おだにゃら記

地元小田原市中心のゆるゆるフィールドワーク備忘録。
歴史、神社関連、あとはいろいろ。

御殿場の浅間神社ぜんぶまわる 番外編

2023年08月24日 12時47分00秒 | 御殿場の浅間神社ぜんぶまわる
今回は番外編です。

川柳の浅間神社に行った帰り、県道155沿いでこんな神社を見つけました。


静かな県道155


え? あれは?


浅間神社じゃん!


神社本庁に所属していない小規模な浅間神社でした。





小規模とはいえ平成に玉垣や鳥居が整備されたようで社殿も立派です。

ここは中畑という地区。地域の氏神なのでしょう。


神社本庁に記載されてない小さな神社はたくさんありますが調べるのはほぼ不可能。
地図にも載ってない神社も多いですし。
(この神社はGoogleマップではAsama Shrineと英語表記)

偶然発見できて驚きました。
他にもあるのでしょうね、小さい浅間神社。

あと
他の神社に合祀されてる場合も偶然行かないとわからないんです。

そこまでぜんぶまわろうとは考えておらず、あくまでも神社本庁に所属している神社を対象としてるマイ企画ですが、

やっぱり気になります。小さい浅間神社も。



おまけ

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御殿場の浅間神社ぜんぶまわる その7 川柳

2023年08月16日 15時36分00秒 | 御殿場の浅間神社ぜんぶまわる
その7は川柳の浅間神社です。




川柳地区まで来ると標高は600を超えます。
御殿場口新五合目までは10キロほど。自然豊かな御殿場の風景にさらに緑が増え、
猛暑でも気温は徐々に下がり富士山の麓にいることを実感させてくれます。







道路傍の聖観音像





川柳浅間神社



巨木が多いです




鳥居をくぐったところにあるこの2本の杉。

社殿が見えません 笑



扶桑樹と命名された静岡県指定天然記念物です。
2本の根元が繋がってるんですね。


南足柄市の御嶽神社にも2本繋がった鳥居杉がありました。
鳥居代わりに植えられた杉が成長して繋がってしまうのはわりとよくあることなのでしょうね。




扶桑樹の他にも巨木がたくさんなので社殿が撮りづらい









社殿前から鳥居を覗く



丁寧に祀られてる石祠

境内全体がとても気持ち良く整備されてます。



扶桑樹の名付け親 樺山資紀氏の命名石碑





説明が読めませんが
大きな切り株が置かれています。





境内西側の稲荷大明神

ここにも鳥居杉があります。石段もよい感じ。
杉も立地も立派なので末社などではなく独立した社に見えます。





寄神社と福昌院 

2023年08月08日 22時08分00秒 | 
松田町寄に行ってました。

寄はたまにドライブしてますが
寄神社には2年ぶりの参拝となります。




相変わらず見事な大杉










石段を登り切ったところに


物置と社務所を兼ねたような門が




長屋門みたいなものだと思えばいいのかな。

ちょっと道具を置いたり座って休憩したりお茶したり
なかなか便利なのかもしれません。



平成に台風で倒木してしまった大銀杏は元気に復活中のようです。




かつてはここには弥勒寺があり村の名は弥勒寺村といいました。
明治時代に近隣7村が合併して寄村に。
弥勒寺は神仏分離により弥勒神社、さらに寄神社と変わりましたが現在でも弥勒寺という字は残っています。






源頼朝が政子の安産祈願のため神馬を奉納した27の寺社に弥勒寺も入ってるのですが
こんな山深い地の寺がよくぞ選ばれたものだと不思議に思ってしまいます。



寄神社から北へ3キロほどのやどりき橋。
現在一般車両が入れるのはここまで。

キャンプやドッグランや蝋梅や蛍や、
いろんなことで知名度が上がってる寄ですが
深い山間にあることは大昔から変わりなく。

私は寄に来ると雄大すぎる自然にいつも息が詰まりそうになります。良い意味で。


この先にハイキングコースがあるのでいつか行ってみたいです。




弥勒寺集落に戻ります。
以前からずっと気になってたこの参道をやっと歩けました。
曹洞宗の福昌院です。



福昌院の参道入り口には
ゆっくり散策なさってください
と書かれた札がありました。

寺は神社ほど気軽に立ち入れないので
こういう気遣いはとてもありがたいです。



苔の石段
うっとり

苔が傷つきそうなので、登らずに右手の車道を通りました。



本堂側から見た山門


門の中にベンチ。
雨が降っても大丈夫ね。

寄神社の門といい、弥勒寺村では門の中で休憩するのがポピュラーなのかも。



本堂

少林山。強くなれそうな山号。




大きな聖観音像





奥に秋葉神社



タマアジサイ

境内にはアジサイや蓮の鉢が多く
タイミング悪く花はあまり見れなかったのですが
丹念に育てられてる花達と寄の自然満ち満ちの木々が心地よかったです。


すごく変わった鳴き声の鳥にずっと怒られてたような気がするんだけどなんて名前の子かな?




帰りは墓地側の階段から。
こちらの階段も美しい。






御殿場の浅間神社ぜんぶまわる その6板妻

2023年08月03日 00時20分00秒 | 御殿場の浅間神社ぜんぶまわる
今回は板妻の浅間神社。

板妻という地名は珍しいですよね。
由来はよくわかってないそうです。
現在では板妻=自衛隊駐屯地 という認識らしくて、検索すると自衛隊のことばかり出てきます。




板妻の浅間神社は川島田、保土沢とほぼ一直線の国道469号線沿いにあります。

なんかね、可愛いんですよこの神社の入口。
私の撮影だと可愛さが伝わらないので


こちらはGoogle streetviewから。
春のお花もあったりして可愛いです。
メルヘン感じます。





鳥居の左手の階段の先は


庚申塔などがありますが


法鏡院という小さな寺
別当寺のような感じです



珍しく由緒書きがありました。
御殿場の浅間神社には由緒書きなかなかないんですよね。


さいと焼き(どんど焼き)で火に投げ入れる道祖神って参道途中にあるこれですよね。
焦げたり痛んだりしてるようには見えませんが。
しかし不思議な風習です。



そしてさいと焼きの翌朝から4日間に渡って行われる(長いっ)ハチハライ神楽。

画像と説明文は板妻のハチハライ神楽 より

一説に、京都で皇族の側近をしていた長田一族が神楽を伝授され板妻に移住してからも受け継いできた神楽であるとか、別の一説では江戸中期に流行った病のため京都まで行き神楽を習ったとも伝えられる。明治で一度中絶したが、三島の神楽師から伝授されたともいわれる。

幣の舞・剣の舞・ござるの舞が伝わっている。舞には市域の他では見られない両手を広げる所作が含まれていることが特徴である。また、各戸舞では社殿で獅子が御祓いした「龍爪権現(りゅうそうごんげん)」の札が付いた幣束を舞に使用し配布される。

ハチハライとは鉢払い、鉢洗いなどとも言い、お祭り終了後の打ち上げ会、慰労会のこと。
ハチハライで神楽を舞ってたら慰労会にならないと思うのですが。その後に真の意味でのお疲れ様会があるのでしょうか。

京都から移住した長田一族、とありますが
板妻には長田姓がとても多いですよね。

ああそれにしても御殿場は神楽だらけ。
すごい。



ここにも立派な忠霊碑が




2の鳥居
上手く撮れなくて社殿方向から



社殿




屋根ギリギリまで木が迫る



何も書いてないのですが末社だと思います。
囲む木々の迫力。





社殿横には広い空間があり
遊具もあり公園になってます。

ここでさいと焼きや神楽が行われるのでしょうか。