教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

1月最後の教室 フユシャク雌雄を探す夕暮れ

2024年01月30日 | 教室風景

渋滞で遅く森に到着したこの朝もウソに会えました。


あまり動かずのんびりウツギの実をポリポリついばむさまを
見ていると、時間がない!と焦る気持ちがやわらぎます。


メスの方が積極的。
雌雄どちらもむっくりしていてほんとうに可愛い♪


すぐ近くにエナガとメジロの小団がやってきましたが
忙しくさえずりながらあっという間に飛び去ってしまいました。


一番会う野生動物はタイワンリス。
この日もケヤキの皮を一心不乱に剥いていました。


白く光っているところが被害にあったところ。
かなり大きい木ですがこの先が心配です。

1月最後の教室日でした。


この日も明るく、振り返れば今月の教室日はほぼ晴天でした。
敷地入口の白梅は花盛り♪近づく春に筆運びも軽やかです。


自身の課題に向き合い、集中しているとあっという間。
進めるほどに次の課題が見えてきて作品への愛情も深まりますね。

今は周辺にあまり華やかな彩りがありませんが


水仙の色と素晴らしい香りにハッとします。


この何もなさそうな舗装された道沿いの
数メートルおきに設置してある外灯を観察するのが
この時期の楽しみ。まれにフユシャクが見られるのです。

この日も手を伸ばしてあてずっぽうに撮ってみると


ああっ!フユシャクのメスだ~♪


あと20㎝背があれば楽に撮れるのに。
何枚も撮ってようやくピントがあったのがこちら。
シロオビフユシャクのメスなのかな?

これはオスも近くにいるに違いない、と外灯を見ていくと
20メートルほど離れたところに


フユシャクのオス発見♪


クロテンフユシャクのようです。

メスは翅がなく、フェロモンを出してオスを呼ぶそうで
ペアになっていれば判別も容易でしょうが
先に見たメスが何なのか判断できず。本やネットで見ると
クロテンフユシャクのメスの尻毛はそんなに白くないような。

気付けば夕暮れ。外灯がついて夜行性の生き物が動く時間と
なりましたが、すっかり冷え切り撤収しました。
これからの出会いが楽しみです。


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1月四回目の教室 姿を現す小鳥たち

2024年01月27日 | 教室風景

朝からすっきり晴れました。


土日の雨でヤマアカガエルのカエル合戦があっただろうと思い
いそいそ池に急ぎましたがその痕跡はなく、何より水がない。

そんな乾燥しきっている森で歩きタバコのカメラマンがいて驚きました。
思わず二度見!火気厳禁と心の中で思いましたが口にはしませんでした。


ノシランの実の色は冬の青空のようで心が洗われます☆

この朝もウソに会えました♪


近くのウツギに飛んできて実をポリポリ


メスの方がこちらをあまり気にしません。


ウグイスも目の前に飛び出してきました。
厳しいこの季節、みな懸命に食べ物探しをしています。


久しぶりのエナガちゃんも♪

1月4回目の教室日でした。


この日は短時間で皿の上のニカワが固まってしまい電熱器が大活躍。
筆も固まるのでお湯を使いながら、冬の日本画制作は忙しい!


午前中にUさんの水彩画新作を撮影することができました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆


遠くでタイワンリスがいつもと違う調子でずっと鳴いている。。
その悲鳴のような声がする方へ近づいてみると


樹上に白くて大きな猛禽が!ノスリのようです。
もうちょっと近くで見たいと一歩踏み出すと飛び去ってしまい
撮れたのはこの一枚きりで残念。

あの声はリス仲間に警戒を促す鳴き声だったのだと納得。
私が近づくと、疲れ切ったリスはおざなりに鳴きました。

この日はあちこちで


木の幹をかじるタイワンリスを見かけました。


木の皮を剥いで、しみ出てくる樹液をなめているそう。


樹下の地面が白くなるくらい剥かれた樹皮が散乱。。

樹皮を面で剥がされてしまうと、いずれ枯死してしまうとか。
そんな木がこの森にはたくさんあり、近年ナラ枯れ被害の木も増えて
20年前と比べると森の様相がだいぶ変わってしまいました。


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1月三回目の教室 2種のフユシャクに出会う

2024年01月20日 | 教室風景

目の前の草藪でカサコソ音がするので見ていると


出てきました!


かわいい~♪ウグイスのようです。
歌声の響く季節が待ち遠しい。


この日も雌雄のウソに出会えました。
ウツギの実をポリポリ静かについばむ様子に癒されます。


遠くにシメも。薄曇りなのが残念です。

1月三回目の教室日でした。


この日も小鳥の歌を聴きながら心穏やかに作業を進めてゆきました。
やれはやるほど次の課題が見つかり楽しみは続きます。


冷え込まず乾燥しているので下地作りにはぴったりの一日でした。
秋頃に開催予定の作品展に向け鋭意制作中です☆

お昼には青空が広がり風が吹きはじめました。


お天気は下り坂の予報

日射しが出た途端、足元から小さな蛾が飛びだしました!


あわてて駆け寄ってみると、ナミスジフユナミシャクでした。
出現時期は11月~1月


いつも頼りにしている外灯の柱に、ウスモンフユシャク
出現時期は12~1月。今しか会えない生き物です♪

ほかにも


草むらで息をひそめる生き物を狙うモズ


アオキにタイワンリス


8羽で移動していたコジュケイ一家


数羽で葉っぱをひっくり返すガビチョウなどにたびたび会いました。


冬ならではのシロハラは単独。がんばれ!

