教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

11月末 水辺の小さな生き物たち

2020年11月30日 | 生き物

フユシャクのメスとの出会いに喜んだ日は日差しが強く
いろいろな生き物が活動していました。


水辺に行くと立派なアオサギが


一本の棒のようになってチャンスをうかがっていました。

狩りの邪魔をしては悪いのでコースを変えると


睡蓮の葉の上にクロコノマチョウが。
この水辺には幼虫の食草のジュズダマなどが多いのです。
この夏は産卵も見られて嬉しかった☆

近くのクヌギ林でも


枯葉にそっくり!


近づいたら逃げてしまいました。
一度目を離すともうわからなくなってしまいます。

この時チョウを見失ったのは猫が歩いてきたから。


サッとテーブルに上がりました。


貫禄あるフワフワさんです。仲良くなりたいな。。


ウラギンシジミに


ムラサキシジミ


そしてツバメシジミ。
他にもテングチョウやキタテハが飛んでいて成虫越冬するチョウたち
にたくさん会えました。

また晴れたら会えるかな?暖かい日は期待で足取りも軽くなります。

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近所の柵にいた憧れの生き物

2020年11月29日 | 生き物

陽ざしが暖かかった正午ごろ公園の柵で素敵な出会いがありました。

この日は入れかわりたちかわり目の前にチョウがあらわれた日で


普段は敏捷なルリタテハものんびり日光浴


丸めた口吻が可愛い♪


このくるりんを両側から観察するほのぼの時間・・

ルリタテハが柵内の木に飛び去ってしまった後
あらためて目の前の外柵を観察すると


直径20㎜ほどの扁平な泥製徳利が。
ムモントックリバチのものでしょうか、似たものが他の場所にもありました。

そして最も嬉しかった出会いは


こちら!
思わずおおっ♪と声が出てしまいました。


この日はクヌギコナラ林に小さなフユシャクが多数飛んでいました。
フユシャクは冬に出現するシャクガで様々な種類がいます。

ヒラヒラ舞う彼らを追いかけたりしてお腹いっぱいになっていたのですが


メスに出会ったのは初めて!
翅が退化したメスは飛べません。

メスは落葉の下などにいてフェロモンを出しオスがやって来るのを待つ
ということで見やすい場所にいるなどまれ!
探しもせず珍しいペアに会えるなんて♪


風でふわっとオスの翅がめくれあがってメスの腹部が見えました。


これがクロスジフユエダシャクのメス。。腹部の横筋が緑色っぽく見えます。

鼻息あらく撮影すること数分。お邪魔しました!


冬季に発生するフユシャクの仲間は多くが夜行性。
メスに会おうと思ったら寒い夜の公園に行かなければならないようで
メスとの出会いは諦めかけていました。

このクロスジフユエダシャクはフユシャクの中では珍しい昼行性、
初冬に発生する種類。


ようやく撮影できたこのオスもクロスジフユエダシャクなのかな?
前出のものは翅に線が2本見えるけれどこれは1本に見えます。

この光景を見てから柵も気になって近所の公園の魅力が倍増しました。
人工的なものも野生の生き物たちはたくましく利用しているのですね。

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11月最後の教室 晩秋の実り

2020年11月28日 | 教室風景

プツ プツ プツ‥
茂みから小鳥が実をついばむかすかな音が聞こえてきました。


隙間から見ると、ウソでした!
傍らには胸が紅色のオスもいて何とか撮影したかったのだけれど断念。
小さな群れが食べていたのはウツギの実。また会えるかな~?

11月最後の教室日でした。午前中は曇りで入ってくる風は寒いけれど
動けば暖かい、晩秋らしい一日でした。


まだニカワが固まるほどの気温ではなく軽快に描き進められます。
換気をし程よい距離をとりマスクをして手をよく洗う。
コロナ対策をしっかりとして厳冬期に備えます。


これから先ずっと、マスクをしての作業が当たり前になるのでしょうね。
インフルエンザワクチンを接種された方が多いようで、遅ればせながら
私も初めて申し込みをしました。

