教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

2月最後の教室 日射し強まる

2022年02月26日 | 教室風景

朝の風は冷たいものの日差しは強くなっています。


ニワトコの枝先に蕾出現!春はすぐそこですね♪


遠くに猛禽がとまっていました。
近辺で何度かカラスに追われるノスリを撮り損ねているので
ノスリなのかな~と思うのですがトンビにとても似ています。

2月最後の教室日でした。


ますますコロナが身近に感じられた今月。感染対策をしつつ
皆さんとともに何事もなく続けることができてホッとしました。


中庭のコブシの蕾がふくらみスギ花粉も飛びはじめていよいよ春!
そう思うだけで新作に取り組む元気が湧いてきます。

あちこちでコジュケイが鳴き交わし森はにぎやかでした。


珍しくアカハラが目の前に♪


パラパラ何かが落ちてきたので見上げると樹皮をはぐタイワンリスが。
被害樹はいずれ枯死して、森の木々が減っていく。


朝のうちは池に氷がはっているのでカエルの卵を観察するのはお昼。
食事も移動もせわしないし毎年見ているのにどうしても確かめたい!


おお・・発生が進んでいます。原腸胚期。


とてもきれい♪


すでに尾芽胚期のものも。

そろそろヒキガエルも出てくる頃。あたたかい雨が待ち遠しいです。


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2月四回目の教室 春めいてモグラも活発?

2022年02月22日 | 教室風景

冬鳥を探し朝の森をゆくと


今までは枯色だった場所に土山がいくつもできていました。
これはミミズを探す過程でモグラがよけた土だそう。
表面はイネ科の草の根に覆われかたくなったように見えても
地下では多くの生き物が懸命に動き回っているのですね。

モグラといえば前に撮影したことがあるな~と過去記事を探してみると
2014年に「ハシブトガラスの狩り」を書いていました。

その当時撮影した画像を2点


一生懸命くちばしで地面を掘っていたハシブトガラスが
土中からひきずりだしたモグラ


大雨のあとで苦しくて地上近くに出てきてしまったのでしょうか。
カラスの観察力と機敏さには驚かされます。

2014年の記事を見直して、今の森との違いに愕然としました。
年々昆虫の種類が減り、鳥が減り、どんどん森が静かになっている。
今冬は寒さが厳しいとはいえ冬鳥が極端に少なく感じられるのは
やはり気のせいではない、と思いました。

2月四回目の教室日でした。


朝から快晴、強烈な陽射しに春を感じますが窓からの風は冷たい。
皆さんは暖かい飲み物などを持参、カイロなど貼って自衛しています。


午前中Hさんが、午後にSさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

土曜~日曜日は雨が降ったのでヤマアカガエルのカエル合戦があったはず。
ワクワクしながら前のめりで池に向かうと


凍ってよく見えない。。


氷の上から光をあてて撮ってみました。

お昼休み


新鮮な卵塊が増えているのが見えました♪


卵割ぶりを見たいのにピントがなかなか合わない。。
自分の腕を棚にあげカメラのせいにして、この時期になると
新しい防水の接写用カメラを仕入れたい気持ちが高まります。

この日会えた鳥は


美声でさえずるカワラヒワ


愛らしいアオジ


アオキの青い実をついばむヒヨドリ


茶トラにも会いました。

今週後半には気温が上がるそうなので目覚めた美麗蛾に会えるかも!
早春ならではの生き物との出会いが楽しみです。



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2月三回目の教室 ヤマアカガエルの卵観察

2022年02月19日 | 教室風景

冷たい風の吹く朝


小さな水たまりに薄い氷がはって美しい模様が見られました。


足元の枯れ草に霜


森の家別館の中庭にも踏みごたえのありそうな霜柱


水場にフユシャクの亡骸が落ちていました。クロテンフユシャクかな?
閉め切っていたはずですが室内に迷い込んでいたようです。
気がついたら逃がしていたのに。。元気なメスにも会ってみたい!

