教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ヒキガエル合戦速報

2010年02月28日 | 生き物
昨夕、近くの池で
百匹以上のアズマヒキガエルが大集結、
蛙合戦の様子を撮影することができました。

その動画をYou Tubeに投稿してみました。



↑画像をクリックしてみてくださいね♪
暗い中で撮影したので見えにくいかもしれませんが
迫力は伝わるかな?
写真はのちほど!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマアカガエル合戦

2010年02月28日 | 生き物
森の家へ通うようになって10年たちましたが
隣接する横浜自然観察の森を歩く喜びを覚えたのは
ほんの5年ほど前。ヤマアカガエルの存在を知ったのも
同じ頃ホタルの池で卵塊を見てからです。



鳴声は聞いても
大人のヤマアカガエルの姿を見るのはまれ。
ましてやカエル合戦など見たことはなく
そのシーンに立ち会うことは憧れでした。

ところが26日、5年越しの願いが叶ったのです!



なんてタイミングがよいのでしょう!
一番下になっているものがメス。
お腹がぷっくりふくらんでいます。
手のひらよりひとまわり小さいサイズです。

石になったように動かないでいると



警戒して水底に沈んでいた数組のカップルが
息継ぎをしにプカプカ浮かんできました。

そこを狙って



このあぶれているオスが飛び掛りますが
なかなかメスに取りつくことができません。
失敗するたびに甲高くキョッとコッの中間のような
鳴声を上げます。鳴くのはオスだけで、
左右の頬にある鳴嚢が鳴くと丸く膨らむそうですが
この時は確認できませんでした。



産卵真っ最中のメス。
眼から後ろにのびる背側線が曲がっているのが
ヤマアカガエル、まっすぐなのがニホンアカガエル
ということなのですが、わかりにくいです。



ひとつの卵塊に1000~1900個の卵が入っているそう。
産みたてのものには上の画像のように
卵に白い部分が目立ちます。
時間がたてばゼラチン部分がふやけたように
膨張してきて、卵がオタマジャクシの形になるまで
生命を守る役割を果たします。

きっと今頃もカエル合戦が続いていることでしょう。
お近くの方はぜひ!
カエルたちの一生懸命な姿にふれれば
私のようにとりつかれてしまうかもしれません・・。

今週末はヤマアカガエルだけでなく
ヒキガエルのカエル合戦も展開しています。
近所で目撃しましたので次回ご報告いたします!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の雨♪

2010年02月27日 | 教室風景
2月最後の教室は
朝から降ったりやんだりのあいにくのお天気。
湿度も高くてまるで梅雨時のようでした。



外は風が吹き荒れていますが
アトリエの中はおだやかで快適な春そのもの。



午後に参加されたOさんに
個人的に気になっていた女子フィギュアの
試合結果を教えていただき、皆さんと
しばしその話題で盛り上がりました。


こんなお天気は日本画制作には向きませんが
自然界では良いこともあります。
今日は絶対見られるはず!
期待を胸に朝、池へ確かめに行きました。

何を?といえば・・・



ココッココッと甲高い鳥のような鳴声が聞こえてきます・・・

やはり
ヤマアカガエルが続々と集まっているようです!



おお~!4日前に比べると
ヤマアカガエルの卵塊が何倍にも増えています。
おびただしい量です、それも新しいものが!

その中に



いました、ヤマアカガエルのカップルです!



よく見ると水中にも。



ヤマアカガエルの恋人たちは
湿った暖かい雨が降るのを待ちかねていたんですね。
私はこれが見たかったのです!!

ふふふふ・・♪
自然に笑みがこぼれてしまいます。
女子フィギュアスケートのように華麗でもありませんし
楽しみな方はかなり少ないと思いますが
次回もカエル合戦報告にお付き合い下さい☆

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜の木に集う

2010年02月26日 | 自然
午後の教室が終了したあと
時間があったので少し森を散策しました。

駐車場近くのソメイヨシノの木には
フジやサルトリイバラが絡みつき



3羽のコゲラが盛んに木をつついていました。



コゲラって
やっぱりかわいい!

夕暮れが迫って
にわかにハシブトカラスが騒ぎ出しました。



何を叫んでいるのでしょう?
日本語にして聞いてみたいものです。

この木には大きな巣もかかっていました。



バレーボール大・・タイワンリスのものかもしれません。

さまざまな生き物に利用され
弱っているように見えるこのソメイヨシノの木も
あとひと月すれば満開の花が見られることでしょう。



ほんとうに日が長くなりました。
季節はどんどん進んで
待ちに待った季節が近づいてきています♪

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワハギ

2010年02月25日 | 生き物
上郷森の家本館近くから見えるこの木。



ところどころ木の皮が剥がされ
白い肌がむき出しになっています。



倒木にも樹皮を剥がされた痕が。

このカワハギをした動物はおそらく



タイワンリスです。
下から見上げていると
樹皮がパラパラ落ちてきます。

虫はまだ冬眠中
芽吹きもすくなく
木の実は残っていない
今が一番食べ物がない時期なのかもしれません。



春の繁殖期に向け
たくさん食べなくてはいけないのか
普段はすぐ逃げてしまうのに
人間の足音にも動じず必死に食べ物探しをしています。



かわいいんですよね・・

でも



木々にとっては受難です。
広範囲にわたって樹皮を剥がされてしまうと
こんな風に枯死してしまいます。
こんな木をよく見かけるのは
どんどんリスの数が増えているからでしょうか。