この森にはタイワンリスやガビチョウやコジュケイがかなり多く
旅鳥まで養えるのだろうかと心配になります。



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Aさんの新作日本画(073)

2024年01月18日 | 教室風景

Aさんは北の大地の清らかな流れを描かれました。


「神々の住む所」 日本画 P10

古来よりアイヌの聖地とされてきたカムイコタン。露出した
変成岩と夕張川の激流を緻密に描き込みシマフクロウも加え
この場で感じた崇高さを表しました。力感あふれる作品です。

近づいてみました。


太古のダイナミックな地球の営みに思いを馳せながら、岩の
削れ具合、水の動きや透明感までよく観察し見事に表しました。
臨場感溢れる魅力ある表現は確かな技術と観察眼の賜物です。

今までも粘り強く作業を積み上げ数多く描いてきたAさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のAさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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1月二回目の教室 ウソのささやき

2024年01月16日 | 教室風景

フィッ フィッ フィッ
ささやくようなウソのさえずりが聞こえました。

声の主は小枝の入り組むところに


雌雄2羽がいました♪


くちばしに食べかすをくっつけて枝から枝へ。
胸がピンクなのはオス、ベージュなのはメス


澄んだ声でさえずりながら、シジュウカラもやってきました。


この朝は薄曇りで寒く感じられましたが霜はおりておらず
日が高くなるにつれ青空がでてきました。

1月2回目の教室日でした。


今年初めましての方がちらほらで、まずは肩慣らしから。
この日はあまりニカワが固まらず快適に進められました。


昨年末より日の力が強く、日没が遅くなったのを感じます。
色や粒子の重なり具合がよく見えて描きやすいですね♪

お昼には風が弱まり気温があがりました。


久しぶりのムラサキシジミ!
眠りから覚めてしまったようです。


この日はジョウビタキのメスが低いところにいました。


ぐんぐん近づいてきて


足元にまでやってきました。


近くでレンズを向けられても我関せず、なのはアオジも同じ。
よほど食べ物がないのか探しやすいのかアスファルトをうろうろ‥


ハクセキレイは視線を外すと近くに寄ってきて
だるまさんがころんだをしている気分♪


タイワンリスも低いところで食べ物探し。
このコは警戒して枯れ枝に同化しているつもり。

そろそろヤマアカガエルの産卵が気になりますが森はカラカラ。
干上がった池が多いのに驚きます。



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2024年最初の教室 小鳥飛びまわる森

2024年01月13日 | 教室風景

久しぶりに朝の森を歩きました。
前回は紅葉の名残りがありましたが今は寂し気な枯色でした。

ポリポリ…プツプツ…
小鳥のついばむ音が聞こえたと思ったら


足元にアオジが♪
ぐんぐん近づいてきます。


口元を拡大して見ると何かの種なのでしょうか、
数mmの粒をしきりについばんでいました。
食事に夢中で目の前の人間などはお構いなし。


昨秋にネナシカズラが繁茂していたススキの原は
綺麗に刈り込まれて、歩きやすくなっていました。


霜に朝日があたってキラキラ虹色☆
肉眼ではもっとカラフルに見えるのですが撮影が難しい。。


羽を膨らませるヒヨドリはこの時期ならでは


カワラヒワを撮影したのは久しぶり♪
広葉樹はほとんどが葉を落として、森は明るく
小鳥の姿がよく見えるようになりました。

2024年最初の教室日でした。


2000年から始まったこのお教室もおかげさまで24年目に!
今年もよろしくお願いいたします~と新年のご挨拶をして
3週間ぶりの課題に向き合いました。


午後には2年ぶりにいらしたOさんの笑顔を見てホッとしました。
制作しながら新しい自分と出会ったり、楽しくお仲間と交流したり♪
この場ですごす時間が今年も豊かなものとなりますように。

午後、AさんとIさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


お昼には気温があがりました。


つぶらな瞳に丸いお尻のシロハラ


咲き残るサザンカにはメジロたち


一心に耳をすますトラさんは笹鳴きするウグイスを狙っているよう。

さらに強そうな捕食者は上空から獲物探し


ノスリがぐるぐる飛びまわっていました。
翼の内側と胸は肉眼だともっと白く輝いて見えます。


日暮れ時、車の前を6羽のコジュケイ一家が横切りました。

厳しい季節、森でみな必死に食べ物を探していました。



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2024年元旦

2024年01月01日 | その他

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます


すばらしい一年になりますように!


玄関はお気に入りのメンバーでにぎにぎしく

風は強いものの気持ちよく晴れたので近所を歩くことにしました。

あの木はどうなったかな?
思い出してヤドリギのついたケヤキを見にいきました。


初めて見たときは目の高さにあって感激しました。
その時より大きくなっています。


薄黄緑色の実がなっています。熟すると黄色になるはず。
一年に一節しか大きくならないそうです。


葉裏になにかの卵の抜け殻が。カメムシのものでしょうか。


公園のイイギリの実にはこの日もヒヨドリ


クロガネモチも鈴なり


大きな赤い実がなっているあの木なんだろう?


モチノキのようです♪

そういえば晩秋に似た実を見たな~と撮影画像を探すと


葉っぱが長~い


見直したらシロダモの実でした。

元旦は心穏やかに近所のお寺におまいり☆
今年も歩き回るお正月になりそうです。


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