朝の森は快適なものの雲が垂れこめていつもより暗く感じました。


手すりに絡んだツタにうっとり


黄色くなったイヌビワの葉に藍色のヤブミョウガの実


色とりどりのニシキギ
秋ならではの彩りに時を忘れます。


マユミの実も熟しました。

実のまわりには小鳥がいるのにいつも逃げられてしまいます。
小鳥たちの食事風景をのんびり見たいな~。


ハンノキの実を見ていたら枝先に蜘蛛の住処があるのに気づきました。

そっと覗くと


見えたのはお尻側。それでもビジョオニグモのメスだとわかりました。
名前の通り美しい蜘蛛です♪


メタセコイアは赤褐色になるまでもう少し。

残るアザミの花にはホウジャクの類が飛びまわりジョロウグモも健在。
次回歩く頃に秋はどのくらい残っているのでしょう。


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冬支度のすすむ森

2020年11月26日 | 自然

フユイチゴがたくさん実っていました。


輝く赤い実☆


森の生き物のごちそうなのでしょうね。

ここへはノササゲのサヤがどうなっているか確かめに行ったのです。
時折見かける身近な植物ですが秋の大きな楽しみです。


弾けてお豆が出ています!


中の豆は白っぽい藍色、葉は黄色くサヤの外は紫、内は白。
初めて出会った時、あまりの美しさに感激しましたっけ。


コウヤボウキが花盛りになっていました。今年は遅いかな?
同じ場所で一ヶ月ほど前、似た植物カシワバハグマを見ました。


1つの花に大きなガガンボが集まっていました。


晩秋にスミレ


小さなアマガエルにも会えました♪

かすかに枯葉の動く音・・


ヤマカガシです♪

やっと会えたというのに頭部は見えず静かに森の奥へ消えていきました。
そろそろ冬眠でしょう。次に会えるのは5か月後くらいかな。

少しずつ秋が遠ざかってゆきます。

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11月のかがやき

2020年11月24日 | 散歩

最近出会った彩りをならべてみました。


大好きなエナガちゃん


可愛いさえずりが聞こえたと思ったら
あっという間に飛び去ってゆきます。


このお尻に癒されます~☆


イチョウがいよいよ色づいてきました。
隣のカツラはほとんど葉を落とし早くも冬支度完了です。


驚くばかりの鮮やかさ!


いつまでも見ていられる。。
時間も何もかも忘れてしまいそうです。


今年のハゼノキの彩りは見事です。


夢のように美しいものがたくさんあって驚きの連続


見つめていると心が静まりいつの間にか無心になります。

秋も深まり、ますます歩みがおそくなりそうです。

 


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ハリギリの実 ウコギ科の仲間たち

2020年11月22日 | 自然

山の中の大きな柿の木のうしろに


大きなハリギリの木があります。
ハリギリはウコギ科ハリギリ属


若い幹にはトゲがたくさんあるこの巨大なハリギリの木を

毎年秋になると落ちる実を拾って観察しようと思っているのに
いつもタイミングが合わず


11月中旬で実はまだ青い状態でした。


このハリギリの実を見ていたら、少し前に違う森で見た実を思い出しました。

11月初旬


あまりにも葉が大きいので驚きましたがタラノキのようです。


タラノキはウコギ科タラノキ属


タラノキのこの実の形。先日見た植物をまた思い出しました。


今まさに花盛りのヤツデ


この実りの写真は3月頃撮影したもの
熟してくればヒヨドリなどがついばみにやってきます。
ヤツデはウコギ科ヤツデ属

他にも身近なウコギ科の植物はあって


キヅタ
この写真は2月頃撮影しました。熟すとタイワンリスが食べに来ます。
今年10月頃確かに花も撮影したはずなのにどうしても見つけられませんでした。
キヅタはウコギ科キヅタ属

もう一種


カクレミノ
この写真は8月頃撮影したもので多くのハチやアブが来ていました。
多くの昆虫が訪れる花も撮影しているはずですが。。
カクレミノはウコギ科カクレミノ属

ウコギ科の植物は約60属900種あるそう。
出会ったものを並べてみると実の形やなり方が似ていました。

過去の画像ファイルをじっくり見直せばもっとあるはず。。
ちゃんと整理しようと思いながら月日がながれていきます。




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11月四回目の教室 色づくツタウルシ

2020年11月21日 | 教室風景

チッ・・チッ・・チッ・・
かすかなさえずりに耳をすまし目をこらすと


暗い茂みにアオジのオスがいました。
体が痒いのか飛びながら何度も羽繕い。久しぶりに間近で見ました♪

11月四回目の教室でした。
生暖かく湿った風が窓から吹き込んで動けば暑いほど。


午前中にしては珍しく参加される方は少なく乾き待ちの間はいろいろおしゃべり。
長年おつきあいいただいている人生の先輩の言葉に気持ちが引き締まります。


午後はにぎやか。今後の活動場所について話し合いました。
新型コロナ感染症の勢いが再び増す中これからどうしていくのか。
来月には活動場所に動きがあるかもしれません。

朝から雲の動きが激しく時折雨がぱらつきました。


雲間から日が射すことも。気温が高くて上着がいらないほどです。


ツタウルシが色づいていました。危険危険☆
道から遠いところにあったので安心して眺められました。


白いスズメウリの実が可愛い。
ヤマグワやヒメコウゾの葉が黄色く色づいてきました。


ノブドウのカラフルな実をうっとり眺めていたら


赤とんぼが視界に入りました。
アキアカネのようです。見上げると他にも数頭飛んでいました。


リンドウはまだしばらく楽しめそうです。


ガガイモの実もたくさん。

早朝に降った久しぶりの雨で落ち葉が濡れた森には甘く芳ばしい、
何ともいえない良い香りが漂っていました。

季節外れの風は心地よいのに気分は何だか落ち着かない。
重なる怪しげな雲がコロナ禍の見えない不安を象徴しているかのようでした。


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あたたかさに誘われて

2020年11月19日 | 生き物

気温が高く上着いらずの日が続いています。


ムラサキシキブの葉は黄色く色づいているものとまだ青々としているものが。
植物も冬支度すべき時期なのかどうか迷っているのかも。


ムラサキシキブの実を眺めていたら、猛スピードでルリタテハが飛んできて
目の前の葉にピタリととまり日向ぼっこを始めました。
こんな時、会いたいと思っている人が立ち現れたようで嬉しくなります。


アカタテハも♪
ルリタテハ、アカタテハともに成虫越冬するタイプ。
毎日こんなに暖かいとなかなか休めませんね。


ホウジャクの仲間もブンブン飛び回っています。


ピンクの小菊にテングチョウ


この白い菊はよい蜜が出ているようで数頭のキタテハに


羽音も体も大きいスズメバチ


シジミチョウも


横から見るとルリシジミでした。

快適な気温のなか蝶の飛びまわる光景を見られるのは嬉しいけれど
もう11月下旬。季節外れのものが多いと少し不安になります。

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川沿いに残るいろどり

2020年11月18日 | 散歩

母の診察が終わるのはいつも正午頃。お天気が良い日はお昼持参です。


コンビニスイーツが思いのほか胃にどっしりきたので腹ごなし。
はじめての道はワクワクします。


アキアカネかな?日向には活動している昆虫がチラホラ。


大きなカマキリがゆっくり道を横断していました。


あっという間に母の指が伸びてきて道脇の緑へポイッ。
自転車乗りの方が多いので早急に避難させました。


川岸には石があり、その上を見慣れない鳥が歩いていました。


イソシギなのかな?かなり遠いのでこれが精いっぱいでした。


近くの草むらにはスズメたち


草の彩りが華やか♪


ノイバラの実がよくついていました。


こんなところにヤクシソウが。

遮るものがなにもなく真冬は風が冷たいかもしれないけれど
平坦な道で良かった。でもベンチとお手洗いが少ないかな~。
足に優しい散策コースを探して地図とにらめっこしています。


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11月三回目の教室 光あふれる森

2020年11月17日 | 教室風景

朝から季節外れの暖かさでした。


メタセコイヤは黄緑色から褐色へ。

11月三回目の教室室内は暑いほどで、久しぶりに窓を全開にしました。


熱心に課題に向き合う皆さん。それぞれの方法で世界を広げてゆきます。


少しずつ、でも確実に変わっていく作品。
自分で描いているのにあらわれたものに驚くこともしばしばです。

爽快な青空が広がる森には黄色のいろどりが増えていました。


ケヤキの葉の黄色


ヤマノイモの葉は鮮やかなレモン色!ヘクソカズラの葉も染まりました。

ヤマノイモの葉をよく見ると


ツユムシの仲間がいました。
サトクダマキモドキにしては小さい、けれど似ている。


大きな産卵管が見えます。ヒメクダマキモドキのようです。
南方系の種だそうですが5年ほど前から毎秋出会っています。


秋色の葉に似たメジロたちがにぎやかに通りすぎてゆきます。

あまりにも眩しいので木陰に入ると


驚いたクロコノマチョウが飛び出しました。
目をはなすとどこにいるかわからなくなるくらい枯葉にそっくりです。


虹色に輝くクモの網にしばらく見とれました。

強い日差しに照らされた秋の森は美しいものにあふれていました。


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