2月三回目の教室日でした。


立春を過ぎても「寒いですね~」が合言葉、なかなか暖かくなりません。
それでも4月までまったく活動できなかった昨年の冬を思えば
お仲間とともに描けて次の作品を考えることのできる今年はありがたい。


少しずつワクチン三回目接種を済ませたメンバーが増えてきました。
今まで通り何事もなく笑顔で暖かい季節を迎えられますように。

朝のうちはヒヨドリによく会いました。


やはり寒いのでしょう、まん丸になっています。


霜のおりた地面で食べ物を探すアオジも羽根を膨らませていました。

この日は鳥探しもそこそこに池に急ぎました。
そろそろヤマアカガエルが産卵しているはずです。


やっぱり!
氷に覆われた池の底に卵塊が見えました。


木道にはまだ新しいアライグマの足跡がいくつもありました。
カエル合戦に来たヤマアカガエルを襲ったのか卵を食べに来たのか。。

池の氷がとけたお昼休み、ふたたび池に行き


卵塊の横にカメラを入れて見ました。


だいぶ発生が進んでいます!
ヤマアカガエルの卵割の様子を見るのがこの時期の楽しみ♪

水の中でゆらっと動くカエルも見えたし、まだ合戦を見られるチャンスはある!
枯れ野を歩く足取りも軽くなりました。


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Iさんの新作日本画(024)

2022年02月18日 | 教室風景

Iさんは絹本に花を描かれました。


 日本画 F3

まるで雪原のよう。銀色に輝く空間に咲き誇る百合は可憐で艶やかです。
いままで思い切った鮮明なデザインを好んで選んできたIさんが今作は
落ち着いた感じに仕上げると決め自然な色合いでじっくり描写されました。

近づいてみました。


絹は薄く透けるため骨描きをしたのち裏から銀箔をおし表からは胡粉
をかけ銀箔の輝きを和らげました。底光りする背景に負けないよう
細かい岩絵の具を何度も重ね、凛として晴れやかな作品となりました。

ご自身の直感に従い根気強く新しい世界を模索し続けるIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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Hさんの新作日本画(028)

2022年02月16日 | 教室風景

Hさんは色とりどりの薔薇を描かれました。


 日本画 F4

長年大切に育てた薔薇を一つの画面におさめた優雅で爽やかな作品です。
濃く鮮明な花葉と淡い花をまとめつつ映える背景や、花瓶は何が良いか
描きながら試行錯誤を重ね、深みある素晴らしい仕上がりとなりました。

近づいてみました。


色数が多くボリュームのある上半分と花瓶をつなぐ白薔薇に虹色の
線描きを施しガラスの中にも薔薇の色を響かせバランスをとりました。
始め陶器だった花瓶をガラスにして大正解。粘った甲斐がありました。

時間をかけ丁寧に取り組むHさん。どの作品も明るく爽快です。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのHさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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Hさんの新作パステル画(029)

2022年02月15日 | 教室風景

Hさんは卓上の果物を描かれました。


「桃」パステル画 F4

皿の上に桃が三つの静かな光景ですが台に施した右上がりのタッチ
が躍動的で作品に生命感を与えています。それぞれの桃は濃密で
表情豊か。重量感があり完熟の魅惑的な香りが漂ってきそうです。

近づいてみました。


全体に重ねた黄土色とあえて塗りのこした三辺の白さがどこか
懐かしく落ち着いた雰囲気を醸しだしています。時間をかけた
桃は産毛や汁気も感じさせ自然で迫力ある仕上がりとなりました。

近作はモチーフの幅を広げ大小の作品に精力的に取り組むHさん。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のHさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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Iさんの新作水彩画(020‐021)

2022年02月14日 | 教室風景

Iさんの新作水彩画を2点続けてご紹介いたします。


「野菜」水彩画 F4

家にあった野菜を組み合わせ、時間とともに水分が失われ軽くなり
葉が伸びてゆく様をよく観察し描きとめました。光も刻々と変わる
なかそれぞれの特徴をとらえ周りの空間も伸びやかに表しました。

近づいてみました。


勢いのある葉の根元部分は何度も描き直して強調しエネルギーを
とられた玉部分はやや弱く。椎茸の傘裏の薄い膜、乾燥した軸、
軽さも繊細に描き分け生き生きとした実感ある野菜となりました。


2点目です。


「アッサムにおい桜」水彩画 F3

お庭で晩秋に咲き始めたルクリア。葉まで豊かな秋色に彩られた
華やかな姿を明るく真っ直ぐに表現されました。あたりに漂う
甘い香りと澄んだ秋の光を感じさせる透明感あふれる作品です。


茎の出方、葉の重なりをよく観察し細い腺で軽やかに鉛筆デッサン
しました。茎と葉脈に入る赤色に強弱をつけ全体をバランスよく
まとめ上げました。花の愛らしさをとらえ丁寧に描写されました。

どの作品にも心地よい風が流れているIさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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2月二回目の教室 アカハラふたたび

2022年02月08日 | 教室風景

朝9時。別館の中庭に出ると


体育館裏手にたつ鉄塔から大きな声がしました。

てっぺんに人がいるような・・・思わず望遠で確かめると


命綱をかけかえながら作業をしている方々がいました。
重そうな道具を体につけ寒いなか高い所で数時間。おつかれさまです!