小鳥の卵を食べ、電線や家屋までかじることも
あるというこの外国からやってきたリスは
アライグマとともに増え続けているそうです。
崩れてしまった生態系のバランスは
この先どうなってしまうのでしょう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I さんの日本画新作

2010年02月24日 | 教室風景
I さんは夢のある風景を描きました。



「ライン川のほとり」  日本画  F6

のびやかな形のとり方と明るい色遣い、
軽やかなタッチが I さんの持ち味。
それがはじめての風景画となった
この作品にも発揮されています。
さまざまな形の樹木や建造物は表情豊かで
楽しいお伽の国へ迷いこんだようです。

以前の作品も夢のあるものばかり。
HP「上郷の森 日本画教室」“作品集”の中の
I さんのページに掲載されていますので
こちらもどうぞご覧下さい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖房いらずの日

2010年02月23日 | 教室風景
暖かく過ごしやすい一日となりました。



少し前のように
すぐ膠が固まってしまうこともなく
効率的に気持ちよく描き進めることができました。

I さんが日本画作品を完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに!



午後は前回入会されたKさんがいらっしゃいました。
初回の今日は鉛筆で
愛するシーズー犬をさまざまな角度から捉えました。
デッサンは日本画制作のなかでも
対象を理解する大切な段階。
毎日接している家族でも、いざ描いてみると
さまざまな発見があるものですね。

アトリエだけでなく
森も光にあふれていました。



よく出会うのはタイワンリスとコジュケイたち。
葉がまばらなので姿をよく観察できます。

色味のとぼしい森でひときわ目立っていたのが



赤く色づいたノイバラの葉。
うっとりするような美しさです・・・



歩いていくと地面に降りていた
カワラヒワが一斉に飛び立ちました。
緑と黄色と褐色が響きあっているきれいな鳥ですね。



主食は植物の種子。
なるほど立派なくちばしですね。
3月以降が繁殖期だそうなので
これから出会う機会が増えるかもしれません。
制作にも散策にもぴったりな季節がやってきました♪

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春を待つ蝶

2010年02月22日 | その他
まだじゅうぶん寒いと感じますが
街行く人の服装が軽やかになったようです。
確かに日ごと春らしさが増していますね。



春の花ミモザも



だいぶ蕾がふくらんで黄色く色づいてきました。
2月中に咲くかな?楽しみです~♪

寒さが続くうちは
なかなか虫の観察ができません。
越冬している蝶の幼虫でもいないか枯葉をめくってみたり
アゲハ類の蛹がいないかミカン科の木を探してみたり。

そんな中ふと木を見上げたら



ミノムシがいました!
子供の頃は本当にたくさんいて
ちょっと蓑を破いたりして遊んだものです。
この頃めっきり見かけなくなったと思ったら
外来生物の寄生バエのため激減しているのだとか。

この季節に見られる昆虫・・
以前のデータに残っていないかな?と探したら



ありました。
2006年2月16日撮影!
ムラサキシジミだと思います。
この蝶のように成虫で越冬するものは
早春でも暖かい日に出てくることがあるそうです。
この日はポカポカだったんだ・・・

4年前は今ほど虫に興味がなかったのに
このハッとするような美しい姿に衝撃を受けて
シャッターを押したに違いありません。
たまに前のデータを見直すのも面白いものですね。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とうとう誕生

2010年02月21日 | 散歩
だいぶ気温が上がりましたね



木陰はまだ冷えますが
ふわふわしたネコヤナギは暖かそう

日向では



ヒメオドリコソウの蕾がだいぶふくらんでいました

ヤマアカガエルが産卵する池では



こんな産みたてのものがたくさん!



だいぶ増えてきました

はっきりといつかはわからないのですが
かなり前に産み付けられた卵塊から
とうとう



ゼラチン質の球の壁を破り
泳ぎだすものが!

水温によって発生速度が異なるそうなのですが
受精卵からここまで約2週間だそうです



やっとオタマジャクシらしい体型に!
この状態で3日ほどじっとしていてから泳ぎだし
自分でエサを探し始めます

オタマジャクシになることは誕生、と呼べるのでしょうか?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nさんの日本画完成

2010年02月20日 | 教室風景
Nさんはお孫さんを描きました。



F4 日本画

まるでカメさんと散歩しているよう。
ふんわりとした自然な表情、
ほっぺたのぷくぷくした感じ、
腕や指の柔らかい肉感などの表現は
枚数を重ねてきたからこそ。
今までもお孫さんが誕生するごと、その
成長過程を何枚もの日本画作品にしてきました。

子供たちの成長とともに
力強くなっていくNさんの筆致は驚くばかりです!
HP「上郷の森 日本画教室」のなかの
“作品集”のなかのNさんのページには
制作順に作品が並んでいます。
どうぞあわせてご覧下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする