7月は動かなければいけないことが多くてあっというまでした。
振り返って、出会った身近な生き物たちをご紹介いたします。
シオカラトンボ
産卵するウマノスズクサを探すジャコウアゲハのお母さん
巨大なカタツムリはミスジマイマイでしょうか。
樹液で見るよりも草で見ることが多いアオドウガネ
夕暮れ、ようやく会えたカワセミ
今年は数が多いような。。トウキョウヒメハンミョウ
だいぶ翅が傷んでしまっているけれど元気だったムラサキシジミ
産卵場所をさがしているようでした。
猛烈に暑かったり曇り空が続いたりで7月はお天気についていくのが
大変でした。8月も近所をくるっとひとまわり散歩が続きそうです。
蚊を払いながらいつもの散歩道をいくと
イネ科の草を一生懸命食べている猫に出会いました。
食べにくそう。。
でもこの草がいいのでしょうね。他の猫も食べていました。
ああ、耳に蚊がついているよ。私の腕にも。夏だねえ。。
初夏の花に感動したハクウンボクの実がたくさんついていました。
エゴノキの実に似ていますね。
今年5月11日に撮影した花。やはりエゴノキに似ていますが
見上げるばかりの大木で葉も大きく迫力があります。
シロツメクサの葉の周りをとぶモンキチョウを見ていると
産みそう・・と思い何度も撮影しましたが卵は見られず。
慎重に葉を選んでいるようです。
ようやく産みつけられた卵は紡錘形。
あまりにも産まないので難産なのかと思いました。
咲き残るバラの花に顔をうずめていたのはアオドウガネ
もやっとしたお天気でしたが出てよかった♪
夏は生き物との出会いが多くて嬉しくなります。
お昼までは晴れていました。暑さにあえぎながら歩いていたら
オオスカシバ!
アベリアの花で今年も見られました♪
かっこいいスズメガの仲間の中で一番好き♪
子供の頃初めて見たときの感動が忘れられません。
なかなか思ったように撮れませんが
追っているだけで楽しい♪
こんな日が来るとは思いもよりませんでした。
クマバチ団地にも行ってみました。
5月頃ほどではありませんが時折ハチが巣穴を出入りしています。
試しに穴を撮ってみると、目があいました。
見たこともない黄色のハチがいたので新種かと思いましたが
全身花粉まみれになったクマバチでした。
花の少ないこの季節、どこでこんな花粉を身にまとったのか
インタビューしたくなりました。
すっきりしないお天気が続いて今が梅雨のようです。
ヒマワリの顔も曇りがち
この頃モンキチョウをよく見ます。
ケイトウの花は種類が多いですね。
目の前にムラサキツバメが舞い降りました!
一瞬さした日光に翅をひらいてくれるかと期待しましたが残念。
長~い尻尾のニホンカナヘビ
つい撮影してしまうナナホシテントウ
この日のクヌギの樹液レストランにはいつものカナブンと
翅がいたんだジャノメチョウ
そろそろスカッとした夏らしい青空が見たいものです。
ショボショボと雨が降り続いた日
午後遅くようやく散歩ができました。
こんな蒸し暑い日、猫はどこにいるのだろう?
さがし歩くと
梅の木の上にいました♪
この茶トラさんは若く仕草が愛らしい。
わざわざロープに体重をかけて
気がつくと足元にもう一頭
少し雨がぱらついてきて猫たちは屋根のある場所へ移動しました。
もつれあうようにして草むらに着地したモンキチョウ
アケビにとまっていたのはヒカゲチョウ
ミカン科の木に来ていたのはナガサキアゲハのメス
産卵していたようです。遠かったので卵を撮影できず残念。
咲きはじめのクサギの花の周りをぐるぐる飛び続けていたのは
クロアゲハのオス。縄張りを守っているようです。
雨が降り出すと葉陰に休み、やめば飛び出してくるチョウたち。
ひとときも無駄にしない姿に感心しました。
少し前までラベンダーがよい香りを漂わせていたハーブ園。
クマバチたちがブンブン飛び交っていましたが
今花盛りなのはブロンズフェンネル。
この花は小さな生き物が集まるので期待して観察すると
今年もアカスジカメムシが来ていました。
フェンネルはセリ科なのでキアゲハがよく卵を産みに来ます。
いたいた♪3頭見つかりましたがもっといるかもしれません。
一番撮りやすい場所にいるこのキアゲハの幼虫を撮り始めたら
風が吹き、目の前をモンシロチョウが横切ったので目で追ったり。
同じキアゲハの幼虫を再び見たのは1~2分後でしょうか。
あれっ?さっきまでいた場所に幼虫がいないので探すと
衝撃のシーンが展開していました。
:
:
ああ・・キアシナガバチに。
キアシナガバチは近づこうとすると嫌がって食べながら飛んで移動。
子育て中でしょうか、ハチも必死です。
ほんとうにあっという間の出来事でした。
さっきまで夢中で食事していた幼虫が無残な姿に。。
身を守る術を持たない幼虫は蜂や蜘蛛に襲われたり寄生バエに寄生
されたり、人間の手で駆除されたり。
この場所で蛹になったものを一頭しか見たことがなく、しかも
その蛹は寄生されていました。蝶になれるものはごくわずかなのですね。
川沿いの道を行くと、アカボシゴマダラがエノキのまわりを
飛んでいました。
産んだかな?