撮影する私の周りをハクセキレイがチョコチョコ歩きまわっていました。

2月二回目の教室日でした。


上天気だったものの通りかかる人はまばらで静かな一日でした。
立春も過ぎたというのに温めたニカワがあっという間にかたまる。。
次回はカイロを2枚貼りしようと思うほど冷えました。


午前中にIさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


森へ行く階段を上がると

先を行くアカハラが見えました。
いつも使っているレンズを修理に出してしまったので、この日は
PanasonicG7にVARIO45-200mmを装着して撮影してみました。


遠くのアカハラが見た通りにカラッと撮れる。
軽くて小さくて便利な機能が多々あり撮影が楽ちん。


エノキの梢にいたシメ


暗いところで動き回っていたアオジも


逆光、遠くのモズもよく見える。

今まであれこれ苦労していたことがカメラ任せで大丈夫なのがさみしいほどでした。
でもずっとPENTAX。いつもの愛する重たいK-5のほうが色味も雰囲気も好きだな~と
あらためて思いました。



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2月最初の教室 ピンボケな立春

2022年02月05日 | 教室風景

待ちに待った立春♪冬鳥もそわそわし始める頃です。
冬ならではの出会いに期待して森を歩き始めたら


アカハラだ!それともアカコッコ?

せっかく会えたのに何だかカメラがおかしい。
あわててマニュアルフォーカスに切り替えてピントをあわせようとしたけれど
目のほうもあやしいのでジタバタしているうちに飛び去ってしまいました。


こちらはシロハラ。
藪の中、手動でピントを合わせているうちに逃げてしまいました。

違うレンズを装着したらオートフォーカスが作動したのでカメラの故障ではなく
ズームレンズの故障。。2年前に買ったばかりなのに、冬鳥の時期なのに!
朝散歩の帰り道は何だか薄暗く寒々しく感じられました。

2月最初の教室日でした。


見えないコロナウイルスを恐れながら3度目の冬。
換気に消毒、密にならない、の他には何かできることはないかと考え
できる範囲をあちこち掃除。心なしか辺りの雰囲気が明るくなります☆


カレンダーをめくってもうすぐ春。作品展に向けて新作を制作中です。
2年お休みしてしまった作品展を今年こそ開催できるとよいのですが。

お昼休みはコンパクトデジタルカメラで撮影しました。

冬色の森で春のきざしを探して


ニワトコの新葉がひらきそう!


だいぶ膨らんできたヤシャブシの蕾


ハンノキはもうすぐ開花
長く垂れ下がっているのが雄花序、赤っぽく丸いのが雌花序


葉をもむと胡麻の香りがするというゴモジュ
早くも花が咲いていました。今度香りをかいでみよう♪


春の芽吹きをホオジロも待ち望んでいることでしょう


毛ヅヤのよい若いトラさんにばったり

あいかわらず静かな森の、内にひそむ生命力に元気をもらいました。


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1月最後の教室 日ざし強まる

2022年02月01日 | 教室風景

だいぶ日の出が早くなりました。


枯れ残ったススキの穂が金糸のようにキラキラと


ヤマノイモの果実殻も朝日に照らされて輝いていました。

1月最後の教室日でした。


昨秋、賑わいを取り戻したかに見えた施設周りもふたたび静かに。
依然寒さも厳しいですが窓から射す日光の力は増し確実に季節は動いています。
もうすぐ立春!春の良い気が入ってくるよう内外の窓、床も綺麗にしました。


午後にはHさんが日本画作品、Hさんがパステル画作品、Iさんが水彩画作品を
完成させました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

午前中は北風がふいて冷えました。


頭上の枝はエノキ、右手は主にコナラ、左から大きなニワトコの枝が伸びて
夏は緑のアーチができるところですが今は青空がすっきり見えます。


イヌコリヤナギの白い穂がだいぶでてきました。

カラカラに乾いた森で落ち葉をひっくり返していたのは


賑やかにおしゃべりしながら集団で移動するガビチョウ


一家団欒風景にほのぼのするコジュケイ


単独で行動する敏感なシロハラ
今年はまだアカハラを見かけていません。


地面で食事していたのに驚いて飛び立ったアオジ

どの鳥も枝かぶりでボケボケ。。
なかなか日なたの撮りやすい場所に都合よく出てきてはくれません。


分かれ道のところにある白梅の蕾が膨らんでいました♪楽しみです。

お休みにしようか迷いつつ1月はあっという間に終わってしまいました。
白梅が満開になる頃には明るいニュースが増えていますように。


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