Oggi che cosa hai fatto?

なんとなくな毎日

子供時代

2009-07-11 11:30:15 | Weblog
もうずっと前だけど半年間ほど、モンゴルからの研修生に日本語を教えたことがあります。来日前に日本語研修を受けていて、かなり理解度の高いメンバーでしたが、中で1人だけ日本に来るのが遅かったのか、他の研修生ほど話せない男性がいました。どちらかといえば、本来の性格か、素朴で静かに外側から皆をみているというカンジでした。

ある日、自分達の文化、生活を紹介するという企画の時、おどろく事がありました。私が投げかけたモンゴルといえばパオという遊牧民のテントについての質問に、一番日本語が不自由な彼が、日本語を一生懸命さがしながら、あげくには、
もう身振り手振り使って絵まで描いて、パオの機能性について語ってくれたのでした。

あの時の不思議な感動。確かにいつも明るくてちょっとイケメンの研修生よりも、もしお付き合いするのなら、この男性を選ぶなぁというか、信頼が持てる人のように感じました。

所属団体で国際交流部などというところに在籍しているので、よく「英語ができなきゃダメなんでしょ?!」と聞かれます。 確かに英語は必要ではありますが、私レベルの英語でも、それなりに交流できます。 英語が流暢にしゃべれたとして、自分に何も伝えられるものがなければ、交流も何もありません。要は、言葉という道具ではなく「人と人」だと感じます。

団体に依頼があって小学校で国際交流について語る時、「英語も大事ですが、その前に、自分の事や家族のこと、地域のことが日本語で語れるようになって下さい。そのためには、今の学校のお勉強や友達と遊ぶことをいっぱい楽しんでください」と伝えるようにしています。(本来、学校側は英語の重要性を主張してほしいのかもしれませんが。)

ごく自然にそう考えてきてた事が、JICAで活動していた女性のブログを読んでいて、間違ってはいなかったんだなぁと再確認できたので、こんな真面目は話、恥ずかしながら書いてみました。
私は言葉でしかそれを伝えられないけど、その女性は実践できるアトリエを開いています。 すごく素敵で、改めて彼女のパワフルさに感じ入ってます。




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