やっぱり!
母蝶はボロボロです。
適当に産んでいるように見えるけれどよい場所を選んでいるのでしょうね。
キアゲハの顛末に思ったよりもショックを受けていて
帰り道の運転はいつも以上に慎重になったのでした。
7月中旬から忙しない日々が続いているので時間はとれないけれど
近所の公園をちょこっとでも歩くのが癒しになっています。
また夕暮れになってしまった。。
強風のなか飛び続けていたトンボがとまりました。
カメラをかえてパチリ。ナツアカネです!
近づいてもまったく逃げずよいモデルになってくれました。
飛び続けているシジミを追ったらムラサキシジミでした。
サルスベリにいるのは。。シロテンハナムグリかな?
そうだ、クヌギの樹液をチェックしなきゃ!
今日樹液レストランに来ていた蝶はキタテハでした。
今年は樹液に来るスズメバチはとても少なく不思議なほどです。
巣がまだ大きくなっていないのでしょうか。
違う樹液にはシロテンハナムグリとカナブンたち。
カナブン同士はよく場所争いをしています。
ふらふら飛んできたツマグロヒョウモンのメスが
草につかまってすぐ、ぐるっとさかさまになりました。
ここが今日のねぐらのようです。時間を見たら18時!
駐車場にまた小走りしながら明日こそ昼休みに歩こうと思いました。
夕暮れ、川沿いの道を行くと涼しげなヒグラシの声が。
まだニイニイゼミが多くアブラゼミは少ないので際立ちます。
アカメガシワに何かついています。
若い実のようです。
調べるとアカメガシワは雌雄異株で実のあるこちらは雌株
こちらが雄株の雄花。ひと月前に撮影したものです。
雌雄異株とわかって何だかスッキリ!
時折雨がぱらつく一日でした。
期待をこめてアメリカスズカケノキを見に行くと
クワガタのメスがいました。
カメラを近づけたらどんどん割れ目のなかへ。。
クヌギの幹には大きなカシワマイマイ
樹皮にそっくりなコシロシタバ
光をあてると青っぽい部分があらわれました。
毎年確実に多種類の昆虫を観察できていた木がことごとくハズレ。
乾燥しすぎているのか薬剤をまいているのか。。
蚊が寄ってくる体質なのに今年はあまり刺されないのも不気味です。
Hさんは愛らしいお孫さんを描かれました。
「Who?」 鉛筆画 F6
本がずらりと並ぶ部屋で幼女が鏡越しにこちらを見つめています。
その純真無垢な瞳に心が洗われるようです。鏡像を中心にすえて
テーブルや背景などすべて創作し温かい物語を紡ぎだされました。
近づいてみました。
少女の愛くるしい外見だけでなく内側から溢れ出る生気や輝きを
描いたり消したり、時間をかけて見事にとらえました。配置された
それぞれのものが少女の生活や息遣いを伝えて世界にひきこまれます。
鉛筆という画材を楽しみながら理解を深めておられるHさん。
これから作品が増えていくのが楽しみですね。Hさんの作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページにおさめられています
この日も夕暮れ。駐車場が閉まるまで30分しかない!
速足で久しぶりに猫たちが集まる場所へ移動すると
いたいた♪
笹薮のまわりでは猫たちが夕涼みしていました。
皆ゆったり、元気そうです。
ゆっくりする間もなく次はクヌギ林へ。虫の集まる木があるのです。
すると・・
あっ、ゴマダラチョウ!
同じ場所で5年前に見たっきり。アカボシゴマダラを見るたびに
生存競争に負けたのだな~と残念に思っていました。
また会えて嬉しい!短い動画を録ってみました。
なんだか品がよい。。モノトーンの体に口吻の黄色が目立ちます。
こちらがゴマダラチョウと競合しているのではと心配している
外来種のアカボシゴマダラ。近所では圧倒的に多く
なんといっても大きく、迫力があります。
1998年に神奈川県で記録されて以降、南関東で定着、静岡県、山梨県
でも確認されている(「日本のチョウ」誠文堂新光社より)。
アカボシゴマダラは意図的に放蝶されたといわれています。
目の高さのエノキの梢にいる幼虫はアカボシゴマダラばかりで
繁殖力の強さが伺えます。
採集したものを全く違う場所で放すなんて環境破壊です。
ヒカゲチョウは樹液の近くで待機
クロコノマチョウはこの日のねぐらをここに決めたようです。
薄暗くなると、蚊と話しかけてくる人が増える。。
駐車場まで小走りした忙しない夕暮れでした。