆ですね。気が向いた時に何でも好きなことが出来る、なかなか羨ましい境遇です(笑)。家内は、お昼以外は私のことはほったらかし、放置プレーですな。

 しかし、好き勝手に一日過ごせるかというと、これが実際は制約が多いのです。というより、自身で広げた趣味やらなんやらでどうにも忙しいのです。例えば農業であれば、今の時期は農閑期で、旅行・湯治なんぞに出かけます。ワタシの九州の旧友は、茶園を経営する農家ですが、やはり今は暇らしく、毎日面白い話題や写真などを見つけてはLINEに送ってくれます。例えば勤め人なら、土日や休暇で、家族旅行とか、ドライブでどこかで美味しいものを食べて、みたいなことになります。

 ワタシは、バラ園・菜園・果樹園(といっても僅か70坪ばかりですが)などで、ガーデニングを始めたものですから、この世話がなかなか大変です。草取り・植え替え・収穫・剪定、施肥とやることが毎日あります。加えて屋上にも花壇・温室を自作し、メダカを飼っています。廊下と室内には観葉植物・洋ラン・多肉植物、エアプランツなどがひしめいております。水やり、葉水、花ガラ摘み、温度管理もやり始めるとすぐに1、2時間が過ぎてしまいます。

 更に、お習字を毎日、しかも最近は一日2時間を割いています。ヤフオクで書道用紙をしこたま買って気合を入れているのです。しかもヤフオクの入札分チェック・落札分のメール・決済などの手間もばかになりません。

 そして、ブログ更新です。それが、面白くもありまた、ほとんど義務に近いようなことになっていますから、毎日最低1時間はかかりきりになります。
 スマホに関していえば、平均4,5時間使っています。内容はニュースを読み、グリーンスナップという写真投稿サイトのチェックと投稿・コメントやり取り、ゲーム(ツムツム-ボケ対策ですな)、各種調べもの、LINEなどなど。日本人の社会人の平均スマホ使用は3時間ちょっとらしいですから、一日1時間以上多いということになりますが、その多趣味と、決まった仕事についていないことを考慮すると、こんなもでしょうか。

 つまり、毎日の平均的な行動からすると、外仕事(清掃とガーデニング関連3時間)、建物内の植物・メダカの世話1時間、習字2時間、スマホ・PC(ブログ・ヤフオク)計6時間、5時に起きて夜10時に就寝するまで12時間を費やしている計算になります。
買い物・食事やお風呂、お茶の時間を3時間とみると残りは2時間、案外余裕がないのですね。

雨降り・強風・寒さなどの悪天候などの時、外仕事の3時間分が自由時間になるので、普段できないことをやりますな。掃除とか・整理片付けなどです。

毎日これだけのことをやっていても、基本的には1円にもなりません。自衛する不動産管理のちっぽけな会社からは、月8万円の給料を貰いますが、そっくりそのまま社長である家内に食費で渡します。

今、これのどれかを削って、運動や健康に振り向けるべきか、実は悩みどころでもあります。昼寝も運動も出来ていませんからね



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